イラン議会が通貨切り下げ法案可決 1万分の1に インフレ対策

イランのペゼシュキアン大統領(WANA提供、ロイター=共同)
イランのペゼシュキアン大統領(WANA提供、ロイター=共同)

イラン議会は自国通貨イラン・リアルについて、1万分の1への切り下げ(デノミネーション)を行う法案を可決した。イラン最高指導者ハメネイ師の影響下にある護憲評議会の承認と、ペゼシュキアン大統領の署名を経て発効する見通し。国営メディアの報道をロイター通信などが5日、伝えた。

イランでは、国内のインフレや9月の国連制裁の再発動などの影響で、自国通貨が1ドル=115万リアルに急落。国民生活への影響が深刻化していた。

イランのインフレ率は近年、年間30~40%台で推移しており、国際通貨基金(IMF)によると、2024年は32・5%だった。議会の経済委員長は国営テレビに「高インフレで紙幣の有用性が著しく低下していた」と述べた。

ロイターなどによると、新通貨への移行は数年かけて行われる。移行期間中は新旧通貨が流通することになるという。(岡田美月)

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