今回挑戦するのは、整数を小数で割る問題です。この問題の計算方法は、小学校で習う基本的なものです。
とはいえ、日常で使う機会はあまりないため、計算方法を忘れてしまっている人もいるかもしれませんね。
さて、あなたは今回の問題に正解できるでしょうか?
問題
次の計算をしなさい。
12÷0.2
解答
正解は、「60」です。
この正解、割られる数の12よりも大きくなっていますね。割り算といえば、割られる数が小さくなるというイメージを持っていた人には、ちょっと意外な答えだったかもしれません。
では、どう計算すれば60という数が出てくるのでしょうか。次の「ポイント」で確認してみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、「小数点を動かして割る数を整数にすること」です。
小数で割る計算は、そのままでは計算しづらいです。そこで、まず0.2を整数にします。
12÷0.2
0.2を整数にするには、小数点を右に一桁分動かせばよいですね。これは、計算でいえば10を掛けることと同じです(0.2×10=2)。
次に、割られる数12の方にも10を掛けて、120にします。こうすると、イコール関係を維持しながら、÷小数を÷整数の計算に変換できるのです。
12÷0.2
=(12×10)÷(0.2×10)←割られる数と割る数に10を掛ける
=120÷2
どうしてこのような変換ができるのかが気になる人は、12÷0.2を12cm÷0.2cmの割り算だと考えてみましょう。1cm=10mmだから、12cm=120mm、0.2cm=2mmです。
単位が変わっただけで、表している長さは変わらないのですから、12cm÷0.2cm=120mm÷2mmが言えるのは不思議ではないですよね。
最後に整数÷整数の計算をします。
120÷2
=60
これで答えが出ましたね。
まとめ
小数で割る割り算では、まず割る数に10を何回か掛けて整数にします。
今回は割る数が0.2だったので10を一回掛けましたが、0.02だったら10を二回、0.002だったら10を三回掛けましょう。
また、割る数に掛けたのと同じ回数だけ、割られる数にも10を掛けるのを忘れてはいけません。これは割り算のイコール関係を保つためにとても重要なことです。
割る数が整数になると計算はぐっと簡単になるはずです。この計算ルールが理解できたら、ぜひ類問にもチャレンジしてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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