はじめに
まずは動画をご覧ください。
このようにスプレッドシートにAIを組み合わせることで、複数の単語を翻訳する等の複雑な作業を一瞬で実現できる時代になりました。
何か仕事をするときに、表計算ソフトの利用を避けては通れませんよね。
表やグラフの作成、リストの作成、会計作業、情報の管理……
あらゆる業界の数多の業務で、表計算ソフトが使われています。
そして、表計算ソフトの操作を覚えて自由自在に操ることに苦手意識を感じているビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
昨今、生成AIの性能向上と、身近なソフトへのAIアシスタント搭載の流れが加速しています。
今回のプレゼントでは、無料で使い始められるGoogle スプレッドシートを中心に、表計算におけるAI活用についてご紹介します。
特典を受け取って終わりになってませんか?
本プレゼントでは、スプレッドシートに生成AIをかけあわせた活用方法についてご紹介していますが、
AI関連のコンテンツはたくさんあり、どうしてもインプットが増えがちです。
特典からのインプットだけで、AIを使いこなして業務効率化することはできません。
必要なのはインプットとアウトプット(インプット定着)のバランスです。
知識だけを蓄え続けると、「知識メタボ」になってしまい、
脳みその動きが悪く、知識が定着しません。
ただいま、弊社SHIFT AIでは、最新のAIツールの情報や、
副業における生成AI活用法について「無料AI副業攻略講座」を開催しています。
AIを活用して、
「他の人よりも一歩先をリードしたい」
「学んだAIの知識を定着させたい」
と考えている方は、ぜひ一度、講座にご参加ください。
※講座は無料で参加できます
①AI副業講座でインプットを定着
スプレッドシートについて
普段、Googleスプレッドシートを使われる機会はありますか?
https://docs.google.com/spreadsheets/
表計算ソフトと言えばExcelが代表的ではありますが、Webブラウザで簡単に無料でも使えるスプレッドシートはシェアを大きく拡大してきています。
スプシと略され、多くのビジネスパーソンに愛用されていますね。
簡単なデータまとめ
会計や統計の計算
ToDoリストも搭載した管理表の作成
表やグラフの出力 など……
情報をまとめ、視覚的に分かりやすく表現する際に、スプレッドシートは大きな役に立ってくれます。
行と列で情報を管理し、それらを組み合わせて計算を行い、図示することができるソフトウェアですから、複雑な情報を整理して活用する場合には抜群の力を発揮します。
プログラミングスキルを持っている方であれば、HTML・CSS・JavaScriptを使って複雑なデータ利用を実現できるGAS(Google Apps Script)連携で、外部サイトとデータを連動させて業務を自動化するなどの活用も可能です。
こちらのプレゼントは、全スプシユーザー必見!
スプレッドシートにAIを活用するテクニックを、整理してご紹介します!
