和歌山県警の元幹部がソープランドでの無料接待疑惑で訓戒を受け退職しましたが、処分の軽さに批判が集まっています。告発者は警察の圧力を主張し、元幹部は否定も肯定もしていません。元警視庁の佐藤誠氏は、この事件が警察の信頼を崩壊させるとコメントしています。
今週発売の「週刊文春」が和歌山県警の元幹部が、今年5月に風俗スカウトグループ絡みで摘発された和歌山市内のソープランド「エンペラー」で、8年間にわたって100回近くもの無料接待を受けていたとする内容を報じ、SNS上で警視庁の元刑事や弁護士から驚きの声が広がっている。
和歌山県警の当該幹部は訓戒を受けすでに依願退職しているというが、これでこのまま幕引きとなるのか。
文春で告発したのは、同店の元経営者のA氏で、摘発によって売春防止法違反(場所の提供)容疑で逮捕・起訴され、執行猶予付の有罪判決を受けたという。
A氏は和歌山県警の幹部にタカリを受け、警察の権限をちらつかされ、無料で性的サービスを提供せざるを得なかったと主張しているが、元幹部側は反論している。
8年100回の“無料接待“疑惑の当事者 元警視は否定も曖昧な回答
文春でソープで無料接待を受けたと報じられたのは、和歌山県元警視の堀内康弘氏。同誌の取材で、ソープで無料サービスを受けるために脅していたのかと問われると、堀内氏は、「ありえない」と答えたというのだ。