非常識人 第六十話 断捨離十
引っ越しは何度経験しても面倒だ。
ただ家を見つけて住むだけなら良いが、世の中単純では無い。
賃貸契約だけでも
・内覧及び契約審査
・保証会社契約
・初期費用の入金&賃貸契約書記入
その他必要に応じて
・電気ガス水道公共料金の契約及び解約連絡
・ガス立ち合い
・郵便物の転送届の提出(or私書箱契約)
・必要に応じ住民票の転入出届提出
・必要に応じ各種本人確認書類の住所変更
・家具家電購入/継続して使うものは搬入
やれば大したことはない。
3日もあれば終わる。
しかし面倒な事に変わり無い。
福岡の自宅のアパートに帰る。
旅の間、次はどこに住むかを考えていた。
当時していたスマホアクセサリの店長業務を閉店と共に退社。
なし崩し的に福岡に住む事になったが、特に福岡にこだわる理由もない。
当時自らで行っていた仕事は住む場所には拘らなかったから問題もない。
かと言って住み心地は良い。
生まれ育った佐賀も近い。友人も多い。
「海が見えるとこがええなあ」
糸島の方で物件を探す。
家賃相場が安くおしゃれな家が多い。
何より海が見える。
コンビニとドンキが近い。
ロケーションが良い。
書類上無職だったが初期費用に前家賃を積めば簡単に審査も通過した。
3件内覧し、新しい部屋を決めた。
古いヤサの荷物をまとめる。
引っ越すたびに使っていた物は捨てる。
保管をしたり持ち運ぶ方が面倒だ。
「新しいとこじゃタバコ上か換気扇の下で吸ってね」
メゾネット形式になっていて上はミニテラスのようになっていたのでハンモックを下げてバーベキューセットを置いた。
それなりに居心地がいい。
前のテキトーに決めたアクセスがいいだけの1Kのボロ家とはえらい違いだ。
また、引越しのたびに作る「場所を決めてタバコ吸ってねルール」
今回は10日と持たなかった。


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