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第2話

𝙲𝚑𝚊𝚙𝚝𝚎𝚛 0 『 眠れないユメのなかで 』(非)日常編
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2025/10/08 23:10 更新
《 ??? 》
ぼんやりとした視界の中で、ゆっくりと瞬きをする。

ぼやけた色の輪郭が次第に形を成し、目に映ったのは小さな机と椅子、
壁に貼られたお絵かき、そしてカラフルな積み木が散らばる床。

……ここは、どこかの保育園のようだった。

子どもの笑い声が柔らかい空気を震わせる。

目の前では、幼い園児たちが無邪気に駆け回り、追いかけっこをしている。

その光景はどこまでも明るくて、どこまでも優しくて…
それなのに、妙に現実味があった。

ひとりの少年が、赤いマントを翻して走り回っていた。

『 ヒーローごっこ 』らしい。

彼の声はどこかで聞いたような、懐かしい響きをしている。

それを見ている4人の少年少女たちは、何人かは呆れたように息を吐きながらも、口元には笑みを浮かべていた。

——ここは幸せな世界。そう思うはずなのに。

胸の奥に、微かな違和感が残っていた。

まるで何かを思い出してはいけない場所にいるような……そんな息苦しさ。

なぜだろう。

これは夢なのか、現実なのか。

その境界が曖昧になっていく。

だけど、当たり前で確かなことがひとつある。

自分は車椅子に座っている。

金属の冷たさが指先に伝わる。

膝の上に置いた手の震えも、確かに『 現実 』だと訴えている。

けれどそんなはずはない。

こんな景色は知らない。


混乱と違和感が渦を巻く中、視界の端で何かがキラリと光った。

その瞬間、脳が焼けるような痛みとともに世界が激しく歪む。

色も音もすべてが混ざり合い、現実も夢も引き裂かれるように。

息を呑む暇もなく、視界が真っ暗に沈んだ。

音が消える。

意識が断ち切られる。

——そして、何かが始まる音がした。
《 ??? 》
ねぇ……
ねぇってば…聞こえる……?
やわらかくも焦ったような声が、近くから聞こえてきた。

その声に肩を揺すられて、ゆっくりと意識が浮上していく。

まぶたの裏を白い光が刺し、思わず眉をしかめた。

……眩しい。

ゆっくりと目を開けると、そこには限界まで澄みきった青空と、白く輝く太陽。

焼けた砂の匂いと、潮風が混ざった夏の匂いが鼻をくすぐる。

そして視界の端に、髪を二つに結んだ少女が立っていた。

少し汗ばんだ額を手で拭いながら、心配そうにこちらを覗き込んでいる。
君、大丈夫?
涼しい声だった。けれど、どこかに不安の影を感じる。

…彼女の話によれば、僕はどうやらこの暑い砂浜の上で倒れていたらしい。

それを見つけた彼女が、近くのハンモックまで運び、看病してくれていたという。
こんな暑い砂浜で横になってたから、
流石にこんな状況で熱中症になって欲しくないから…
運んでハンモックに寝かせてたけど、様子を見た限りだいぶ参ってるね
そう言って彼女は小さく笑った。
だけど、その笑みはどこかぎこちなく、疲れが滲んでいた。
それは私も…ううん、他のみんなだって一緒だよ
だって、目を覚ましたらいきなりこんな変なことに巻き込まれるなんて…
………………
…ちょっと、聞いてる?
声が耳に届いているのに、頭がぼんやりして思考が追いつかない。

ゆっくりと周囲を見渡すと、見慣れない景色が広がっていた。

真っ白な砂浜。

規則正しく並ぶヤシの木。

その向こうには、どこまでも青く広がる海。

……ここは、島?

現実感が希薄で、夢の中にいるみたいだった。

少し手を砂につけてみると、指先に焼けるような熱が走った。

夢にしては、感触があまりにも生々しい。
…ここは?
口を開いた自分の声が、やけに遠くに聞こえた。

記憶を探ろうとする。

けれど、何も出てこない。

頭の奥にモヤがかかっていて、思い出そうとするほど霧が濃くなる。

『 僕は……ここに来る前、何をしていたんだろう。』

いくら考えても、答えは出なかった。
どこなのかはまで分からないけど…でも、島ってことしか分からないよ
少女が苦笑するように言ったあと、少しだけ表情を引き締めた。
…それよりも、自己紹介しない?
さっきからずっとお互いのことを知らないまま話してるし
リンリン
私はリンリン、これでも超高校級の保健委員って言われてるよ
超高校級の保健委員…なるほど、
だから砂浜の上で倒れていた僕のことも対処してくれたのかな。
リンリン
君は?
マモル
僕はマモルです、一応…超高校級の博士です
リンリン
マモルくん…教えてくれてありがとう、よろしくね!
マモル
こちらこそ、よろしくお願いします!
その笑顔は、ほんの少しだけ安心をくれた。

でも、どこか不安の影がつきまとう。
リンリン
…ねぇ、よかったら一緒に行動しない?
リンリン
マモルくんはさっき起きたばかりだから何も把握できてないと思うし…
リンリン
それに、1人でいるより2人でいる方が安全だと思うから
リンリンくんの声は、柔らかくも真剣だった。

確かに、この状況で独りになるのは危険かもしれない。

状況がまったく読めない今、協力できる相手がいるのは心強い。
マモル
……わかりました、では行きましょうか
そう答えて、ハンモックから上体を起こした瞬間、
足の裏が砂に沈み、熱がじんわりと伝わってきた。

海風が頬を撫で、潮の匂いが強くなった気がした。

新鮮な感覚。

その正体は分からないけれど、それが心地いいとは思えなかった。

『 本当に、ここは……どこなんだろう。』

そんな疑問を胸に抱いたまま、僕はリンリンくんと並んで歩き出した。


…あんな事が始まろうとしていることを、このときの僕はまだ知らなかった。
主人公はルーレットで決めました ( おい )

自分には雰囲気作りなどは難しいので諦めました!!ありのままで行こうと思います ( ?? )

このような文章しか書けませんが…よかったら見てください、お願いします。

最後に世界一いらない余計な一言、コメントが欲しいです!!((

だってコメントくれた方がモチベ上がりますし…やる気が千倍になりますし…

え、なのに進んでない小説がある?……今、書いてるんです…ははは( 白目 )

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