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© Studio Ghibli
世界で愛されるスタジオジブリ。2025年5月27日（火）から、東京・天王洲の寺田倉庫で「ジブリの立体造型物展」がスタートしました。
まるで映画の世界に入り込んだかのような立体展示はもちろん、スタジオジブリ作品が世界に届くまでの過程に迫るコンテンツも必見です。
今回は、見どころたっぷりの展示内容はもちろん、映画の主人公気分を味わえるフォトスポットや、気になる特典まで、注目ポイントをレポートします。
海外版ポスターも並ぶ「ジブリの立体造型物展」／寺田倉庫
© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
寺田倉庫のB＆C HALL／E HALLにて開催中の「ジブリの立体造型物展」。
スタジオジブリ展の原点ともいえる、2003年に開催された立体造形物展が、進化を遂げて22年ぶりに東京へ帰ってきました。
© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
今回は、“海を渡った熱風”をテーマに、スタジオジブリ作品が海外のパートナーたちによって、どのように世界各地に届けられてきたのかに迫ります。
会場には、元スタジオジブリ海外事業部取締役部長で、作品の海外ビジネスを担当していたスティーブン・アルパートさんをはじめ、ジブリを世界に広めた人々のプロフィールがずらりと並ぶスペースも。
海外版のポスターなども展示されていて、グローバルなスタジオジブリを楽しめますよ。
映画の名シーンが立体展示に！
© 2008 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDHDMT
映画の名場面を立体造型物で紹介しているのが、展示会の最大の魅力。
会場の入り口では、早速『崖の上のポニョ』の大きなオブジェがお出迎えしてくれます。見上げるほどの高さで迫力満点◎
© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
© 1994 Isao Takahata/Studio Ghibli, NH
© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N
建物に入ると、『となりのトトロ』や『平成狸合戦ぽんぽこ』、『魔女の宅急便』など、スタジオジブリ作品の名シーンが次々に登場します。
© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM
特に印象に残ったのは、『千と千尋の神隠し』でカオナシがニガダンゴを食べて暴走する場面。
食べ物のひとつひとつが本当にリアルで、思わず細部までじっくり見入ってしまいました。
© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM
映画に登場する湯屋「油屋」の展示もありましたよ。
© 1986 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
続いて、『天空の城ラピュタ』のワンシーン。
パズーがシータを救出するシーンは、臨場感たっぷりで大迫力に再現されていました。
© 1992 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NN
そして、本展の目玉ともいえるのが、『紅の豚』に登場する飛行艇“サボイアS-21”。
特撮界のエキスパート・伊原弘さんが中心となって手がけたもので、木製とは思えないほど機体の曲線が美しく、細部までこだわりが感じられます。
そばにはポルコとピッコロのおやじもいて、まるで映画の世界に入り込んだような気分に。
フォトスポットや体験展示もチェック
© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH
© 2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
フォトスポットもあり、『耳をすませば』の雫や『君たちはどう生きるか』の眞人になった気分で写真が撮れちゃいます。
立体感のある写真が撮れるので、ぜひチャレンジしてみて！
© 1992 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NN
思わず覗き込みたくなる展示や、
© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT
ハンドルを回すとイラストがパラパラ変わる体験型展示もあります。
(C) 2002 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
さらに、宮﨑駿監督がかつて三鷹の森ジブリ美術館の企画展示用に制作した、短編アニメーション映画『空想の空とぶ機械達』（2002年）も特別上映中。
空を飛ぶことに憧れた人々の“空想の飛行機”が描かれた6分間の映像は、「自分にも何かできるかも」って、そっと背中を押してくれるような作品でしたよ。
「あのハム入りラーメン」の特典付きチケットもあるよ
寺田倉庫に隣接する水上施設「T-LOTUS M」では、2年前に「金曜ロードショーとジブリ展」で販売されて話題を呼んだ「あのハム入りラーメン」が食べられるそう。
『崖の上のポニョ』を観たことがある人なら、一度は「食べてみたい…」と思ったことがあるのではないでしょうか。
食べるためには、通常チケットではなく、特典付きチケットが必要だからお間違えのないようにご注意を。
数量限定なので、気になる人はお早めにチェックするのが吉ですよ！
© 1986 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli
スタジオジブリの世界観にたっぷり浸れる展覧会、ぜひ会場で楽しんでみてくださいね。
ジブリの立体造型物展
場所：天王洲・寺田倉庫 B＆C HALL／E HALL（東京都品川区東品川 2-1-3）
期間：2025年5月27日（火）～9月23日（火・祝）
時間：9:30～20:00 ※最終入場は19:00
予約・料金：日時指定予約制
【通常チケット】大人 税込1900円／中・高校生 税込1600円／小学生 税込1200円
【特典付きチケット】大人 税込2900円／中・高校生 税込2600円／小学生 税込2200円
公式サイト：https://rittai-ghibli.com/
