移民は日本人の賃金を下げる? 研究者の見解
毎日新聞
2025/10/29 05:03(最終更新 10/29 05:52)
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外国人労働者と雇用の問題を巡っては、「移民が受け入れ国の賃金を引き下げる」「移民が職を奪う」と悪影響を懸念する声がある。実際はどうなのか。
外国人政策の見直しが選挙や政策で取り上げられている。第3回は外国人労働者の受け入れによる日本社会への影響について解説する。(全3回)<残業断る日本人 嫌がらぬ外国人>からつづく
各国で先行研究があり、賃金が「上がる」という研究結果も「下がる」という結果も存在する。その影響を短期的に見るか長期的に見るか、外国人労働者と受け入れ国の労働者が職を競い合うか否かなどの条件や分析手法によって結果は異なるため、「いちがいには言えない」のが実情のようだ。
では、日本ではどうか。先駆的な研究として中村二朗・日本大教授(当時)らが国勢調査などを基に分析した研究がある。2009年に発表されたこの研究では、外国人労働者の導入によって特に低学歴の日本人労働者の賃金が上がる傾向が明らかにされ、「…
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