非常識人 第六十一話 中二病
多くの人が様々な形で中二病を経験する。
異性が気になるのに嫌いなフリをする
見た目を異常に気にする
武勇伝を大袈裟に話す
悪自慢をする
タバコを吸ってみる
逮捕歴を勲章のように語る
将来の夢が非現実的過ぎる
主観だが上記は全て中二病の症状である。
治す薬は成長以外にない。
私は/僕は中二病だった頃はございません、と言う人はよほどの常識人か、羞恥心が強い人だと言えるだろう。
年々症状が和らいできているが筆者も中二病だ。不治の病なので仕方がない。死ぬまでには完治していることを願うばかりである。
俺の第一期の中二病は六歳であった。
初の美容院。
「どんな髪型にします?」
美容師さんに優しく質問される。
当時、週刊少年ジャンプで連載されていた遊戯王の闇遊戯のダークヒーロー的な魅力に憧れていた俺は、即座に答えた。
「遊戯王みたいにしてください!」
結果。
坊ちゃん狩りになった。
美容室の人を少し恨んだ。
第二期の中二病は、中一の頃からだろうか。
当時初めて付き合った彼女がいたのだが、手も握れない、廊下ですれ違っても無視をする、そのくせに文面ではデレデレというとても気持ちの悪いガキだった。
学校のホームステイで韓国に行った際は一緒に抜け出して釜山の夜の街を歩いた。
寝る前の時間にワックスを付ける。
そのくせに褒められると
「は、寝癖やし」
などと宣う。
思い出しても恥ずかしい。
当時の俺をボコボコにしたい気分になる。
第三期以降は恥ずかしいので伏せる。
羞恥心を持つことが中二病を治す秘訣なのかもしれない。
これが中二病からの気づきだ。


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