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「横浜三塔」から「横浜四塔」に? 神奈川県立歴史博物館が「エースのドーム」と呼ばれているってホント?

ココがキニナル!

2013年3月発行の神奈川県立歴史博物館リーフレットで同博物館の建物が「エースのドーム」として紹介され、初耳でした横浜三塔と合わせているんでしょうか?いつからですか?(つみみさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

2013年3月のリーフレットを発行時横浜三塔と合わせて建物の愛称として「エースのドーム」と名乗るようになり、広く知って貰えるようにアピール中

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ライター:橘 アリー

横浜四塔になるのか!?



キング(神奈川県庁)・クイーン(横浜税関)・ジャック(横浜市開港記念会館)の横浜三塔はとても有名だが、キニナル投稿にあるように、神奈川県立歴史博物館が「エースのドーム」と呼ばれているとは、聞いたことがないような気がする。

横浜三塔の愛称は、昭和初期に外国船員がこれらの建物を海から見た様子を、トランプのカードに見立てて呼んだことに由来しているとの説がある。
 


横浜三塔の様子(左から、キング・クイーン・ジャック)

 
もしも「エースのドーム」のエースという言葉が「トランプの1番」の意味だとしたら、「エースのドーム」は、やはり、三塔を意識して名付けられたものなのだろうか。
そして、横浜三塔に「エースのドーム」が加わると、横浜四塔と呼ばれるようになるのだろうか・・・。

ちなみに、神奈川県立歴史博物館は、2011(平成23)年8月の記事「横浜の名建築」に登場しているが、「エースのドーム」という呼び名はない。
「エースのドーム」と呼ばれるようになったのは、少なくとも、2011年8月以降なのだろう。

まずは、神奈川県立博物館のリーフレットでどのように紹介されているのか確認してみることに。



さりげなく「堂々と」名乗っている!?



リーフレットは、2013(平成25)年3月付けで、「神奈川県立歴史博物館発行」となっている。
 


こちらが表面になるのか、「エースのドーム」と堂々と記されている

 
そして、ひっくり返してみると・・・
 


神奈川県庁舎、キングの塔が載っている

 

開くと、中は、建物の歴史や設計者について書かれている

 
書かれている文章の中に、2ヶ所、「エースのドーム」という言葉が出てくるが、呼び名の由来や説明などは書かれていない。
ただ、ここでいう「エースのドーム」は、建物の上部にある半円形のドームを指すのだと分かった。
しかし、説明が書かれていないので、いつから呼ばれているのかなど、確かにキニナってくる。

そこで、県立歴史博物館でお話を伺うことに。
 


親しみを持ってもらいたくて、三塔にあやかった!?



対応して下さったのは、企画普及課主事の伊藤瑞湖(いとうすいご)さんと、学芸部主任学芸員の丹治雄一(たんじゆういち)さん。
 


伊藤さん(左)と丹治さん

 
「エースのドーム」と呼ぶようになった理由や経緯について伺った。

神奈川県立歴史博物館は、“外観に威厳がありすぎて入りづらい”と言われることがあり、気軽に入ったり、親しみを持ったりしてもらえるような愛称を付けよう、ということになった。
 


確かに、威厳のある建物である!

 
横浜の建物の愛称にならって、神奈川県立歴史博物館もトランプのカードから名付けてはどうかと考えた。

そこで、「横浜三塔のどれよりも古く」「威厳がある建物」で「ドームの形がエースっぽい」などの理由で、トランプゲームのなかで一番強いことが多い「エース」にしようとことになった。

やはり、キニナル投稿にあるように、横浜三塔に合わせているようだが、「エースのドーム」という呼び方については、もう一つ、理由があった。
 


最初に「エースのドーム」と言ったのは、横浜国大の教授だった!?



10年ほど前、当時横浜国立大学の建築学の吉田鋼市(よしだこういち)教授(現在は名誉教授)が、県立歴史博物館のドームについて、“非常に素晴らしい建築物で「エースのドーム」と呼びたいくらいだ”というコメントをしたという。
 


確かに、美しい形状をしている

 
そのことから、今回、神奈川県立歴史博物館の建物を「エースのドーム」と名付けるにあたって、三塔にあやかると同時に、吉田教授が使った「エース」という言葉を建物の名前に盛り込んだのだそう。

そして、いつから呼ぶようになったのかというと、今から1年ほど前で、ちょうど、キニナル投稿にあるリーフレットを発行したころから。

この呼び名を付けてから1年ほど経った現在、まだあまり知られていないようなので、これから広く知っていただきたいということだった。

そして、「“エースのドーム”として、何か企画やイベントがありますか」と聞いたところ、3月21日が開館記念日で、ドームの中を見学できる、とのこと。
 


開館記念日の案内のチラシの様子

 
「エースのドーム」の中は、どのようになっているのだろうか?


 

ドームの中の様子は!?


3月21日、開館記念日のこの日は、普段は大人300円の観覧料が無料に。
 


記念品が当たる抽選会も行われていた

 
神奈川県立歴史博物館のキャラクターで、営業部長であるという「パンチの守(かみ)」も抽選会の仕事をしていた。
 


若く見えるが、「パンチの守」は今年で152歳だそうである

 
「エースのドーム」がある屋上へは、展示室の中を通って、そこから普段は関係者しか入れない階段を登って行く。
 


階段の様子
 

階段を登りきるとドームが見えてくる

 
間近に見るドームは、周囲の近代的な建物と違って、モダンで美しい。
 


屋上の様子

 
ドームには、「ドルフィン」という海の守り神の装飾がついている
 


ドルフィンの様子。顔が怖い・・・
 

ドームの中へは高さ1.2メートルくらいの扉から入って行く
 

ドーム内から見た出入り口の様子
 

ドームの窓の様子。左が外側で、右が内側

 
ドームは1923(大正12)年の関東大震災で焼失。
そして、大正時代に簡単な修復工事が行われ、その後、1967(昭和42)年の神奈川県立博物館の開館に向けて大規模な改修工事が行われ復元された。
ドームの高さは19メートル。
 


ドームの中の様子

 
内部は、外観とは違って地味な雰囲気である。
 


ドーム内の天井の様子
 

床はコンクリート
 

丸い窓から、柔らかい光が射している

 
見学されている方に「エースのドーム」についてお話を伺った。
 


南区から来られたという畠山さんご家族

 
畠山さんは、“ドームの中は、入ってみると思ったよりも天井が高くてとても雰囲気がよい”“「エースのドーム」と言う名前も感じの良い名前”だと話してくださった。

ほかの来館者の方々にも、「エースのドーム」と言う名前について聞いてみたところ、“良いいんじゃないの”“合っている”ということだった。



取材を終えて



神奈川県立歴史博物館が「エースのドーム」と呼ぶようになってから、ほぼ一年がたつ。
まだこの呼び名はあまり知られていないが、いつの日か、横浜三塔の仲間入りをする日が来るかもしれない。そして、「横浜四塔が一度に見えるビューポイント」を探してみたい。


―終わり―

神奈川県立歴史博物館 http://ch.kanagawa-museum.jp/index.html
 

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  • これは堂々と「エース」を名乗って良いのではないでしょうか。そして「横浜4塔」にしましょうよ。

  • 人生のほぼ半分、横浜市民ですが 3塔も、このエースのドームも含めて みなとゆかりの文物にすでに凄い愛着と誇りを抱いてるなぁとここでしみじみと思っています。内側見せてくださってありがとうございます!

  • 三塔にあやかって、と思いましたが、レポートを読むとまさに「エース」ですね。行って見たくなりました。この塔自体が「展示物」ですね。

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