田原総一朗氏「連立離脱は高市総裁だから」 否定する公明・上田勇氏に「いんちき」連呼
ジャーナリストの田原総一朗氏(91)は26日夜、司会として出演したBS朝日「朝まで生テレビ!」で、公明党が自民党との連立政権を離脱したのは高市早苗氏が総裁になったからだ、と指摘。否定する公明の上田勇政調会長代理に「いんちき」と連呼した。 【写真】高市早苗新首相、トサカ前髪でボディコンでイケイケだったころ 田原氏は冒頭、上田氏が野党側の席に座っていることについて「この位置付けで不満はないの?」と質問。上田氏は「この番組に最初に出たときは、野党の側に座ってましたから」と答えた。上田氏は自公連立が成立する前の平成10年9月と11年6月に朝生に出演している。 番組中盤で田原氏は「公明党の連中に何で自民党と離脱したんだって言ったら、やっぱり政治とカネの問題だと。実はもっと本音を言えば、やっぱり彼女(高市氏)がトップになったから、自民党」「公明党と自民党は今まで26年間、いろいろ話し合いをして、法律に違反する問題でもちゃんと話し合って。ところが高市さんになってそういう話し合いができなくなった。それで離脱」と指摘した。 上田氏が「そんなことはないと思いますよ」と話すと、田原氏は「そうだよ」と大声で叫んだ。上田氏は「われわれは高市さんがいた自民党とずっと政策協議をし、高市さんと私も直接政策協議をしたことがありますから」と説明すると、田原氏は発言にかぶせて「こういうこと言ってるのは、いんちき。それは、いんちき」と述べた。 さらに「何で今まで高市さんがいても自民党と組んで、高市さんが政権取ったら別れたの」と続けると、番組テーマ曲が流れてCMに入り、やり取りは終わった。 高市氏は首相就任前の10日、公明の斉藤鉄夫代表との党首会談で、連立離脱方針を伝えられた際、「例えば総裁が私でなかったら連立離脱はなかったか」と尋ねた。斉藤氏は「今回の総裁選で誰が選ばれても同じだ」と否定したという。ただ、田原氏の言う通り、公明の主張に疑問の声が出ていることは確かだ。