山代温泉湯治顛末
先月終わり頃から今月半ばにかけて入院していたので、「これは湯治をやってみる絶好の機会なのではないか?」と考えた。退院したが完治はしていないので、湯治向きの状態だろう。
・地元は山代温泉である。宿と飯代は浮く
・症状は下痢。疝気(下腹部の痛み全般を指す)と言い換えれば江戸時代の湯治願いに「私義、疝邪につき山代温泉で湯治したく云々」とあるのと症状が重なる。
・明治頃は湯治場だったはず
・古総湯は明治頃の文化も再現したと言う
これは当時の湯治を再現し、効果を確認する絶好の機会だと考えたわけだ。
ただ残念な事に、総湯の受付に聞いても湯治の具体的なやり方は分からなかった。「家と同じように入っていただければ良い」との返答で、では明治の頃はどのように湯治をしていたのか?にも「わからない」との返答だった。これは後に総湯の偉い人にも同様の質問をしたが、同じような返答だった。文化再現は怪しいな。
さて、そこで湯治のルールを自分なりに決める事にした。
・まず神仏に祈れ。温泉守護の「温泉寺」があるからそこで湯治開始を宣言する事にした。具体的には絵馬を書いたよ!(想像上の風習。やってそうだよね)。また、前を通るたびに頭を下げた。
・「タオルを(桶に取った)湯に浸し、額に押し当ててお湯に感謝する"儀式"」があったらしいので、それの再現をした。なお今やってる人は1人も居なかった。(平成13(?).11.15.北國新聞、及び2001.11.18.北國新聞p12)
・掛け湯→儀式→ぬるい方入る→熱い方入る→外気で冷やす→熱い方入る→…と15分程度繰り返す。「汗が滲む程度に」と言うルールからしたら入り過ぎだが、特に指定が無いのだから入りたいように入る。
・2日目まではこれを1日1回。3日目からは1日2回行った。(ネットで調べた湯治作法より)。たまに一回だけの日もあった。
・飲泉もあったので、風呂に入る度に柄杓一杯を飲んだ。ここでもどのように飲めば良いか、効果や禁忌症についての指示は得られなかった。
これを17日に渡って繰り返したが、症状の改善は限定的だった。ただし、湯治効果を損ねる条件も多かった事を記しておく。
・正しい湯治方法を知らない
・私的な事だが、ストレスが多くかかっていた
・やや私的な事だが、ストレスが多くかかっていた
・禁煙を始めた。実感は無いがストレスはあったかも
・禁煙のためにガムやスルメをよく噛んでいた。特にガムはお腹が緩くなると注意書きがある。
・元々10日程入院する程度に症状が重い
これに「普通の腸炎なら数日から1週間程度で自然治癒する」「薬の処方は2週間分」と言うのも加味して考えると、「山代での湯治効果は限定的。自然治癒と区別がつかない」辺りが落とし所だろうか。
古いことわざに「脚気山中、瘡粟津、ただ居るよりは山代の湯(山中と粟津には治癒効果があるが、山代は「何もしないよりはマシ」程度の効果しかない)」とあるが、その通りになった。調査母数が1なのには注意。
以下、湯治中の写真など上げるので山代観光気分でも味わってくれい。
そうそう、回数券だが、値段を計算してみたら(定期券・期間利用券・定価と比べて)コレが一番安くなるタイミングが無い事がわかったので、これから買う人は注意せよ。他者に譲れる、利用期限が無い、1回分安い以外に利点なし。
期限内に8回以下の利用しかしないなら定価で入るのが一番安い。
9回以上5〜60回未満なら期間利用券(まず3000円。その後入浴のたびに150円)が一番安い。
5〜60回入るなら定期券(1万1000円又は1万2000円(市民か否か)で入り放題)が良い。
市内の山中温泉・片山津温泉でも使えるので便利ね。
(2025.9.現在、フェイの認識による。ちゃんと調べようね!)
まぁこんなもんか。
湯治効果は怪しいが、風呂は熱めで足を伸ばせるのは事実。定価500円、古総湯は700円で、両方入るなら900円だったかな。


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