権限ちらつかせ警察幹部が風俗店を“無料おねだり”疑惑 元風俗店経営者「『いつでも摘発できるぞ』と。お金はもらったことはない」と証言 直撃取材に幹部は「もう何も…」
■元警視と風俗店の“不適切な交際”以上の疑惑
風俗店で撮影された元警視の映像には、次のようなやりとりが残されていた。 従業員:送りは? 元警視:大丈夫です。 店を出る際に従業員に対して、手を合わせる様子が映っている。 取材を進めると見えてきたのは、元警視と風俗店の“不適切な交際”以上の疑惑だった。 記者リポート:元経営者によると元警視との関係は、8年前、和歌山市内で知人を介して食事をしたことが始まりだったといいます。 風俗店「エンペラー」元経営者:『いつでも摘発ができるよ』、『挙げられるよ』って言われると、やっぱり怖かったです。 取材に応じたのは、逮捕され有罪判決を受けた風俗店エンペラーの元経営者。 風俗店「エンペラー」元経営者:ご飯食べて飲んでいる時に、元警視は『うちの会社(警察)はおたくの業務に対して挙げようと思えば、すぐに挙げられるからね』、『いつでも摘発できるぞ』みたいな言い方をされたんです。『うち(警察)が目つむってるようなもんだからね』って。 食事中に出てきたのは、元警視による警察権限のちらつかせ。 風俗店エンペラー元経営者:(元警視が)『どういうお店やってるの?』、『かわいい子揃えて頑張ってます』。(元警視が)『ちょっと遊んでみたいね』って話があったので、『じゃあ遊ばれますか』って話で連れてきました、最初は…。
■風俗店の無料利用 「財布出す素振りがない」
しかし、元経営者が憤りを感じているのが”風俗店の無料おねだり”という疑惑。次のように証言する。 風俗店「エンペラー」元経営者:正直『おごります』も言わなかったんですけど、来られて、お財布出されるそぶりがなかったので、そのまま遊ばれて、『結局お金払ってない?』って店に聞いたら、『払ってない』と。結局そこから始まって、ずっと僕がお金を出すような。 元経営者が話したのは、県警の説明とは食い違う、「風俗店の無料利用」。 およそ8年前から、“おねだり”があったというのだ。 風俗店「エンペラー」元経営者:(元警視から)お誘いがあったのは100回ぐらい。実際にご飯に行ったのは40〜50回ぐらいあるのかな。 (Q.ご飯=店に案内してる回数?) 風俗店「エンペラー」元経営者:基本的にはそうです。