アメリカ大統領専用車「ビースト」を見てみよう(海外)
この重装甲車両は防弾性・防爆性があり、生物化学兵器による攻撃にもに耐えられる密閉性を備えている
リムジンのセキュリティ対策の詳細はまだ機密扱いのままだが、NBCニュースは、この車両には暗視システム、催涙ガス発射機能、侵入者を防ぐために電気を流すことができるドアハンドルが装備されていると報じている。 窓の厚さは3インチ(約7.6cm)、車体の装甲の厚さは約8インチ(約20cm)と見られている。
「ビースト」には、大統領と同じ血液型の血液が保存された冷蔵庫など、医療用品も備え付けられている
リムジンに装備される安全通信システムは、核兵器の発射コードを発信することができる。
大統領の紋章が車の至るところに描かれている
オリーブの枝と13本の矢を爪に持った鷲が、ラテン語で「E Pluribus Unum(多数の中から一つを)」と書かれた旗と描かれたこの紋章は、客席用のドアの内側と外側の両方に貼られている。
大統領専用車は7人が乗車可能
この車の内装にはボトルホルダーと豪華な革張りのシートが備えつけられている。アメリカ合衆国シークレットサービスによると、これまでの大統領専用リムジンには折り畳み式の机も付いていたという。
大統領と旅をする「ビースト」
アメリカのシークレットサービスによると、大統領専用リムジンは、アメリカ空軍のC-17 グローブマスターIIIなどの軍用貨物機で輸送され、大統領の移動時に使用されるという。
海外ではアメリカ国旗と訪問国の国旗を掲揚
2021年6月にバイデン大統領がイギリスを訪問した際、このリムジンには星条旗とユニオンジャックが掲げられていた。
大統領就任式の日、シークレット・サービスは新大統領の就任に合わせ車のナンバープレートを交換する
アクシオス(Axios)が報じたところによると、アメリカ独立戦争時のスローガンの一つ「End Taxation Without Representation(代表なくして課税なし)」が書かれたナンバープレートを使用する大統領もいれば、このスローガンを取り除いたナンバープレートを使用する大統領もいるという。
車列を従えた「ビースト」は、大統領の権力を象徴するシンボルとして認識されている
シークレットサービス(Secret Service)の公式サイトに掲載された記事で、警護作戦局(Office of Protective Operations)のアシスタントディレクターはビーストについて、「この車のセキュリティと暗号化された通信システムは、この車を世界で最も技術的に進んだ保護車両にしていると言っても過言ではない」と話している。
Talia Lakritz