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【渋谷区とフローレンス】について考えてみた

最近、SNS上で渋谷区の話題として注目を集めているのが、
【渋谷区とフローレンス】の関係です。

今日はこのテーマについて、過去の議会での議論を振り返りつつ、
私自身の考えを率直に整理してお伝えします。

■ フローレンスが区議会で話題に上がった事例

私が議員になってから「フローレンス」という名前が登場したのは、
所属していた【区民環境委員会】での【ふるさと納税】に関する議論の中でした。過去の議事録を調べてみると、平成29年11月定例会で、当時の自民党・【斉藤貴之議員】が、指定管理者などの事業者選定に関する質疑の中で「フローレンス」を取り上げていました。

「プロポーザルがフローレンス1社のみで決まった」
「応募が1件のみでは比較検討ができない」
「選定委員が内部部課長だけでは、透明性と説明責任が果たされたとは言いがたい」

一方、今回SNSで注目されているのは、「代々木四丁目保育施設整備」についてです。本記事ではこの件に焦点を当てて整理します。

■「渋谷区議会議員は何をしているんだ!」という声に対して

SNSでは「議員は何をしているのか」「議員は知っているのか?」というご意見やメンションも多くいただきます。この事業が可決された平成29年当時、私はまだ議員ではありません。そのため、議案の審議にも採決にも関わっていません。その点はご理解いただければと思います。

■ 代々木四丁目保育施設整備とは?

渋谷区が寄付を受けて取得した代々木四丁目の土地を、
NPO法人フローレンスに30年間、定期借地権を設定して貸し出したというものです。渋谷区内の市場価格と比較すると、賃料が安すぎるのではないかという指摘がSNS上で広がっています。

■平成29年当時の議会について

この議案は、平成29年第4回定例会で賛成多数により可決されました(起立採決)。当時、私と同じ会派(現・立憲・国民渋谷議員団)の【堀切ねんじん議員】が、唯一この議案に反対討論を行っています。

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起立採決の様子。たくさん起立しています

堀切議員は「病児保育施設は多くの保護者にとって待望の施設であることは理解しています。しかし、保育施設と一体運営している医療法人だけに定期借地権を設定するのは、バランスを欠くのではないか」と、

——非常にまっとうな指摘で反対していました。

もし私が当時議員だったとしても、堀切議員と同じ立場で反対していた可能性が高いと感じています。なぜなら、私と堀切議員は現在【同じ会派】で活動しており、議案に対する賛否の判断も、これまですべて一致しているからです。

■現在、この施設をどう見ているか

代々木四丁目で運営中の本施設は、私自身も子どもの小児科として利用しています。保護者からは「ここがあって本当に助かる」、働く親御さんからは「病児保育に救われた」という声を何度も伺っています。
一方で「予約が取りづらい」という指摘もあります。それだけ利用率が高く、参宮橋・代々木エリアに小児科が少ない区内には病児保育が少ない、現状の裏返しでもあります。
――ここがなくなったら困る、という実感を私自身も持っています。

■ 今回の区有地の「貸与」についての私の見解

この土地については、私が議員になる前に決定されたものです。前提として、この土地は区民の方の寄付により取得された区有地です。
したがって、単純に市場価格で賃料を比べるのは適切ではありません。
寄付者の意向をどう反映しているか、が本質です。

もし純粋な(購入した)区有地であれば、私は貸付条件や選定経緯や、その金額を厳しく追及したはずです。しかし、今回のケースは「寄付」によって提供された土地です。ゆえに、寄付者の思いを活かしながら、地域の公益性をどれだけ高める運営がされているかが問われるべきであり、現状その観点から大きな問題は認めていません。

▪ 現状の整理と私の判断

1️⃣ 寄付によって区有地となった土地であり、市場賃料との単純比較はできない。(区民目線でも安い賃料で貸されても納得できる土地である)
2️⃣ 寄付者の意向に沿い、医療・福祉分野で活用されている。
3️⃣ 渋谷区初の病児保育室を併設し、小児科もあり、現在も高い利用率を維持している。

これらの点から見ても、公益性を満たした妥当な活用であると考えます。

■ 一緒に考えてみてほしい。

確かに、賃料を市場価格に引き上げれば、短期的には区の財産収入が増えるというメリットがあるでしょう。しかし、もしその結果として施設が撤退し、小児科や病児保育といった地域にとって不可欠な医療資源、保育資源を失うことになれば、得るものよりも失うものの方がはるかに大きいと考えます。

■ 病児保育が足りない現実

渋谷区には現在、病児保育施設がわずか2か所しかありません。
子どもが熱を出しても預け先がない——そんな悩みを抱える家庭は少なくありません。この施設は、そうした家庭を支える数少ない“命綱”のような場所です。それを「賃料が安いから」といって単純に問題視するのは、
現場の実情を無視した議論になりかねません。
定員が少ない、利用しにくい、いろんな声もあります。しかし、こちらは、必要に応じて他保育施設などで発熱や体調不良になった児童を保護者の代わりに迎えに行き、病児保育室で預かりを行う、そうゆうことも新しい取り組みとして行うなど、渋谷区内での病児事業の実績は積み重ねていることも認識すべきです。

■ 寄付によって託された土地の“意味”

この土地は、区民の寄付によって託された土地です。
寄付の背景を踏まえれば、公共性と公益性を維持した形での活用は妥当です。また、すでに医療施設と保育園が建設され、地域の親子が日常的に利用しています。その現状を、金額だけで否定することはできません。

■すでに「可決」された議案について後から賛否を変える判断は、行政として極めてハードルが高い

この土地にはすでに医療施設と保育園が建設されており、地域の子育て世帯や住民が日常的に利用しています。こうした状況の中で、過去に【可決】された議案について「その判断を変える」「見直す」とするのは、
現実的にも行政運営上も非常にハードルの高い決断です。

一度建設され、地域に根付いた公益性の高い施設を「なくすべき」とするなら、
その前に――
・代替となる医療・保育施設の確保 ・利用者への影響の検証
・地域医療体制への波及への対応
など、多方面にわたる慎重な検討と準備が欠かせません。

だからこそ、すべての議案は“可決される前”に徹底的に議論することが何より重要です。

■本件は「全く問題なし」なのか?