ExcelとのAIアシスタント比較
AIアシスタントとしては
Microsoft ExcelにはCopilotが
Google スプレッドシートにはGemini for Google Workspaceが
それぞれ搭載されています。
Microsoft ExcelとGoogleスプレッドシートのAI機能の違い
Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートは、どちらも強力な表計算ソフトウェアですが、AI機能の観点から見ると、それぞれに独自の強みと特徴があります。
Microsoft ExcelのAI機能
Microsoft 365 Copilot:
ExcelのCopilotは、データ分析、グラフ作成、ピボットテーブルの生成などを支援する生成AI機能です。自然言語での指示に基づいて複雑な数式やデータ分析を自動化します。
Analyze Data:
データセットを自動的に分析し、トレンドやパターンを見つけ出す機能です。ユーザーは複雑な数式を使わずにインサイトを得ることができます。
PowerPivot:
大量のデータを迅速に処理し、複数のデータソースを統合して高度なデータ分析を行うためのツールです。DAX(Data Analysis Expressions)を使用してカスタムメトリクスを作成できます。
Fuzzy Lookup:
データの不一致や曖昧さを解決するためのアドインで、データベース内の似た値を見つけ出し、一致度をスコアリングします。データクレンジングや統合を効率的に行えます。
AI Assistant for Excel:
インテリジェントな提案、データ分析、自動化タスクを提供するアドインです。テキスト分類や翻訳機能も含まれています。
GoogleスプレッドシートのAI機能
【無料】Google Workspace Marketplaceから生成AIと連携
公式のマーケットプレイスアドオンから有志の作成したAI機能と連携させることができます。セルに生成AIからの出力を自動で表示するなど、幅広い活用が可能です。
Gemini(旧DuetAI):
Google Workspaceに統合された生成AIで、データ整理、計画、組織化を支援します。自然言語での指示に基づいてタスクを自動化します。
Enhanced Smart Fill:
AIを利用してセル内のデータ間の関係を自動検出し、コンテキストに応じた提案を行います。これにより、手動でのテキスト処理タスクが容易になります。
Help me organize:
データの整理やテーブルの作成を支援するAI機能です。ユーザーが達成したい内容を簡単に説明するだけで、AIが適切な形式にデータを整理します。Geminiがこの機能の根幹を担っています。
PromptLoop:
テキストデータの変換、抽出、要約を行うためのAIモデルを使用した機能です。データタスクの効率を大幅に向上させます。
リアルタイムコラボレーション:
Googleスプレッドシートは、複数のユーザーが同時にリアルタイムで編集できる機能を持ち、これにより共同作業が容易になります。
料金比較 | 月額 | 年額 |
Excel(Copilot) | ¥4,497 | ¥53,964 |
スプレッドシート
(Gemini for Google Workspace) | ¥2,260 | ¥27,120 |
それぞれに特色はありますが、2024年10月現在は、料金の面・機能の面で、Google スプレッドシートがオススメとなります。
AI×スプシ 活用方法5選
①【無料/公式アドオン利用】ChatGPTをスプシに連携する方法→商品名を自動生成
Googleスプレッドシートの公式アドオン機能を使ってAIを連携させる
インストール編
①上部「拡張機能」クリック→「アドオン」クリック→「アドオンを取得」クリック→「Google Workspace Marketplace」が表示される
②「Google Workspace Marketplace」の検索欄に「GPT」と入力
→「GPT for Sheets and Docs」を選択
→「インストール」をクリックし、指示に従う
立ち上げ・活用編
①生成AIの機能を使いたい欄を選択し、そこに「=GPT」と入力
②サジェストに従って内容を入力すると、生成AIモデルが出力
※生成AIモデルは、API接続すればOpenAI・Anthropic・Google・Mistralのモデルを使用可能
③欄の右下をクリックしながら狙った方向にドラッグすれば、自動でドラッグしきったところまで生成内容を表示
動画では、面白い名前の商品名を自動で複数生成しています!
プロンプト次第で、様々な自動入力を実現可能!
