近年、学生エンジニアのレベルは上がり続け、もはやハッカソンの入賞作品は世に出せるレベルだ。
最近、その煌びやかさと人の強さの光に当てられて、劣等感から苦しんでいる学生をよく目にする。そういった人たちに、もっと肩の力を抜いて、入賞だけがプラスを産むものでは無いと言いたい。
本質は、そのプロダクトの維持で、入賞はそれの先駆けだ。
僕の所属してるNUTMEGは、学園祭に関わるプロダクトを毎年5〜7個くらい運用してる。そのうち3つは2年以上続いてるプロダクトだ。
なんで給料もなしに、崩壊せずこの量のプロダクトが回っているんだろうと思ったので、考えてみた。
心地いい不完全さ
なぜ回ってるのかと言うと、チームの不完全さを心地よく保っているからだと思う。
完全とはなんだろうか。完全とは全員が開発フローや技術を熟知し、運用に無駄がないチームだと思う。企業は完全なチームを目指している。
ぼくら学生のチームもそうありたいが、その完全さはあくまで憧れであって、到達できる領域じゃない。
学生のチームが到達すべき点は人が動けるチームだ。人と人に生じるコミュニケーションの強度が高いチームだ。
なぜ完全に到達できないか
学生というのは初心者から上級者までまばらで、それこそ入学生の大半は初心者だ。
まばらにメンバーでチームを作れば、まず完全にはなれない。年が経るごとにチーム全体のレベルは上がるが、いずれ人は卒業するので、毎年全体的なレベルはリセットされる。
仮に最終学年の強いひとだけでチームを作ろう。完全なチームに見えるが、それはその時だけで、来年には卒業してしまう。
次の年はそのコードを読める人がいるだろうか?仮に後輩を入れても、強いひとばかりがタスクを回収してしまえば、後輩の成長機会は奪われてしまう。
次の年はギリギリ保てても2、3年...