117歳まで生きた人からわかったこと。
117歳まで元気に生きた女性の体を、スペインの研究チームが徹底的に解析しました。
遺伝子、血液、腸内細菌、エピゲノムまで、いわば世界最高齢のマルチオミクス地図です。
驚いたのは、老化のサインは確かにあるのに、病気の兆候がほとんどなかったこと。
テロメアは短く、造血細胞の変異もあるのに、がんも認知症も心疾患も起きていませんでした。
その背景には、低い炎症レベルと効率的な脂質代謝、
そして若い人のような腸内細菌バランスがありました。
特に「ビフィズス菌」が豊富で、これは20年間、
毎日ヨーグルトを3個食べる習慣と一致していたそうです。
さらにDNAの年齢を解析すると、実年齢117歳に対して、 生物学的年齢は約94歳――20歳以上若い。
特別な薬や遺伝子ではなく、腸を整え、炎症を抑え、食事を楽しむ毎日の積み重ね。
やっぱり、「小さな習慣」がいちばん確かなアンチエイジングなのかもしれません。