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クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

アーム角、揺動軸理論

2025-03-18 10:27:36 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
いつの時代に考えられたものなのかわかりませんが、
ちょっと詳しいクルマの本には「ロールセンター理論」なるものが語られています。

ミッドシップのAW-11でダートトライアルに参戦し始めた頃に私も勉強しました。
もう40年前の話です。

ダートコースでのAW-11は当初醜いスナップオーバーと、ウサギのように跳ね回る厄介なクルマでした。

その頃のサスペンションチューニングはと言えば、考えつくことは何でもやってみよう・・

早く言えば無策。

家作りは土台からで屋根から作ったりしないのは知っていても、
動くサスペンションの"土台作り"を知らなかったのです。

手に入る情報のひとつがロールセンター理論。
ボール紙で模型を作って動かしてみたりもしました。

それですぐに気がついたのは、ロールセンター理論そのものに矛盾点が"いくつも"あることです。

なのでかなり早い段階でロールセンター理論に見切りをつけて、自己流でやることにしました。
その年の地区戦で何勝かして全日本戦も勝利。

幸いだったのは実車が目の前にあって、評価ドライバーもサスペンションエンジニアも自分。
減衰力チューニングも自分。何を触れば動きがどう変わるのかを、競技に参加しながら試せたことです。

それと、運良くいい答えが見つかった⋯では後々セッティング技術として活かせないので、
再現性にこだわり、こうしたらこうなるの裏をとりながら慎重に作業を進めたことで
「アーム角、揺動軸理論」の骨組みをこの時期に確立できました。

AW-11のおかげです。

そのあとGr-Cカー とF-3000のトラックエンジニアをやり、
奇しくも自分がドライブしないレーシングマシンで検証ができたことも幸いでした。

これまで数百台のサスペンションチューニングを行ってきた40年間を振り返っても、
アーム角、揺動軸理論を用いた土台作りで迷い込んだことはありません。

幾つかのルールを理解すれば、頭の中で走る姿をシュミレーションできるようになります。

それよりも難しいのがダンパーチューニング・・・

この話はいつか。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了)

コメント日が  古い順  |   新しい順
4輪ジャッキアップ後の乗り心地 (ナカヨシ)
2025-03-18 14:28:25
はじめまして、お忙しいと思いますが以前から疑問に思っていることを教えていただきたいのです。4輪ジャッキアップした後に走行しますとしばらくの間、乗り心地がマイルドになっているのです。翌日になるとそれは消えてしまっています。おそらくダンパーオイルに気泡が混ざるのではないかと推測しているのですがこの現象は私の気のせいでしょうか。
書き込みありがとうございます (くにまさ)
2025-03-18 15:38:41
>ナカヨシ さんへ
>4輪ジャッキアップ後の乗り心地... への返信
純正のサスペンでしょうか。
気泡が混ざったような乗り心地ということであれば、おそらくその通りかと思います。
ただジャッキアップとの関連はよくわかりません。あしからず。
Unknown (Jun⭐︎)
2025-03-28 22:01:36
昔はローダウンのクルマがカッコいいと思っていましたが、国政さんのロアアーム角の話を聞いて、またその違いを体感した経験から、今ではローダウンのクルマを見ると、乗りにくそうなクルマに見えてしまいます
また、自動車ショウなどで展示車の床下を覗いてロアアームの角度を確認してしまう変なクセがついてしまいました
ゼロタッチバネもすごく興味があります
ダンパーのお話も期待しています
書き込みありがとうございます (くにまさ)
2025-04-01 14:17:26
あちこち溢れかえっている言葉に、
おとく、簡単、便利、知らないと損⋯⋯

これをクルマに当てはめると「車高を下げる前に知らないと損」

◯直進性。◯乗り心地。◯ロール感。◯ロール戻り。◯ステアリングレスポンス。◯修正舵の感度。◯動車高の変化幅⋯これらの項目がダメな方向に振れます。

すべて解説のできる"損"です。


知らないから損が判らない・・・?

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