本当に恐ろしい機会損失の話
はじめに
みなさんの中に、機会損失と無縁なトレーダーはいるだろうか。
100%いないだろう。
では、なぜ、機会損失の影響を受けるトレーダーと受けないトレーダーがいるのだろうか。
多くの成功しているトレーダーが機会損失の影響を受けていない。というのはいうまでもない。
機会損失はその単語の通り、機会・損失であり、己の証拠金は無傷である。(損切りした場合もあるが)
よって、機会損失自体に証拠金を奪う能力はないということをまずは認識して欲しい。
機会損失が資金を失うトリガーになってしまっているだけで、それをトリガーたらしめているのは己であるということをまずは理解して頂きたい。
その認識を持つことができれば、この講義の90%は理解できたと言っても良いだろう。
カントの2021年最初の機会損失
あの時売らなければ、資金が倍になっていたのに。
トレーダー間の会話でよくある内容ではないだろうか。
方向感があっていたのにも関わらず、手放したばかりに、大きな利益を取り逃した。
悔しいだろう。もちろん、私も同じ経験を何万回もしているし、もちろん悔しい。
直近の具体例を簡単に挙げる。
2021年年明けのリップル
まさに機会損失を強く感じたトレードだった。
詳しくは割愛するが、
XRPは2020年12月、SECの有価証券問題で急落し。私は0.2ドル前後で大量に買い漁った。
数日後、予想通り反発し、0.4ドルで全ポジション手仕舞いした。
しかし、その後も押し目なく上昇し、気づけば0.76ドルだった。
その時の機会損失は数百万円という単位ではない。計算したくもない金額だった。
しかし、私は追っかけトレードはせず、売った0.4ドルよりも高値では買わないというルールを適応し、下落を待った。
それにより0.27ドルで再度本玉を入れ、新たに利益を得たのである。
なぜ、下落を待てたのか。
不思議である。
0.42ドルが天井であれば、喜べた利益が、0.76ドルまでほんの一瞬上がったばかりに、喜べなくなったのである。喜べないだけならまだ良いが、大抵の未熟なトレーダーはここから、皆同一の行動をとる傾向にある。
追っかけロング
機会損失を損失に変えない唯一の方法は、グッと堪え、追っかけロングをしないことである。
わたしはこのサロンを立ち上げ、数々のトレーダーのトレード履歴を見てきたが、利益確定後の追っかけトレードは極端に勝率がさがる。
なぜか。その理由は
もうすでにエントリー根拠がチャートに存在していないからである。
損失になるのも当然である。
私は、これを知っているからこそ、追っかけたい気持ちを抑えることができた。というより、正直、追っかけようとすら思っていない。
私は数々の優秀なトレーダーが勝てるようになったにも関わらず、追っかけトレードで証拠金だけでなく、心身も蝕まれていくのをこの目で見ている。
買ったら下がり、売ったら上がる。なぜだ。なぜなんだ。
監視されてるのか。
ポジションを持つたびに逆行する。
理由が全くわからない。
最初のトレードは勝てるのに。。。。
完全にパニック状態である。
この状況でポジションを立てるトレーダーがあまりにも多すぎる。これでは勝てるものも勝てない。
もちろん、利益になることも時にはあるだろう。
しかし、その心理状況での利益は、長期的に見ると、得てはいけない利益なのである。
具体的な機会損失回避方法
ここまで拙い文章で恐縮であるが、ちゃんと理解できている方であれば、機会損失の回避方法はないということはご理解いただけているだろう。
機会損失は全てのトレーダーに存在する。
それを理解した上で、我々懸命なトレーダーは
機会損失が損失になることを回避しなければならない。
具体的な回避方法を解説していく。
① 機会損失後の追っかけトレードをしない。
拍子抜けしたかもしれないが、1番大事なポイントなので①で紹介させていただく。機会損失を感じたあとは、正常判断ができる心理状態ではないことを自覚する必要がある。機会損失後のトレードはチャートに根拠がない。もしくは、バイアスのかかったチャートの見え方をしてしまっていることが多いため、機会損失を感じた後のトレードはグッと堪えて落ちてくるのを待つ。これを心がけることで無駄なドローダウンを減らせるだろう。
② 現物を保有する
YouTube動画でも度々話す内容であるが、現物を持つことで、常にロングポジションを保有している心理状況を作ることも、追っかけトレードをぐっと堪えるために重要である。実際に年初のXRPトレードは現物を保有しているということも心理状況に非常にプラスの影響を与えてくれたと認識している。
③ 即金を求めない
みんな大好きウォーレンバフェットの言葉に、ゆっくり金持ちになりたい人間はいない。という言葉がある。今5億円もらうか。80歳になって50億円もらうか。皆はどちらを選ぶだろうか。後者であれば、もうすでに億トレーダーだろう。人間は皆、本能的に即金を求める。
この行動原理に従うことで、皮肉にも最速で資金を失うのである。
直近の上昇をとり逃したという心理状況が、いかにトレードに悪影響を及ぼすかが理解できるだろう。
まとめ
機会損失は、全てのトレーダーにある。機会損失後の損失の有無が愚かなトレーダーと懸命なトレーダーの差であることを認識していただければ、自ずと、機会損失に悩むことはなくなると確信している。
サロンメンバーであれば、そんなことわかってるよ。という方も多かったかもしれない、しかし、トレードにおいて、頭と身体は全くの別物である。今一度、機会損失を損失にしていないか、見直し、不必要な損失を極限まで減らしていただけると幸いである。


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