ハーフパンツの制服「ダサい」一転、好評 猛暑対策で生徒発案、宇都宮東高・中
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栃木県立宇都宮東高・付属中で今夏、生徒が発案したハーフパンツの制服が導入された。ユニクロと無印良品の既製品で、計5種類。当初「ダサい」という意見もあったが、快適さから支持が広がった。学校制服の専門家は「生徒が自ら声を上げ、在り方を変えたことに意義がある」と語る。(共同通信=宮脇奈月子) 【画像】教諭も困惑、制服検査「あれはセクハラ」 校則は誰のためにあるのか
きっかけは2024年、校内で上がった一言だった。「汗だくで登校し、制服が冷えるのが不快だ」。生徒会が検討し、一時は体操着が代替候補に挙がったが、個人名が入っているため、プライバシーの観点から見送られた。 近年の暑さは異常で、生徒会は2025年も検討を続けた。新たにハーフパンツの制服を作るには時間が足りなかったが、すぐに手に入り、簡単に洗える市販品に目を付け、学校側に提案。採用された。 「スカートの方がかわいい」。7月の導入当初はそんな声も多く寄せられた。ただ着用するにつれ「自転車をこぐときにスカートを気にしなくてよくなった」など、肯定的な意見が多くなった。 制服として10月まで着用でき、高校の生徒会長で3年の岩城悠生さん(18)は「毎年猛暑が続くので、本校をきっかけに他校にも広がってくれれば」と期待を込めた。店舗で安価に購入できるメリットもあり「洗いやすく助かる」と保護者も歓迎する。
生徒会は、シャツと合わせるのは不格好だとしてポロシャツと併用する着用ルールも定めた。椙山女学園大の内藤章江准教授(被服心理学)は「近年、制服が多様化しているが、学生が主体になって改良した例は珍しい」と評価。「生徒たちの成功体験になったのではないか」と話した。
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