権限ちらつかせ警察幹部が風俗店を“無料おねだり”疑惑 元風俗店経営者「『いつでも摘発できるぞ』と。お金はもらったことはない」と証言 直撃取材に幹部は「もう何も…」
■「文句を言える立場ではありませんので」おねだりとも見受けられるSNSのやりとり
以下は元経営者が、元警視とやりとりをしたというSNSの内容。 元警視:22時辺りからスタートできる人で、エエ人いますか? 元警視:大変恐縮ですが、今日はもう1回店に行かせてもらえないですか? “おねだり”とも見受けられる内容もある。 元警視:何時になろうと、誰になろうと文句を言える立場ではありませんので…お気遣いなく。 風俗店「エンペラー」元経営者:飲み屋の女性のところ行きましょうとなったら、全部僕ですし、ソープランドでお金もらったことは1回もないです。熱が出てようが、夜寝てようが、酔っ払って連絡きますし、タダで入られてるっていうのももちろんありますし、でも断ったら捕まるのかなというところが一番ストレスだったですね。
■直撃取材に対し元警視は無言を貫く
“無料のおねだり”はあったのか。 和歌山県警は関西テレビの取材に対し「元警視は無料ではなく、お金は支払ったと答えています」と回答した。 本部長に直接質問してみると…。 (Q.仮に無料で警察幹部が権力をちらつかせて、性的接待を受けていたとしたら?) 和歌山県警 野本靖之本部長:仮定の質問にお答えするのは、差し控えさせていただきたいと思います。 関係者に聞き取りをしたというものの、手法や調査期間についても回答は差し控え。 そして取材班は、元警視を直撃取材した。 記者:○○さんですか? 元警視:はい。 記者:関西テレビですが…。 元警視:もう何も…。 記者:無料の性的接待はあったのでしょうか? 元警視:・・・。 記者:(警察の権限の)ちらつかせはありましたか? 元警視:・・・。 記者の問いかけに一切、答えなかった。
■「摘発はしょうがない」が「自分だけそれはないでしょ」と元経営者
逮捕され有罪判決を受けた元経営者。今思うことは…。 風俗店「エンペラー」元経営者:摘発されたのはしょうがないと思う。本当にグレーな仕事だと思うので。 (Q.元警視は「お金を支払っていた」と主張しているみたいですが?) 風俗店「エンペラー」元経営者:ソープランドで?ないです、ないです。人の人生狂わせておいて、自分だけそれはないでしょ!と。