②【無料/公式アドオン利用】必要な関数をAIに出力させる方法
「GPT for Sheets and Docs」を活用し、関数を自動出力させる
①「GPT for Sheets and Docs」のメニューから「Generate formula」を選択
②「Describe your goal」に実現したいことをプロンプト入力
日本語でOKです
ここでは、「A1からA10までの数字の平均値をA11に表示してください」と入力しました
③すぐ下に関数が出力されます
「Insert in active cell」をクリックすれば、すぐに②で指示した内容を反映
正しくA1~A10の数値の平均値をA11に表示してくれました
表計算ソフトは、扱える関数を学ぶだけでも大変です
AIに任せれば、簡単に日本語だけで自動計算を実現できます
③【無料/公式アドオン利用】難しい関数の仕組みをAIに説明させる方法
「GPT for Sheets and Docs」を活用し、複雑な関数の意味を説明させる
①「GPT for Sheets and Docs」のメニューから「Explain formula」を選択
②関数の適用されているセルを選択し、「Get from active cell」をクリック
③欄に関数が自動取得されるので、「Explain formula」をクリック
④英語で解説文が表示されるので、翻訳ツールにかけて内容を確認
VLOOKUPのような、表計算ソフト初学者が躓きやすいような複雑な関数も、丁寧に説明してくれます
④【無料/GAS連携】作成したプログラムをスプレッドシートで実行する方法
Google Apps Script(GAS)機能を使えば、作成したプログラムを実行できる他、サードパーティのAIサービスをAPIで連携させることも
GAS連携をすると、HTML・CSS・JavaScriptで書いたプログラムをスプレッドシート上で実行することができます
①「拡張機能」をクリック→「Apps Script」をクリック
②「Google Apps Script」のエディターが表示されるので、コードを作成して実行
function myFunction() {
// JavaScript では . で処理をつなぐ
// Browser という部品にある msgBox 関数を使う
Browser.msgBox('メッセージを表示するよ')
}
③スプレッドシートのUI上で動作
シンプルに「メッセージを表示するよ」というテキストボックスを表示しました
プログラミング経験者・AIアプリ開発経験者向けなのでここでは割愛しますが、ノーコードでAIアプリケーションを開発できる「Dify」をGASでスプシと連携してAIを活用する方法がありますので、参考記事からご確認ください
参考:Dify API と GASのカスタム関数を組み合わせてスプレッドシートからLLMを利用する
⑤【有料/Gemini for Workspace ※2024年10月現在英語版のみ】スプシに完全に統合されたAI機能を活用する
Gemini for WorkspaceのGemini in Google スプレッドシート機能を使えば、「Help me organize」チャット欄に指示した内容をAIが生成して対応します
①Gemini for Workspaceを使用するためには、「Gemini Business」にサブスク登録する必要があります
上述の通り年間¥27,120円~の金額がかかります
https://workspace.google.com/intl/ja/solutions/ai/
②Gemini for Workspaceを契約した状態でスプレッドシートを立ち上げると、右側に「Help me organize」というチャット欄が表示されます
そこに、スプレッドシートに作成したい内容を記入し、「Create」をクリックします
③シート内に生成されますので、適宜調整して活用することが可能です
費用はかかりますが、圧倒的な時短と効率化が可能!
これから日本語対応もしていくと予告されていますので、実装が楽しみですね!
スプシ活用の際に便利なGPTs紹介
①Sheets Expert
Googleスプレッドシートで行いたい操作やアプリケーションそのものについて質問したら、何にでも答えてくれるGPTです。
スプレッドシートを使いこなしたいけれど良く分からないことがある……そんなときに重宝するGPTです。
②Spreadsheet Maker - Excel - CSV - Spreadsheet
オンライン検索を駆使して最新の情報をまとめ、それをCSV形式の表データで出力することができるGPTです。後にスプレッドシートやExcelで調整するために、ひな型としての表データを得られる便利なツールです。
③Excel analysis
作成した表データを読み込むと、その資料から分析を行ってくれるGPTです。
自ら細かく確認することが困難な複雑なデータを読み込ませれば、圧倒的に時短をしながら情報を分析し、まとめることが可能です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
業務で必要不可欠な表計算ソフトの中でも、シェアを拡大しているGoogleスプレッドシート。
無料から有料まで、様々な使い方でAIの活用ができるようになっています。
これまで、ちまちまと時間をかけて行ってきた表計算ソフトとの向き合い方が、生成AI機能の統合により大きく変化しています。
より短い時間で、より優れた資料の作成を実現。
オフィスワークをするビジネスパーソンには、今後必ず求められるテクニックになります。
今から活用を進め、キャリア向上につなげてください!
AI副業講座について
スプレッドシート×生成AIについて
機能の解説やユースケースをご紹介しました!
冒頭でお伝えしたように、知識メタボにならないよう、
インプットを定着できる機会を活用していきましょう!
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