ルーブル美術館強盗、容疑者2人拘束 1人は海外へ逃亡計画か

ルーブル美術館のそばに立つ警察官=パリで19日、ロイター 拡大
ルーブル美術館のそばに立つ警察官=パリで19日、ロイター

 フランス・パリのルーブル美術館で歴史的な宝飾品8点が奪われた強盗事件で、仏捜査当局が25日、容疑者2人を拘束したことが明らかになった。仏メディアが26日、報じた。

 2容疑者は30代ぐらいで、1人は25日午後10時ごろ、パリ郊外のシャルル・ドゴール空港で、アルジェリア行きの航空機に乗り込もうとしたところを警察が拘束したという。もう1人は25日、パリ郊外セーヌサンドニで拘束された。遺留品やDNAなどの捜査が容疑者特定につながったという。奪われた宝飾品に関する情報は得られていない。

 事件では、19世紀の王族らのネックレスやイヤリングなど8点が奪われ、推定被害総額は8800万ユーロ(約155億円)に上る。

 仏当局によると、4人の犯行グループは伸縮式のはしごを使い、建物の2階窓から美術館に侵入。電動のこぎりで展示ケースを破壊し、宝飾品を奪いオートバイで逃走した。約7分間の犯行だった。【ブリュッセル宮川裕章】

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