アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
また二十連で水着ヒナを引くという神引きをかました今日このごろ。
おかげでヒナの実装衣装はすべてコンプしました。
……なお、最初にいつの間にかコンプしたのはアル社長なんですけどね。
それはともかくとして、本日はこの話に加えてもう一話……
ちょっとした間話を挟みます。
それと、次回の更新の時にまた間話のアンケートを取る予定です。
色々とネタがあるのでお楽しみに
それでは、本編をどうぞ


五十二話:ブラックマーケット④

ファウストと覆面水着団がマーケットガード達とチェイスを繰り広げている丁度その頃……

 

「監視カメラは!?」

 

「だ、駄目です……!!録画が完全に途切れていて記録できていません!!」

 

「ッッッ!!!!!クソォォッッ!!!!」

 

ダンッと机を叩き怒りをあらわにするロボット……

 

ここは闇銀行のセキュリティルーム。

 

銀行内部の監視カメラの映像などがすべてここに保管されている。

 

しかし、その肝心のデータを上手いこと残さなかったが故に先程銀行を襲撃した銀行強盗犯を特定するのが困難になっていた。

 

怒り心頭といった様子で喚き散らしているのはこの銀行の支配人……

 

カイザーコーポレーションとズブズブに浸かりあっている、彼らの駒であった。

 

「……突然のマーケットガードへの襲撃……同時刻にこの銀行に強盗……あまりにも用意が周到すぎる……!!」

 

「し、しかし……そうであるなら一体誰が……?」

 

「それが分かれば苦労はせん!!クソがぁぁッ!!」

 

キレ散らかしながらも支配人は考える。

 

確かに自分たち闇銀行……ひいてはその後ろ盾であるカイザーコーポレーションは様々な方面に恨みを買っている。

 

だが、自分たちに牙を剥こうとしていた不穏分子はもれなくすべて潰すか上手いこと牽制してきた。

 

あくまで一配下に過ぎない故に詳しくはないが、うわさだと連邦生徒会にこちらの協力者が居るらしい。

 

その人物の執り成しもあって他の企業共や薄汚いガキども、果てには天下のヴァルキューレまでもが自分たちに強く出れないでいる。

 

もはやカイザーに敵無し。

 

そのはずだったのに……

 

(クソッ……一体どこのどいつだ……!!我々に楯突いてただで済むとでも思っているのか……!?)

 

支配人は必死に頭を回すが、犯人の見当がつかない。

 

(カイザーローンに借金中の連中……?いや、利子で死の間際の連中がこのような手に出るとは考えづらい。

なら、連邦生徒会の連中……?いや、奴らはもはやカイザーの傀儡。ヴァルキューレ共々動けるはずが……)

 

そこで支配人はある人物を頭に浮かべた。

 

(……まさか、連邦生徒会の先生……!?いやまさか……だが、それなら辻褄も……)

 

ほぼ消去法であるが正解である。

 

が、しかし……その確証はどこにもない。

 

証拠がない以上、下手に叩いたところで逆に名誉毀損で叩き返されるのがオチだ。

 

(……あの連邦生徒会顧問教師は得体が知れない。いま何を企んで何をしようとしてるのかすらも、こちらからすれば不透明もいいところだ)

 

一方、もう一人連邦捜査部シャーレの先生が頭によぎったが、それはない可能性が高いと支配人は推測する。

 

(シャーレの先生は露出が高い分、考えはわかりやすい。生徒第一で行動する節はあるが、だからこそ銀行強盗のようなリスクを生徒に負わせるとは考えづらい……)

 

その点においてはこの男は見誤った。

 

実際のところは、アヤネとともに無線越しに強盗犯たちを指揮していた。

 

(……クソッ、何にしても情報も証拠も足りない……!!このままみすみす逃してしまえば私の立場が……!!)

