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京大吉田寮 解決への対話待つ
毎日新聞
2025/10/30 東京夕刊
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982文字
「『和解、おめでとう』と言われますが、問題は山積なんです」
現存する国内最古の学生寮、京都大学吉田寮(京都市左京区)に住む中国の留学生、ハン・イーファンさん(27)は困惑する。
大正初期建築の同寮「現棟」と食堂の明け渡しを京大が求めた訴訟は8月、和解が成立した。
2019年、耐震性を理由に京大は退寮に応じない寮生を提訴。寮生は「適切に補強すれば使用を続けられる」と請求の棄却を求めた。24年の1審判決では、老朽化は明け渡し理由にならないと判断され、寮生の一部勝訴後、双方が控訴した。
和解では、現棟に住む8人は26年3月までに一時退寮し、大学は5年以内に耐震工事を完了させるよう努めることが決まった。この期間中、大学側は代替宿舎を用意する。工事後、在寮資格がある希望者の入居も認められたが、寮生は不安を抱えている。
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