和歌山県障害児者サポートセンター(和歌山市)は27日、1973年度から2015年度に作成した療育手帳の相談記録簿の一部(743人分)を誤って廃棄したと発表した。
療育手帳交付申請後に聞き取り調査した書類。氏名や住所、家族状況、成育歴、現況、障害の種類や程度などの判定結果が記載されている。
センターによると、県内の法律事務所から5月に県民1人の障害者手帳取得状況について照会があったのを受け、相談記録簿を捜したが見つからなかった。
この書類の保存期間は、2001年度に「永久」から「20年」に変更されたが、00年度以前の保存期間も「20年」に変更されたと誤認し、適切な事務処理をせずに廃棄したという。また、15年度までに作成され、20年経過していない書類についても、保存期間が短い他の書類と同一の簿冊にまとめていたため、その書類を廃棄する際に誤って同様に処理したという。
センターは、相談記録簿の該当者のうち、連絡先が確認できた21人に、文書や電話で謝罪した。
センターによると、職員しか取り出せない場所に保管していたため、紛失ではなく「誤廃棄」と判断。個人情報を含む公文書の廃棄は原則シュレッダー処理しているため「情報の漏えいはない」としている。