最近、またファスナハトのイベントが来たら放置勢とついでにイベント参加者を狙って特大の花火を現場に落としてみようかと思案している今日このごろ。
いやぁ、ちょっと実績解除で二十人のプレイヤーを始末する奴を取ってみたいなぁとは思ったんですが……。
多分読者の皆様はご存知かと思いますが、私のビルドと使用武器では対人……それも真正面からの撃ち合いだとクソほど弱くてですね。
どうにかならんかと思案した結果、あの特大花火でカウント取れないかと思いまして。
なのでまぁ、実験がてらちょっとしたイタズラでやってみたいな〜……と。
実際、あれでカウント取れるんですかね?
そんなことはさておき、本編をどうぞ
この日、セイジはPip-Boyのストレージを整理していた。
ある程度は自動で整理してはくれるものの、中に入ってる物品の量が量ゆえに時折変な分別をされてしまうことがあるのだ。
それゆえに、時折こうして中の在庫確認がてら仕分けの再確認を行っている。
そうしてPip-Boyを操作してると、何やら見覚えのない項目があることに気が付いた。
「……Memento?」
通常のPip-Boyでは見ることがなかったその項目。
開いてみると、過去にセイジに渡された大量の遺品……
かつての仲間たちや名前も覚えていないレジデント、その他様々な派閥のウェイストランダー達から託された品物がその項目の中に詰められなおされていた。
「……WeaponやArmorの圧迫がなくなったのは良いが……なぜ今になって……?」
それに、中には入れた覚えのない品まで追加されていた。
試しに実体化してみると……
「間違いない……なぜこれが入っている……?」
その手に出現したのは見覚えのある……というより、先ほどから操作していた物と同じ物品。
「Pip-Boy2000 MK.VI……いつだ?いつ、俺のPip-Boyに……?」
彼も入れた覚えがない……というより、そもそもPip-BoyがPip-Boyの中に入るなど聞いたことがない。
かろうじてPip-Boyの中で保管されている間は「○○のPip-Boy」といった感じで表記されている。
故に、誰のものだったかは分かるのだが……
「得体も知れんな……」
とりあえず、彼はそのPip-Boy達をそのまま保管しておくことにした。
別に捨ててもいいのだが、そうなると誰かが拾い上げて使いだすと何が起こるか分かったものではないからである。
解体……それについては彼にはできないとこの場では言っておこう。
我々のあずかり知らぬ世界の法則は、この不気味な遺物を破壊することをよしとしていないのだから。
「全員揃いましたので、定例会議を始めます。先生たちに加えて、本日から便利屋68の皆さんにも参加していただきます」
「よろしくお願いするわ」
便利屋の襲撃から数日経ったころ。
今月の借金返済の支払いも終わり、奥空の調査も一区切りついたためにその報告のための会議が開催された。
「まずは二つの事案についてお話ししたいと思います」
「一つ目に、便利屋の皆さんを雇っていた雇い主についてです」
奥空はプロジェクターを操作し、ホワイトボードに彼女のパソコンの画面を映した。
「セイジ先生の協力のもと依頼主の身元を洗ったのですが、どうやら依頼人はペーパーカンパニー経由で身元を完全に隠して依頼していたみたいです」
「詳しく調べたところ、所在はブラックマーケット……裏取引や犯罪者の巣窟として有名な闇市場にあるということが分かりました」
「ブラックマーケット……うへぇ、これまたすごく危ないところに黒幕がいるんだね〜」
奥空の説明に対し、小鳥遊が嫌そうな顔でそう呟いた。
「……ここからは俺からも説明を入れよう。」
俺はホワイトボードの方へと歩み寄り、奥空に目配せで合図する。
「現状、ブラックマーケットは連邦生徒会の手が回らない無法地帯……つまり、悪徳業者やら裏の人間にとっては格好の根城となっている」
「そのつながりでもう一つの事案……ヘルメット団の依頼主もまた同様にブラックマーケットから指示や兵器類の調達を行なっていたことも判明した」
「ヘルメット団を……!?あの装甲車とかもブラックマーケットから流れてきたっていうの?」
「連中のリーダーを問い詰めたところ、アビドスのカタカタヘルメット団が所有していた兵器類はすべてアビドスを襲撃するために無償で流されたものだったそうだ。質はイマイチだが、それでも相当な数をアビドスに投入していた辺り、恐らくそれなりにデカい組織がバックについていると思ったほうが良いだろう」
「"……セイジさん、そういう組織ってヴァルキューレの捜査とかは入れられないの?"」
「入れられたらブラックマーケットなんて場所はないぞ〇〇。あそこの組織でデカい組織っていうのはある程度絞り込めはするが、あの場所での取引やらなんやらは連邦生徒会どころかヴァルキューレでも触れることができない」
〇〇の的外れの質問に俺はそう返していた。
実際、ブラックマーケットは法的効力が及ばない地域。
ヴァルキューレであろうともおいそれと踏み入れることはできず、下手をすれば現地の治安維持組織であるマーケットガードとの武力衝突に発展しかねない。
「……まぁ、こちらもそれでは探りようもないからな。公的な調査は無理だが、中にネズミを送り込むことぐらいはしている」
「ネズミさん……ですか?」
十六夜が首を傾けながら疑問を口にした。
「いわゆる密偵だな。それなりに腕の立つ協力者に頼んで、市場の様子やマーケット内の勢力の状況を探らせている」
「"……それ、色々と大丈夫なの?あとで問題とかにならない?"」
「バレたら問題だろうが、表向きには繋がりが皆無なやつを送っているからな。それに、万が一バレたところで証拠をもみ消せばいい話だ」
「ん……すごく汚い。悪い大人みたいだよ、先生」
「いや、もともと先生はどちらかといえば悪い大人だったでしょ……」
生徒たちはドン引きしつつ、口々に俺に対して文句を言う。
「生憎と聖人君子の心構えなんぞ教わったことがないんでな。俺には俺なりのやり方があるだけだ。……話を戻すぞ」
「まず、ブラックマーケット内ではいくつかの勢力が縄張りを持って活動をしているんだが……その中にはマーケット外の企業が出張っていることがある」
「マーケット外ねぇ〜……普通に表でも活動している企業?」
「まぁな。とは言っても、そんな事をしている企業なんぞほぼ一つだけだが……」
小鳥遊の問いにそう返し、俺は奥空にもう一つ合図を送った。
プロジェクターの画面が変わり、ある企業ロゴが映し出される。
王冠を被ったタコをモチーフとしたエンブレムの下にアルファベットで「KAISER」と書かれたそのロゴ……
「カイザーコーポレーション……現状ブラックマーケットで突出して勢力を拡大している組織であり、恐らくだがアビドスを狙っている黒幕と思われる悪徳企業だ」
いかがでしたか?
因みに、今回出たPip-Boy達はある企画のための布石です。
まぁまだ色々と段取りがあるのでそれについてはまたいつか……
というわけで、また次の話をお楽しみに