アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
最近AC6ランクマを回してたら、キマリスヴィダールやウィングガンダムゼロ、アリスにトキ……
果てには月曜日という名前の機体に襲われる悪夢を見た今日このごろです。
Bランク帯でも充分魔境だぜ……
そんなことはさておき、本編をどうぞ

追記:投稿予約をした翌日、なんかオススメにスペースコブラがあったのでキャラ設定とかを調べてみたりしてたんですけど……。
何故か一部分、セイジの設定にコブラとの共通点が……
流石に左腕ふっ飛ばしたらPip-Boyが使えない故、これのネタは組み込みづらい模様。


五十話:ブラックマーケット②

ブラックマーケット、マーケットガードの駐留所にて。

 

「よ、お疲れさん」

 

「ん?ああ、お疲れ」

 

パソコンで書類を作成しているオートマタの事務員に、哨戒から帰還してきたらしいオートマタが話しかける。

 

かなり気安い関係なのか、短い挨拶で和気あいあいとした空気が流れていた。

 

「……今日も不良どもがうざってぇのなんの」

 

「はっ、そりゃあ大変だったな。全く、ガキがイキりあがってよ……うんざりするな。」

 

彼らの会話は主にマーケット内での事件等の報告。

 

そのほとんどは暴れた不良達が原因で起きているが故に、自然と彼女たちを貶すような内容になっていった。

 

「ったくよぉ……ピーピー喚きながら銃振り回して目障りなもんだよなぁ」

 

「害獣扱いで駆除できないのが厄介だよな。どうせ生きてても意味がないカスのくせしてよw」

 

ギャハハと下品な声で笑うオートマタ二体。

 

しかし、彼らが笑っていられるのも今のうちであった。

 

 

 

――ピンポーン

 

 

 

「宅配でーす」

 

突然、駐留所にチャイムと声が響いた。

 

「ん?誰か配達頼んだのか?」

 

「さぁ?ちょっと取ってくる」

 

「頼んだぞー」

 

事務員のオートマタが席を立ち、玄関の荷物を受け取りに行く。

 

だが、そこには……

 

「……あ?誰もいない?」

 

事務員のオートマタはおかしいと思いつつ辺りを見渡してみると、足元にあるものが置いてあることに気がついた。

 

「おいおい、これってまさか……!?」

 

それはとても見覚えのある箱……

 

金のような高価な品を運ぶために使用されるジュラルミンケースだった。

 

すかさずオートマタはケースを拾い上げ、建物内へと持ち込んだ。

 

「おい、見てみろよ!!」

 

「ん……?って、そいつはまさか……!?」

 

「あぁ、多分だが金だ……!!」

 

「いや、ちょっと待て。それどっから持ってきた?場合によっては罠の可能性も……」

 

「へ、知ったことかよ…!!こちとら安月給で働かされてんだ!これぐらい貰ったところでバチは……」

 

オートマタがそう言いかけた瞬間、何かのアラート音が鳴り響いた。

 

「……?なんのお……」

 

 

 

 

―――チュドォォォォンッッッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

 

―――バババババッ!!

 

「全員、銃を床に置いて手を頭の後ろに組んで!」

 

「早くしないと頭を撃ち抜くよ〜?」

 

「あ、あはは……みなさん、怪我したらいけないので言う通りにしてくださいね……。」

 

「ひ、ひぃぃっ!?」

 

ブラックマーケットの闇銀行。

 

現在、この施設では異常事態が発生していた。

 

突然停電が起きたかと思えば入り口以外の全てのシャッターが降り、けたたましい銃声とともに覆面をかぶった少女達……

 

いわゆる銀行強盗が襲撃してきたのだ。

 

銀行員はすぐに警報のボタンを押したが、押せども押せども反応が全くなかった。

 

「うへへ、無駄無駄ぁ。警報器は無力化してるから助けは来ないよ〜」

 

「ほら、大人しくさっさと手を挙げなさい!」

 

「く、くそ………」

 

銀行員は渋々その指示に従わざるを得なかった。

 

そうして強盗が突入して数秒と経たず、銀行は完全に占拠されてしまった。

 

「ん、そこの銀行員。このバックの中にそこの書類を入れて!」

 

「お金はこっちの方でお願いしますね☆」

 

そう言って強盗のうち二人が差し出した二つのカバン。

 

うち一つはかなり大開きのトランクタイプであり、特に鍵などが付いてる様子のないものであった。

 

「な、そんなことできるわけが……」

 

「だってさー、リーダーのファウストさん?この人、どうする?」

 

「えっ!?わ、私ですか!?えーっと、そのぉ……」

 

ファウストと呼ばれた強盗犯……5と書かれた紙袋を被った少女が銃を突きつけながら銀行員へと歩み寄る。

 

「お、おとなしく指示を聞いてください。さもないと……」

 

「さ、さもないと…?」

 

 

 

「……明日のスクラップ置き場の山が一つ増えるだけ……です」

 

 

 

「ひ、ひいいいい!?わ、分かりました!!」

 

命の危機を感じ取ったのか、銀行員は大急ぎで書類と手元の現金を指定されたカバンへと詰め込んでいく。

 

「うぅ……(こ、これじゃあティーパーティーの名に泥を塗ってしまします……。ナギサ様、ごめんなさい……。)」

 

目の前で銃を構えながら脅しをかけてきたファウストと名乗る強盗が、心の中でそんなことを思っているとはつゆ知らず……

 

一分とかからない内に銀行員は書類と金を仕分けて入れ終わった。

 

「こ、こちらで全部です!!なのでどうか……どうか命だけは……!!」

 

「ん、OK。ファウスト、任務完了だよ」

 

「え、えっと……それでは皆さん、撤収です!」

 

「は~い☆」

 

「よぉし、にげるぞぉ~!」

 

「今日はこれぐらいで済ませてあげるわ!」

 

ファウストの合図に合わせ、3番と4番が手に持っていた物を地面にたたきつけた。

 

叩きつけられたソレからは大量の煙が噴き出し、一瞬で強盗達の姿が見えなくなる。

 

「ごほっごほっ!?え、煙幕……!?」

 

「す、スプリンクラーを起動しろ!マーケットガードに通報もだ!」

 

「だ、だめです!通信がつながりません!」

 

混乱する闇銀行。

 

そんななか、一つの影が煙立ち込める銀行の奥へと突っ切っていくかのように通っていく。

 

だがしかし、銀行員たちは気づかない……いや気づけない。

 

彼らは目の前の惨状にばかり意識が向いており、いつの間にかやってきた謎の侵入者など気にする暇もないのだから。




いかがでしたか?
今回は展開上ちょい短めです。
特に強盗シーンが構築むずかった……。
それでは、また次の話をお楽しみに
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