【裁判全文】「当たったか?」山上徹也被告が呟いた衝撃の一言の真意…警察官が目撃した“白煙とバズーカ”。警備の“盲点”を弁護側が追及【安倍元首相銃撃事件①取り押さえた警察官の証人尋問】
■記事要約
「ドン!!」白煙の中、警察官が飛び込んだ瞬間…山上徹也被告を倒した警察官の全証言。「当たったか?」 取り押さえた直後、山上被告が呟いたたった一言。 それは安倍元首相に弾が命中したか、冷徹な自問だった。
マスコミ各社の報道を見ると検察の主張ばかりで、弁護側の反対尋問がほとんど盛り込まれておらず驚愕しました。本記事は、中立な立場より弁護側の追及含め傍聴した全てを記載しています。
■裁判情報
被告人: 山上徹也
傍聴人:一般傍聴用の傍聴席35席は満席。記者席も同様。
日付:2025年10月30日(木)午後1時30分~午後5時
内容:①山上被告を取り押さえた警察の証人尋問
②安倍氏の治療にあたった医師の証人尋問(※別途後日アップします)
事案
2022年(令和4年)7月8日 午前11時31分ごろ、奈良県奈良市、近鉄「大和西大寺駅」北口付近で、元内閣総理大臣であり、衆議院議員としても活動していた安倍晋三氏が、街頭演説中に背後から複数初の銃弾を胸・首付近に受けた。奈良県立医科大学附属病院に搬送され、かなりの出血状態で輸血・手術がなされたものの、17時03分に死亡が確認された。死因は、鎖骨下動脈付近の損傷等による大量出血。
山上徹也(当時41歳・奈良市在住)被告によるもので、手製の銃を使用しているとされている。動機については、山上被告の母親が、宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に深く関わっており、山上被告が安倍氏がその宗教団体に支持的・関係性があると認識していたところから恨みを抱いたとされる。
傍聴の熱狂は落ち着くもマスコミは殺到
傍聴席約35席に対し、傍聴希望者は200人余り。倍率は6~7倍?
初日が700人ほどが傍聴を希望し、倍率22倍だったことを見ると、少し落ち着いた様子。
裁判所に山上被告を乗せた車が入る時間には、奈良地裁周りには各社マスコミが押し寄せていた。
■被告人入廷
山上被告は長髪を1つに結わえ、くたびれた様子。眼鏡をかけて資料を読む様子も見られた。
弁護人は、長めの髭を蓄えた40代の男性と、鋭い顔つきの40代の男性。
検察官は、30代くらいで、堀の深い顔立ち。
裁判長は角刈りで眉毛の濃い50代くらいの男性。物腰柔らかい。
■検察の証人尋問
被告を取り押さえたのは警察署の巡査
証人として呼ばれたのは、事件当日安倍氏の警護にあたり、山上被告を取り押さえた警護員。奈良西警察署警備課の巡査(令和4年7月当時)。不審者や不審物を発見し、捜索する役割だった。
175cm以上で、体格は大きい。どっしりした感じの男性。坊主頭で正義感が強そう。
※以下、検察官と証人(警察官)のQ&Aでしたが、読みやすさのため証人の発言に集約しています
証人(警察官)「警護当日の朝、警察署の警備計画書で警備内容を知った。演説箇所、自分の警備範囲を確認。被害者(安倍氏、以下同様に名前で記載)は応援演説のために来ると聞いていた。
西大寺北川バスロータリー、南東の歩道が私の担当範囲。まずスタバの道の前に集合し、不審物の捜索をした。」
現場の見取り図を用いて証人尋問
証人「配置についたのは、演説の一時間前。当時、人はまばら。
11:??~、別の人の演説があって。少しずつ人が集まってきた。歩道は支障なく歩ける感じ。
11:17、 一気に人が増えて、肩が当たるほど。人一人通れるか通れないか
11:28 安倍氏が登壇。人が段々増えていった。点字ブロックの上のみ歩ける状態。聴衆は300人ほど。ゼブラゾーンの横断歩道の制限なし、歩道歩ける。」
白煙とバズーカ・・・ドン!!という爆発音
証人「「ドン」という音がした。爆発したような音だった。私の右後方から。
「何か起きたに違いない」と振り向くと、白煙が上がっていた。そして、車道の中央に被告が立っていた。安倍氏の後方。車道に飛び出して、被告を取りさえようと思った。
車道で被告がバズーカのような物を持っていた。車道に向かいながら2発目が発砲されるのを見た。別の警察が左前方から取り押さえようとしていた。被告がバズーカを投げ捨てようとして、右の方に流れていった。
私は下半身にタックルしようと向かっていったが、右に流れたためタックルできなかった。手を伸ばして足を掴み、被告を引き倒した。下半身に覆いかぶさるように取り押さえた。現行犯逮捕。
被告を車道から歩道に移動させ、身体捜検を行った。手製二銃身パイプ銃は別の警察が押収した」
「当たったか?」
証人「被告は「当たったか?」という発言があった。安倍氏に当ったかどうかだという意味だと思った。(この事件を受けて)その後、警備体制の強化が行われた。」
「当たったか」の“真意”は?警官はなぜ“2番目”に取り押さえた?警備体制は本当に“万全”だったのか?
ここから、弁護人側の反対尋問、裁判官による尋問、それに対する検察官の更なる尋問となり、山上被告の発言の真意や警察の警備体制を追及。
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