私の性癖を壊した人
まだエンディング前ですけど、男主人公で女装できる事実と、キョウヤくんとセイカちゃんがどちらもイケメンでカワイイによって妄想が爆裂してしまいました!!
セイカちゃんに女装バレしたキョウヤくんが甘々に愛されるお話を書きます
続きも執筆中です!
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カロス地方最大の街であるミアレシティでは、今日も多くの人々が行き交っていた。
普段は安心感をもたらすミアレシティの喧騒。だが今は心地良い高揚感とスリルをもたらしてくれている───。
その人々の流れの中を、一人の“少女”が軽やかな足取りで歩きながら、そう感じていた。
「~♪」
つややかな黒髪を高い位置でポニーテールに結い上げ、きらりと光るメタルカチューシャがクールなアクセントになっている。
ピンクと白のグラデーションが目を引くダウンベストの下には、身体のラインにフィットした青いインナー。
大胆に素肌を晒す黒のショートパンツからは、すらりと長い脚が伸びている。
黒のハイソックスに包まれたその足は、ごつめの厚底ブーツで固められていた。
甘さと辛さが絶妙にミックスされた、完璧なコーディネートだ。
道行く誰もが、その姿に思わず目移りする。陶器のように滑らかな肌に、計算され尽くしたナチュラルメイク。少し吊り上がった紫色の瞳を縁取る長い睫毛が瞬きするたび、周囲に微かな甘い香りを振りまいているかのようだ。
だが、この完璧な“少女”の正体が、ミアレシティで行われているZAロワイヤルを破竹の勢いで勝ち進めている、若き天才トレーナーである青年・キョウヤであると見抜ける者は、おそらくどこにもいないだろう。
普段のキョウヤ、特に彼が所属するMZ団として活動している時は、同じMZ団員であるピュールから貰った黒いハットを軽快ににかぶり、団のロゴが入った全面がグリーン、背面がグレー調のジャケットを羽織った、快活さとクールさが入り混じった風貌の、人当たりのよい青年だ。
その気さくな性格からMZ団のメンバーとはあっという間に仲を深め、新入りとは思えないほど馴染んでいるほどだった。
そんな普段の自分から解放され、全く別の誰かになれるこの時間は、キョウヤにとって唯一無二の秘密の趣味だった。見知らぬ人がほとんどであり、なおかつ多くのブティックのあるこの街だからこそ、幼いころから秘めてきた欲望を初めて満たすことができたのだ。
鏡に映る“理想の女の子”としての自分。その姿で街を歩き、誰にも正体を知られずにその他大勢に溶け込むスリルと喜び。今日も彼は、完璧な変身を遂げた自分に満足しながら、ショーウィンドウに映る姿をこっそり確認し、口角を上げていた。
「…よし」
素敵な自らの姿を再確認し、街を散策しようと顔を進行方向に戻した。
すると、彼の視界の端に、こちらを凝視しながら立ち止まっている人影がいることに気づく。怪しいヤツかと思い視線を向けると───
「うわッ…?!」
思わず声を上げ後ずさってしまった。なぜなら自分を見つめていた怪しやつは、白いハットと緑のジャケット を羽織った、とても見覚えのある人物だったからだ。
めちゃくちゃ好きです!!! 私が求めていたのはこれだ!!! 続き楽しみです!!