 

さすがはカイザーとどっぷりの汚職支配人。

 

銀行の信用やら威信やらよりも自分の身を案じていた。

 

……もっとも、そのようなものは今日この日をもってすべて消え失せるのだが。

 

「……ッ!?!?!?し、ししし支配人!?」

 

「なんだ騒がしい!!こっちはこのあとの対応を……」

 

「それどころじゃありません!!金庫室に侵入者です!!」

 

「な…………ッ!?」

 

部下のその言葉に、支配人は慌ててメインコンピュータのモニターを見る。

 

監視カメラの映像は未だ回線が繋がらずにブラックアウトしているが、一方で各部屋の扉等に仕掛けている警報器の内、銀行最深部に置かれている金庫室のセンサーに異常が見られた。

 

「……ッッ!?!?ま、マーケットガードはどうした!?」

 

「……駄目です、応答がありません!!その上、銀行内の警備担当以外のガードは全員、逃走中の強盗犯達の追跡や爆破された駐留所等の対応に割かれているため応援が……!!」

 

「ッッ、クソッ!!貴様も来い!!直接この手で侵入者を始末してやる!!」

 

「し、支配人!?危険です!!支配人!!」

 

部下が止めようとする声を振り払い、支配人は自分のデスクから一丁のサブマシンガンを取り上げる。

 

でっぷりとしたガタイのいいボディからは想像できない速度で廊下を走り抜け、そうかからずに金庫室へとたどり着いた。

 

金庫室の扉は無残にもねじ曲げられたかのように形状を変えてしまっており、恐らくは既に侵入されてしまったのだろうと予想される。

 

 

「出てこいクソッタレの侵入者ァッ!!テメェの頭をこのトンプソンで蜂の巣にしてくれるわァァッッ!!!」

 

 

怒り心頭トサカにキているらしい支配人は声を張り上げて金庫室に突入した。

 

が、しかし……

 

「…………?どこだ、どこにいる!!」

 

広々とした金庫室。

 

特に金や重要な預かり物などが納められた棚には開けられた痕跡などが全くなく、"ただ一つを除いて"これといって変わった様子などが無かった。

 

「……どういう事だ…?侵入者は一体何を……」

 

支配人がキョロキョロと辺りを見回していると、部屋の中央に見慣れない何かが置かれているのに気がついた。

 

「これは……?」

 

支配人はその見たことがない形状のそれに疑問符を浮かべていた。

 

大きめのバスケットボール程はある球体が台のような……いや、よくよく見れば羽のようにも見える何かについているのだろうか?

 

てっぺんは赤く塗られており、何かがその部分にあるかのように表している。

 

よくよく見てみれば何かが繋がっているらしく、支配人は不用心にもそれを持ち上げた。

 

そして、その繋がった先には……

 

「……目覚まし時計?なんでこんな物が………………ッ!?」

 

そこで支配人はその物体の正体に気がついた。

 

その物体は……時限爆弾なのだと。

 

時計が示す時間まで……あと5秒。

 

「な……ぁ……ッ!?」

 

支配人は慎重かつ迅速にソレを地面に置き、大急ぎで部屋の外へと駆け出した。

 

――あと3秒

 

部屋から飛び出すように脱出できた。

 

―――あと2秒

 

火事場の馬鹿力というべきか、驚異的な怪力で扉を無理やり閉じた。

 

――――あと、1秒…………

 

一刻も早くこの場から離れようと大急ぎでその場から飛び出した。

 

 

 

―――――0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ズゴォォォォォンンンンッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日のクロノスの報道ではこのようなニュースが流れた。

 

『続いては、突如ブラックマーケットで発生した謎の大爆発についてのニュースです!』

 

『私は現在、現場となるブラックマーケットの銀行付近に来ているのですが……現場から数kmに渡って立ち入り制限がかけられています!というのも、爆発地点から数メートル内にて通常ではありえない濃度の放射線が観測されており、いくら頑丈である私たちキヴォトス人であっても下手をすれば命に関わるとのことです!』

 

『幸いにも銀行に訪れていた客やほとんどの銀行員に被害はありませんでしたが、この銀行のオーナーである✕✕✕✕氏と連絡が取れなくなっているとのことです!』

 

『私は引き続き、この事件について調査をしていきます!チャンネルはそのままでお願いしますよ!』

 

『以上、リポーターの川流シノンでした!』




いかがでしたか?
一応、設定上は生徒たちは放射能にも耐性があるとしています。
大体40シーベルトぐらいまではヘイローの影響で影響を受けることがない範囲となっていますが、それを越すと細胞へのダメージが入りだして最悪死にます。
そのため彼は生徒に向けて直接核兵器を使いませんが、生徒に影響が出ない範囲で必要であるならば躊躇うことなく使います。
……普通なら使用することすら忌避される核を彼が扱っているのはいかがなものかと思うかもしれませんが……。
彼は良くも悪くも、環境に適応してしまった人類だったのです。
それでは、引き続き間話をお楽しみに
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