※追記 始まった
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これを読んでから記事を読んでもらってもよし、記事を読んでから本編を読むもよし。
と、埋め込みポストをお楽しみいただいたあとで。
思うに、これは「一人の超大物漫画家が、マガポケへ乗り込むからな!」(※通じない喩え)であると同時に
これ自体が大河の流れの一部、だと思うのだよね
つまりですね、めちゃくちゃ穴のある史観だとは思うが、おれ自身の受け止めとしてはだ、
・「学習漫画」とは別の、エンタメ商業誌に歴史漫画が載る
・それも、劇画系とか、濃密な絵柄でなく、
・ちょっとかわいく、ふわっとデフォルメされた絵柄で
・かなりのギャグも交えたショート・エピソードと群雄劇を積み重ね
・しかし細部はおやっと思うような史実のトリビアを紹介し、勉強にもなる
(※たぶん今作「ハプスブルグ家の受難」も、そうなるだろうという推測です)
・・・・・そういう系譜の歴史漫画、そんな流れがある。それほどたくさんあったわけでもない。
・だが故みなもと太郎が「風雲児たち」を昭和平成令和にわたって描き続け、連載半ば…未完で黄泉に旅立ち、ペンを置くことになった。
・ヘタリア」が「国の擬人化」というニッチな形で歴史を描き、アニメなどにもなり世界的に注目された。
・重野なをきが「信長の忍び」を計430話描き、外伝を含めて織田信長の「尾張一統」から本能寺までを描き切り、さらには、この戦国期の歴史漫画を、同時並行で多数手がけることで立体的に描く試みを継続中。
・さらに、トマトスープが「ダンピアのおいしい冒険」「奸臣スムバト」から「天幕のジャードゥ―ガル」で、「このマンガがすごい!」1位に輝き、アニメ化も決定した。
太い流れではないが、連綿と続く。そして商業的なヒットも産んでいる。
そしたらこれ自体が一つのジャンル、一つのコンセプトとして、出版社が注目するのも当然だろう。マガポケはいち早く…とは言わぬが、バスには乗り遅れんで済んだな。
自分も読者として期待するのは、この「ジャンルとしての定着」です。
雁屋哲がグルメ漫画「美味しんぼ」を、島本和彦が漫画家漫画「燃えよペン」を出した時は、なんとも変わったジャンルを世に問うたものだ、という目で見られた。島本和彦氏も本人が「自分でも、ひきょうなジャンルに手を染めたという自覚はある!」とか言ってた(笑)
ところがそれが、いまは一雑誌に一作載ってる、って感じの当たり前の風景になった。
最後は、そこまで行ってほしいのよ。一雑誌、一サイトに一作、上で箇条書きしたような特徴を持つ歴史漫画が当たり前に載っている、そんな社会を彼らによって作ってもらうの。
考えてみれば世界に売れる、そして歴史の事件は基本的に変わらないから、ずっと売れ続ける。作者には印税の雨が、空から毎年、当たり前のように入ってき続ける。IDECOやNISAより確実(笑)
こんなジャンルが定着は、そして上の顔ぶれを見れば必然なのよ。
マガポケも言わずと知れたメジャーリーグだが、その連想で喩えれば
風雲児たちという野茂英雄がトルネードで三振の山を築き
ヘタリア・イチローが俊足巧打を見せ
重野なおきという松井秀喜がチャンスに強い打撃でワールドシリーズ制覇
トマトスープ大谷翔平がタイトルとMVPを獲得。
そこに「零」ハプスブルグ家が、山本由伸としてマウンドに立つ……こういう見立てで、誇張はあるまい。
・しかし「ハプスブルグ家」だとどこが描かれるのか
自分は、そういえば、となると「ハプスブルグ家」の解像度が相当に低い。というか、ハプスブルグ家の反対側から見がちだ
北方の流星王、信仰のために銃とワゴンを持って立ち上がったフス派、梟雄の傭兵ワレンシュタイン、アッラーの地上の影にしてアレクサンダーの杖を受けつぎしオスマン帝国のスルタン、僧衣をまとったフランスの謀将リシュリュー、矛盾の啓蒙専制君主フリードリヒ大王、世界精神の体現者ナポレオン、拳銃ひとつでこの名家に対抗したセルビア事件のガヴリロ・プリンツィプ……
そもそも零氏の作品に刮目したのも、つまりはハプスブルグの敵役に回ったこの哲人征服王の漫画だった。
上のツイートで、零氏は『作画をお任せした結果、「こんな表情を描きたいんだけど画力が足りませんね」みたいな問題が全部解消されて』とあるが、それなら当方も軽く20年越しに、「フリードリッヒとマリア・テレジアの抗争は、互角の二英雄によるいわば”欧州の川中島”……。ここを漫画化してもらいたいものよ」という願望があったのだ。それを他人がやってくれるのは実にありがたい話ではないか。
と、つらつら書いていたら、まもなくあと3時間!でメジャーのマウンドに登板する「零」歴史漫画の姿が見られる。
そして黄金の林檎ウィーンに君臨する王家の興亡も幕を開ける。
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※そして、冒頭の通り
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