聖マリア病院前駅誕生 久留米の西鉄大牟田線

西田慎介
[PR]

 14年ぶりの新駅「桜並木駅」(福岡市博多区)が開業した西鉄天神大牟田線で16日、試験場前駅(久留米市)の名称が「聖マリア病院前駅」に変更された。

 駅前にあった久留米工業試験場(現・福岡県工業技術センター=筑紫野市)が1978年に統合・廃庁された後も、開業当初の駅名が使われ続けてきた。聖マリア病院は救命救急センターなどもある42診療科、病床数1097床の地域医療の拠点病院。病院側の要望を受けた西鉄が変更を決めた。

 この日の記念式典で西鉄の松藤悟・鉄道事業本部長は「駅名でのぞましいのは地名や施設。わかりやすく親しみやすく、沿線のいっそうの活性化にお役に立てると思います」とあいさつした。谷口雅彦病院長は「地域全体の安全安心なまちづくりにこれまで以上に尽力したい」と述べた。

 駅名から、県警の筑後自動車運転免許試験場筑後市)の最寄り駅と勘違いする人もいたという。同駅は普通のみが停車。1日あたり約2900人が乗降する。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちら