前橋競輪場で26日、G1「第34回寛仁親王牌」決勝が、9選手により第12Rで行われた。嘉永泰斗(27)=熊本・113期=が3番手確保から最終2角豪快にまくってV。うれしいG1初優勝を飾り、優勝賞金4390万円(副賞含む)と、「KEIRINグランプリ2025」(12月30日・平塚競輪場)の出場権を獲得した。2着は松本貴治、3着は古性優作が入った。優勝した嘉永の次回出走予定は31日に開幕するG3四日市記念。
レースは犬伏湧也―松本貴―小倉竜二が正攻法。古性優、清水裕友―河端朋之、吉田拓矢―恩田淳平、嘉永泰で周回。誘導が残った状態で吉田―恩田―嘉永が残り2周前に抑えると、切り替えた古性―清水―河端が続き、犬伏は7番手に引く。そのまま吉田が打鐘前からペースを上げて先行。最終ホームから清水が仕掛けるもひと息。合わせた3番手の嘉永が最終2角からまくって1着ゴールした。追走した古性は恩田に絡まれ、8番手から内を突いて伸びた松本が2着、古性が3着となった。
嘉永泰「G1優勝は素直にうれしいです。決勝は一人だったので、流れを見て行けるところからと思っていた。関東勢に付いて行ったらいい位置の3番手が取れた。後は自分のタイミングでと思っていた。この優勝で地元開催のG1全日本選抜(2月・熊本)に出場できることが大きい。4日間、声援ありがとうございました」









