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「マエストロ、そう落胆しないでください。あれは我々でも想定できません。」
「‥‥‥。」
赤紫色の会議室ではゲマトリアの者たちが緊急会議を行っていた。
議題はミサイルが落ちた後の最悪な想定外の連続だった。
「ベアトリーチェの要請によって、私は自分の力を貸した。戒律を守護せし者達を
まず初めに、想定外だったのが自身の作った教義の一つ『ヒエロニムス』が一撃で消滅したという事。
そして、さらには自身が貸していた
これにはマエストロはひどく落ち込んでいた。
「確かに教義はあなたの所有物かもしれませんが、あの現象はあなたの所有物ではないはずですよ、マエストロ。」
「私は所有権を主張しているわけではない、ただ自身の作品を一瞬で無に帰されたことが不服なだけなのだ‥‥‥。」
「まぁまぁ‥‥‥お気を落とさないでください、マエストロ。」
「そういうこった!」
ベアトリーチェが水を差すような言い方をするが、マエストロはそれでも気分が下がっている。
すかさず、ゴルコンダやデカルコマニーが励ます。
「貴下が私の作品を勝手に使ったことは百歩譲って許そう。だが、あれはどうにもならないのか‥‥‥」
「あのような不明なテクストが張られている者については私の範囲外ですのでどうとも言えませんね。」
「ええ、デカグラマトンの
「スクワッドはやられましたが、まだ戦力はあります。ロイヤルブラッドは後からでも回収するつもりです。」
「マダムの領地…アリウス自治区ですか。黒服のアビドスは残念でしたが‥‥‥おっと、失礼。皮肉を言っているつもりではありません。」
「ククッ‥‥‥お気になさらず。私としてもあれは完敗です━━あの先生の存在を私の計算に入れていなかったので。」
「‥‥‥『シャーレ』。例のあの者ですね。私たちの敵対者。」
「そういうこった!」
議題は少し変わりシャーレの先生の話になった。
「いいえ。あの者とは(色々な意味で)敵対してはいけません。*1私的には仲間として迎え入れたかったですが、どちらかと言えばあの先生と容姿の似た『へロブライン』と呼ばれる都市伝説を引き入れたいところですが。」
「私としては芸術を壊された点はあれだが、あの者は、"ある意味では"私たちの理解者になってくれるかもしれない。」
「私はまだ判断を保留していますが‥‥‥あの強大なテクストはぜひとも目前で観察したい。」
「愚かで怠惰な思考ですね。『マインクラフター』は必ず排除しなければなりません。」
「「「‥‥‥。」」」
その場にいたベアトリーチェの発言で他のメンバーは黙る。
自身の感性と会わないのが理由かもしれないが、それ以外にも「あのマインクラフター相手に勝つのは不可能では?」と疑問に思っている。
「失礼ですが、マダム。あの歴戦のマインクラフターと崇高に近しい存在であろう都市伝説相手に勝てる見込みでもあるのですか?この前は聖園ミカと呼ばれる生徒のインスピレーションがあったが故に実現できましたが。」
「ええ、まだ兵力はりますし、
「バルバラですか。またマエストロの作品の一つでしたか。しかしへロブラインには?」
「私の計画、祭壇を用いて黒服がアビドスでしようとしたものと本質的には変わらない方法で儀式を行い、崇高に至った際に消します。そのためにも、ロイヤルブラッドが必要です。血は既に用意できているので後は肉体。最悪の場合は別の肉体を使うつもりです。」
「ほう、契約の代わりに儀式ですか‥‥‥本来その二つは変わらないと考えることもできますが‥‥‥。」
「では、早急に先手を打つための準備をするため、私はこれで帰るとします。これをあの都市伝説が見ている可能性すらありますので。」
そうしてベアトリーチェは会議室から退出した。
「「「‥‥‥。」」」
「‥‥‥今のうちにマダムとは手を切るべきでしょうね。」
「ええ、そうですね、ゴルコンダ。あの者に敵対すればたとえ我々の全力を出したとしても勝てるかどうかが怪しいので。」
「これ以上協力したところで私の作品が無に帰されそうなので私も手を切るつもりだ。」
「そういうこった!」
というようにもうベアトリーチェとは手を切る気満々の他ゲマトリアメンバーなのであった。
これ以上協力したところでかえって損失が増えるだけだから、手を切るのは最善である。*2
今回は短めです。
次回からエデン4章の内容に本格的に入ってきます。
エデン4章で蓄音機から流す曲の投票
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C418-cat
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C418-wait
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C418-ward
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Lena Raine-Pigstep
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Lena Raine-otherside
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Lena Raine-Cretor
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Hyper Potions-溶岩チキン
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Kyrie(原作通り)