高市総理のトランプ大統領への接し方について、様々な論評がなされている。
高市総理を批判する投稿に対し、「男に媚びてきた」「女の敵は女」「ジェンダー議論の『代理戦争』」など様々な意見が相次いだ。
どれもミスリードだと思う。
検証すべきは「この局面、外交上どんな『ふるまい』が適切だったか」だ。
関税交渉、対米投資。
非常に厳しい課題が突きつけられている中、高市総理がトランプ大統領を相手に、全力で信頼関係を築こうとしていたことは伝わってきた。準備期間も短い中で大変だったと想像する。
疑問だったのは、アメリカ=他国の空母に乗り込んで、まるでエキサイトしているかのように見せた高市総理の「ふるまい」だ。
「タフな交渉を終えて、気が緩んだのでは」という意見もあったが、アメリカの原子力空母の上で、トランプさんを隣に気が緩む人がいたら逆にすごい。
本人ではないので断定はできないけれど、高市総理にとってあれが「外交上の最適解」だったと考える方が自然だろう。
つまり、考え抜いた末での選択であればこそ問題なのだと思う。
今回の日米首脳演説、注目していたのは国内だけでない。近隣諸国をはじめ世界から強い関心を持って見られていた。
所信でも強い言葉で安全保障政策を語った高市総理の、米原子力空母上での「防衛力を抜本的に強化」宣言は、世界にどのようなメッセージを送ったのか。
「多角的な外交・安全保障」をうたう日本にとって、これが果たして「国益」のためによかったのかどうか疑問だ。
外交の原則は、相手が大国であってもそうでなくても同じ。
ホスピタリティの精神を持ちつつ、他国からも対等の関係に映るような姿勢を保つことだ。
他国の空母の上での振る舞いは、世界にどういうメッセージを送るかを考えて、一挙一動、細心の注意を払うべき局面だと思う。
高市総理が尊敬するサッチャー首相だったら、どうしただろうと考える。
さて仮に、小泉防衛大臣が同じ「ふるまい」をしたらどうだろう。
「軽すぎる」「誤ったメッセージを送りかねない」と批判されても、「だから男は」とはならないし、批判の声が「男の嫉妬」ともならないだろう。
圧倒的に男性中心の仕事場に長くいて、「女の敵は女」「だから女は」的なレッテルが、女性・男性を問わず健全な議論を封じる場面を見てきた。
外交と安全保障のリアルこそ議論しなくては。
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