小学生です!!
成長ifしか書けないネ..
ランドセルを背負いながら2人で歩いている帰り道、
ひらりとチラシを見せる。
サッカーチームの募集のチラシだ。
ちなみに前まで入っていたチームではない。
流石に気まずいし、新しい1歩を踏み出したいからだ。
昼休みに俺はコイツにサッカーを教えてやってる。
まだまだ初心者だが、まぁ基礎は出来ている。
眩しい笑顔を見せられて、なにも言えなくなった。
まぁ、内心嬉しかったのは黙っておく。
とりあえず体験に来た。
俺は元は経験者だし、練習には着いていけた。
だが...
こいつはあんまりついていけていないらしい。
結局俺らはこのチームに正式に入った。
平日にも練習があり、和やかなチームだ。
...さすが、囲まれてんな
ときどき、練習試合もある。
俺はスタメン。
だが、アイツは...
困ったような笑顔を見せてくる。
こいつは、人一倍努力している。
俺はその事を知っていた。いつも残って練習していて、
昼休みも欠かさず練習している。
だが、なかなか報われない。
俺たちももう5年生。
結構体もでかくなって、練習もハードになってきた。
それでもあいつは練習している。
必死に自主練習をするシンタを横目に、
俺は家に帰った。
次のサッカーのある日に
なんとなく、その自主練習に付き合ってやった。
シンタの顔がパッと明るくなった。
そこから少し技を教えてやったりして、気づいたら
結構夕方になっていた。
汗だくの練習着で2人、帰り道を歩いた。
こんな他愛も無い会話をしながら、
帰る道が楽しいことに、幸せなことに気づいた。
また、大会前日。
明日は大きめの市の大会。
たくさんのチームが集まり、俺らチームメイト誰もが出たいと思っている。
そんな俺ももちろん出たいと思っているが、シンタが報われる方が優先になっていた。
俺の名前が呼ばれた。
一安心だが...
水を取りに歩いていたら、
急に走ってくるような足音が聞こえた。
大きく踏み切る音が聞こえて、
1番初めに喜びを共有してくれたことに、
ぎゅっと後ろから飛びついてきたアイツに、
少しだけ嬉しかった俺がいた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。