権限ちらつかせ警察幹部が風俗店を“無料おねだり”疑惑 元風俗店経営者「『いつでも摘発できるぞ』と。お金はもらったことはない」と証言 直撃取材に幹部は「もう何も…」
■「真実だったらとてつもない不正」と京大・藤井教授
この疑惑について、元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠さんは、「和歌山県警も徹底調査したはずだが、無料で性的サービスを受けていたとまでは裏付けられず、本部長訓戒になったのだろう。しかし、処分が甘いといった指摘があることも重く受けとめるべきだ」と述べた。 一方、京都大学大学院の藤井聡教授は次のように厳しく指摘した。 京都大学大学院 藤井教授:非常に疑義が高い。絶対許せないことです。この事案が本当に真実だったら、とてつもない不正ですよ。民主国家の中で国民が警察にはものすごい権限を付与しているんです。逮捕したり、捜査したりと。こうした権限を付与しているのがなぜかというと、国家の秩序、社会の秩序を守るためなんですよ。 京都大学大学院 藤井教授:それを自分の楽しみのために活用するようなことがあっては、絶対いけないわけですよ。真実なら公的資金を横領しているに等しい。国民全員が付与している権限を自分のために使ったのだとしたら、絶対許せないことです。しかも、そういうことがあったという証言が出ています。証言されている方が嘘をついてるのか、警察が嘘をついているのかどっちかですよ。 (関西テレビ「newsランナー」2025年9月26日放送)
関西テレビ