イオンモールが全国の地方都市にできる以前は、ローカルな美術業界が結構力を持っていた。例えば仏師の息子が彫刻家になるなど藩政時代のもの作りの系譜を受け継ぐ場合もあり、パトロンは地主や老舗の旦那、医師など。こうした前近代的な地方経済に支えられた美術界はバブル期以降共に衰退していく。
小松和彦(小松クラフトスペース)
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小松和彦(小松クラフトスペース)
@Komatsucraft
秋田市中通にある工芸ギャラリー・小松クラフトスペースの三代目店主です。花柳界や民間信仰を中心に郷土史研究。『村を守る不思議な神様・永久保存版』(KADOKAWA)、秋田魁新報電子版コラム『新あきたよもやま』などを執筆。
秋田人形道祖神プロジェクト()。
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まさに「道祖神の招きにあいて」この春から秋田公立美術大学の博士課程に在学することになりました。いい歳して学生になるのも不思議な感覚ですが、後々「やれる時にやれば良かった」と後悔しないよう、学業に励む所存です。
うちの近所にある明田地下道が水没しました。おそらく私が小学校低学年の時以来なので約40年ぶりではないでしょうか。これ以上、雨量が増えないことを祈るばかりです。
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地方経済が衰退するタイミングでイオンモールが全国展開したことで、90年代以降の地方都市で育った人が「地方には美術がない」と認識するのも無理はない。しかし、商店街がまだ各地にあった頃、「先生」と呼ばれる芸術の巨匠が沢山いたことを知っている人からその言葉は出てこないだろう。
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今年、青森県のある町の歴史民俗資料館を訪ねた際、その施設には美術館が併設されていた。絵画や彫刻の作者はほぼ地元出身者だが、展示室は立派で見ごたえがある。こんな美術館を建てられる土壌がこの町にあったことに驚くほかなかった。帰りに図録を一部購入したら受付の方から驚かれた。
某議員のLGBT発言でナチスの同性愛者に対する迫害についても話題になっていますが、そのことを報じる昭和9年12月の秋田魁新報の記事がこちらです(秋田の花柳界と売春関係の記事に挟まれている)
今年改めてすごいと思ったのは、秋田県内陸部に点在している人形神(道祖神)集落によって表情や形が異なる人形神を見て歩くのは面白い。特に大館長木川上流域に点在する人形神は朱に塗られた男女の一対の木像で、道祖神の最も古い形態を残しているのではと。来年の魁コラムで取り上げようと思います。
男鹿のなまはげ館にて。解説員の方のお話によると、こちらの「橋本」集落のお面がおそらく最も古いナマハゲの面だという。ナマハゲのイメージが定着する以前の姿のように見える。
お昼は大館市内の米田食堂さん。店を切り盛りするお母さんは50年前にお舅さんから跡を継いだ。食堂の前は茶屋だったという。煮込んだ馬肉の入った肉うどん、美味しいです。
福島からの帰路の途中、強風に煽られながら無事秋田に戻りました。衣替えを終えた朴橋のお人形様、流石の貫禄です!
今年の「味わい深い町」ナンバーワンはこちら、大館市の花岡桜町です。昭和20年代から営業している食堂、カフェーぽい建物の寿司店、廃墟の料理屋、旅館など、鉱山当時の栄華を奇跡的に留める。
『秋田県の遊廓跡を歩く』の中で渡辺豪さんが書いたこのエッセイは何度読んでも心が震える。一日市、五城目、最後は山田家のルーツを訪ねて八木沢集落へ。この奇跡のような取材は、何か見えない力によって導かれているとしか思えなかった。
けい子さんのこと|渡辺豪 #note
まさかの大洪水から一夜。秋田駅西口周辺は水が引きましたが、明田地下道は相変わらず貯水池状態。南通、築地の一部もまだ冠水しております。そう言っている間にも雨が…
芸術新潮の谷崎潤一郎特集を今読んだところで手持ちの小ネタを。大正15年、色街で遊蕩三昧をした秋田中学(現秋田高校)の学生が処分されたという秋田魁新報の記事の中で比喩に谷崎の名が使われている「谷崎潤一郎の小説にでも出さうな醜態」
大正時代の待合の領収書を入手しました。サービスの種目に料理や酒と並んで芸妓、酌取(なぜか酌婦ではない)があるのがまさにこの時代。酌取の数え方は人じゃなくて代なんですね(花代から来ているのか)
大きな箱を背負って施しを受けながら、全国の霊場を巡礼する「六部」と呼ばれた人々。彼らを始め、行き倒れになったり、生き埋めになったりした宗教者が疫病や災害から地域を守る神として祀られる事例を紹介する。御霊になった男(4)病を治す霊魂|秋田魁新報電子版
『秋田奇譚会~秋田や東北の怪しく不思議な噺』
2023 年 9月 23 日(土)17:00~
語り: 黒木あるじ、鶴乃大助、小松和彦(秋田人形道祖神)
料金:2,000円(要予約)
会場:小松クラフトスペース
ご予約はお電話(018-837-1118)またはこちらのフォームから
forms.gle/wphPiu9SCvse6g
御返事(おっぺじ)カシマサマ祭りのハイライト、カシマサマが集落を練り歩いて行われる悪霊祓い(ガモツキ)土俗的なパーカッションをバックに若者たちが囃す「フー、フー」という掛け声はまさに人形道祖神の「悪魔を憐れむ歌」である。
#秋田人形道祖神プロジェクト