不法滞在アルジェリア女による12歳女児レイプ殺人、被害者母が終身刑求める 仏
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【10月23日 AFP】仏パリで12歳の女児をレイプ・殺害した罪で起訴されたアルジェリア出身の女の公判で22日、女児の母親は女に終身刑を科すよう求めた。
ダビア・ベンキレッド被告(27)は2022年、パリ北東部でローラ・ダビエさんが行方不明になった後に拘束された。ダビエさんの無惨な遺体は、両親が住み込みで管理人を務めていたパリ19区のマンションのロビーに置かれた黒いトランクの中から発見された。
ベンキレッド被告が学生ビザの在留期間を過ぎて不法滞在となり、出国命令にも従わなかったことが判明しており、保守派と極右の政治家たちはこの事件を受け、不法滞在者の摘発強化を呼び掛けている。
だが、女児の母親のデルフィーヌ・ダビエさんは、家族の苦しみを利用するのをやめるよう求めている。
専門家が22日の公判で、ベンキレッド被告に強い「精神病質傾向」が見られ、幼少期に「虐待、身体的・性的暴力」を受けていたようだと指摘した。
これに対しデルフィーヌさんは、ローラさんの身に起きたことは想像を絶すると述べた。
デルフィーヌさんは涙ながらに。「ローラがある日こんなモンスターと出会うなんて、誰が想像できただろうか」と語った。
デルフィーヌさんは裁判所に対し、被告に「必要な措置」を講じた上で、終身刑を科すよう求めている。
デルフィーヌさんは、亡き夫と共に子どもたちを「分かち合い、他者を尊重する」ように育てる一方、「知らない人の危険性についても警告していた。『もし誰かに襲われたら、ためらわずに大声で叫びなさい。誰かが気付いてくれるから』と教えていた」と述べた。
デルフィーヌさんの夫は娘の死後、深酒をするようになり、死亡した。
先週の公判開始以来、ベンキレッド被告は、ローラさんを性的虐待して殺害した動機について、さまざまな主張を展開している。
その一つは、姉が住むマンションに滞在していた際、管理人のデルフィーヌさんが入館証を渡さなかったというものだ。
だが、デルフィーヌさんはベンキレッド被告に入館証を求められた記憶はないと主張している。
専門家は、ベンキレッド被告は幼少期に「虐待、身体的・性的暴力」を受けていたようだと付け加えた。(c)AFP