現時点で、運営そのものに大きな問題は見当たりません。
しかし、焦点は「初期のプロセス」にあると考えています。

  • プロポーザル(事業者選定)は、本当に公平・公正に行われていたのか?

  • 区有地の活用方法として、より区民の利益につながる選択肢は検討されたのか?

これらは、行政に求められる透明性と説明責任の根幹です。

ただし、当時の情報が限られているため、
現時点で【問題なし!】とも「問題あり」とも断定はできません。
⇒私は、当時の経緯をしっかりと調査していきます。

▪️私の今後の対応について

本件は平成29年当時の議案であり、現在公開されている議事録だけでは、当時の判断や経緯を十分に把握することはできません。

そのため、私は今後、情報公開請求などを通じて、事業者選定の過程や意思決定の根拠を調査していく予定です。

渋谷区ではこれまでも、
【区民に説明できない】【説明責任を果たしていない】【不透明さを感じる】——そうした事案が複数見られました。

このような状況の中で、「本件だけは問題なし」と断言することはできません。時間がかかるかもしれませんが、
区民の皆さんに説明できる形で、事実を丁寧に調査し確認していきます。

■「SNSの炎上について思うこと」

SNSではさまざまな意見が飛び交っています。渋谷区政への関心が高まることは良いことですが、その一方で——この施設で働く職員の方々がいることも忘れてはいけません。

もちろん、区政に対して疑問を持ち、検証することは必要です。
しかし、批判の矛先が「制度や仕組み」から離れ、「現場で働く人たち」に向かってしまえば、結果的に地域の医療や保育を支える力を弱めてしまうおそれがあります。

現場では、子どもたちの体調に気を配り、
親御さんの不安に寄り添いながら働く方々がいます。
その努力や誇りが、SNS上の炎上で傷つけられるようなことがあってはなりません。

どうか、発信される人にはその視点も大切にしていただきたいです。

■ 渋谷区で“おかしい”こと、進行中です

いまSNSで「代々木四丁目の施設」が注目されていますが、
ぜひ皆さんには、“今まさに進行中”の問題にも目を向けていただきたいのです。

その代表例が——玉川上水旧水路緑道再整備工事です。

この事業は、説明のつかない契約、検証されない計画、そして税金の無駄遣いの典型例だと私は考えています。

しかも、これは現在進行形で議論されている事業です。
つまり、まだ止めることができる可能性があるということです。
是非、多くの人に知っていただきたい ↓詳しくはコチラ

残念ながら、渋谷区にはまだ他にも「おかしい」と感じる案件が複数あります。今後は、そうした問題点についても、このブログで発信していきます。

“議員なんだから区政を何とかしろ”という声に

よく「議員ならおかしい事業を止めろ」と言われます。ですが、現実はそう簡単ではありません。

私は、常々「渋谷区の税金の使い方はおかしい」と感じています。
1年間の税金の使い道を審査する「決算」では、これまでも
反対してきました。そして、無駄遣いと感じる議案にはすべて反対してきました。

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直近の渋谷区議会・決算審議の結果はこうです。
🟥 反対:9人
🟩 賛成:23人

つまり、圧倒的多数が“渋谷区は問題なし”と判断して可決しているのです。
この構図の中では、少数派の意見はなかなか通りません。

▪️ 「1票」が未来を変える選挙は大事!

本当に区政を動かす力を持っているのは、議員や職員ではありません。
区議会議員を選ぶ、区長を選ぶ——皆さん一人ひとりの「選挙での1票」です。
 
区政を健全に戻すためには、「おかしいことをおかしい」と言える議員を、過半数にするしかありません。どれほど正しい主張でも、数が足りなければ現実は変えられない。
 
渋谷区を変えるには——議会の構成を変える。あるいは、区長を変える。結局、渋谷区を変えられるのは、区民の「1票」だけなのです。

■ 最後に 【区政報告会】のご案内

渋谷区の今や、これからの区政の方向に関心をお持ちの方へ。
私たちは、皆さんと一緒に区政を考えるための【区政報告会】を開催します。議会での議論をしっかりお伝えします。ぜひ、お気軽にお越しください!

 開催日:11月13日(木)18:30〜(開場18:15〜)
📍 会場:YCC 代々木八幡コミュニティセンター
🚃 アクセス:小田急線「代々木八幡駅」徒歩6分/千代田線「代々木公園駅」徒歩6分

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opp

公益性があること及び特定・契約済みで可決されてるので現状変更は困難とのお考えのようですが、台帳更新時の価格改定は現在の公益を維持した上で可能ですので検討ください。

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opp

形式的にプロポの体裁が整っていてもあらかじめ契約者が決まっていたようなプロポは、無効で全額返還の判例があります。 https://x.com/oppekepe7/status/1982951760252809432 また、台帳更新時に価格改定が可能な契約となっているので、常識的な価格への変更させる機会はあります。 https://x.com/…

国民民主党 渋谷区議会議員(2023年4月当選~) 前職 ボストンコンサルティンググループ (所属BCGX) 2児の母  子育て政策をもっと前に進めたい
【渋谷区とフローレンス】について考えてみた|くわずるゆき子(渋谷区議会議員)国民民主党
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