非常識人 第ニ話 ケータイ
俺は帰宅し、隠していたパケからバッツを取り出した。
レモンスカンク。株やブランドは関係はないが柑橘系の香りが鼻につく。AM6:00。ケータイが鳴る。
「もしもし山口です」
ビジネスネームの一つだ。相手を信用していない証である。
2コール以内で取るか取れなかった場合はすぐに謝罪する。丁寧なわけじゃない。揚げ足を取られないためだ。
「板売ってくれない?」
「10万円です。クリーンなので。値段が気に入らなきゃ他を当たってください」
電話を切る。どれだけ常識がないのか。
イライラした分また一本巻いた。
シグナルテレグラムスカイフォンをVPN対策をして更に俗にいう飛ばしだ。
某方法で再利用の悪用までしている。辿れるはずがない。
悪いやつは武闘派知能派問わず総じてアイフォンに詳しい。
便利な分画面の割れた端末達が目障りに感じる。ただ今の俺には必要な物だ。
ボタン付きのアイフォンが散らばる部屋のソファでいつの間にか眠っていた。


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