アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
前に言っていたミサイルサイロ攻略なのですが……
あの後とある方にお声がけいただき、無事に攻略できました。
いやほんとに……ありがとうございました。
後、まさか私が躓いたリアクター修理はハッキングでスキップできるのは初めて知りました。
……何度も死にながら必死に直そうとしていた初回が虚しい。ヴァニタスヴァニタス……
因みにその後2回程スコビクイーン狩りをしてましたが、2回目が地獄の様相となったそうな。
……なんか前にもあんな地獄あったなぁ(遠い目)
それはそうと、本編をどうぞ。


三十五話:便利屋襲撃①

『侵入者を発見しました!予定通りです!』

 

『りょうか〜い。んじゃ、ポイントAまで来たら合図をよろしく〜。』

 

『"……まさか、ほんとに二手に分かれてくるなんて……。私の存在ってそんなに重要なんだね。"』

 

『ん、今更。』

 

夜のアビドス高校校舎。

 

無線の中では緩んだ空気が漂っていた。

 

だが、それも今のうち。

 

獲物がかかれば、彼女達はまたたく間に狩人と化す。

 

『こちらエイムズであります!エネミーβを確認!アサルトロン達がいつでも消し炭にしてやれますよ!』

 

『"消し炭はやめてね!?あくまで無力化するだけでいいから!!"』

 

……ウェイストランド産のロボット達も、相変わらず過激であった。

 

『エネミーα、ポイント到達まで後5.4.3………』

 

通信にカウントダウンのみが響く。

 

校舎に響く音といえば、侵入した複数人の足音……。

 

『2……』

 

――カチャリ

 

誰かが空へと銃らしきものを掲げた。

 

『1……!』

 

最後のカウントが降ろされ……

 

 

 

 

 

――ヒュゥーーー………パァァンッ

 

 

 

 

 

校舎を照らし、その周囲を照らすかのように。

 

不吉な赤い信号弾が、空高く舞い上がって炸裂した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何よあれ!?」

 

「まさか……気づかれた…?」

 

外で待機していた私と社長は、校舎から放たれたその信号弾を目にして動揺していた。

 

まさか……情報が漏れていた?

 

いつから……いや、まさか……!?

 

「社長!これはわ………ガッ!?」

 

私が社長に声をかけた次の瞬間、私の頭に何発もの銃弾が襲いかかった。

 

飛んできたのは……後方。

 

痛みに苦しみながらも後方を確認すると、雇っていた筈の傭兵たちが全員私たちに銃口を向けていた。

 

「な……で……?」

 

意識が持たない。

 

幸い、社長は運良く私が盾になってた影響で無事らしい。

 

「ア……ル……ごめ……」

 

社長……アルへの謝罪の言葉を言い切ることもできず……

 

私の意識は、暗い水面に沈んでいくように失われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――一方、校舎内――

 

――チュドォォンッ!!

 

「ガ……ぁ……」

 

パタリと最後の傭兵が倒れ、その場に立っているのは私とハルカちゃんだけであった。

 

「あ、アル様を裏切るなんて許さない…!!許さない許さない許さない許さない!!」

 

「ハルカちゃん、いったん落ちつこ?これは……ちょっとまずいかもね〜?」

 

私達は先生を確保するために動いていた。

 

……が、空に信号弾らしい物が打ち上がった途端に状況は一変。

 

さっきまでついてきていた傭兵の子たちが、みんなして私たちに銃口を向けてきたのだ。

 

すかさず私とハルカちゃんの爆弾で処理したはいいけど、ここにきて突然の裏切り……

 

「ハルカちゃん、急いでアルちゃんのとこまで戻るよ!」

 

「え、ど、どうしてですか?先生の確保は……」

 

「ちょっとそれどころじゃないっぽいね。アルちゃんたちもピンチかも。」

 

その言葉を聞いてハルカちゃんがまた暴走しそうになっているが、今はそんな場合じゃない。

 

(トラップ……一体いつから?)

 

疑問に思うも束の間。

 

「うへ〜、傭兵の子たちじゃ抑えられなかったかぁ。」

 

そんな間延びした口調の声が聞こえた瞬間、何かが勢いよくこちらの方へと飛び出してきた。

 

「あぁッ、うっ……!?」

 

「ハルカちゃん!?」

 

ドパンッ、と銃声が響いてハルカちゃんが吹き飛ばされた。

 

私は地を蹴って後ろに下がったが……

 

「ふふ、逃がしませんよ〜♪」

 

逃げた先に待ち構えていたのはターゲットの一人。

 

アビドス高校の十六夜ノノミが、こちらに向けて回転し始めたミニガンを構えていた。

 

(あ〜あ、ミスっちゃったなぁ。)

 

自分の対応の手遅れと失敗に嘆く暇もなく。

 

私の身体を何発もの銃弾の雨が襲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なん……だと……!?」

 

最後の一人が撃たれたところを抑えながら膝をついた。

 

「はぁっ、はぁっ……」

 

急な傭兵たちの裏切りにあい、カヨコが私の盾になるように全ての銃弾を受けて倒れてしまった。

 

おかげで私は無事だったし、なんとか裏切り者の傭兵たちは全員無力化できたけど……

 

状況は好転するどころではなかった。

 

「はぁっ……なんで、なんで私達を裏切ったのかしら?」

 

そう問いかけたのは最後に膝をついた傭兵。

 

意識は残っているが身体を動かせずに荒い呼吸を繰り返すだけだった。

 

「……はっ。んなの、簡単な話だろ……。」

 

「私らは……あんたらから乗り換えただけだよ。」

 

……わからない話ではないわ。

 

実際、私達はあまり高いとは言えない程度の依頼料しか支払えなかったもの。

 

でも、それは重要ではない。

 

「……いつから?いつから裏切ったの?」

 

「最初から……とか言いたいがそうじゃない。」

 

傭兵は少しだけ息を整えつつ口を開いた。

 

「……あんたらと合流する少し前の話だ。突然、私らのスマホにあんたらを裏切れって依頼が来たんだよ。」

 

「……どういうこと?」

 

「さぁな。だが、あんたらの依頼料の倍以上はあったからみんなして受けただけだよ。」

 

事情は分かったけど……一体どういうこと?

 

私達は確かに襲撃する予定で傭兵たちを雇った。

 

でも傭兵たちには襲撃場所とかは教えてなかったし、アビドスを襲うことは便利屋の皆以外には言っていないはずだ。

 

まさか、ラーメン屋であった掃除屋が…?

 

でも、彼には仕事の内容については一言も言っていない。

 

精々互いの仕事のやり方とかを教え合ったり、この辺の情勢とかについて雑談していただけのはず……。

 

一体、何が起きてるの……!?

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、隙あり」

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

 

突然、私は横から聞こえてきた声に驚いてその場から退避する。

 

先程まで私がいた場所をいくつもの銃弾が通り抜けていく。

 

そちらに視線を向けると、ターゲットの一人……砂狼シロコが悔しげな顔でこちらを睨んでいた。

 

「ん、外した。」

 

「貴女……いったいどこから……!?」

 

ふと彼女の後ろを見てみると、塹壕らしき穴とそれを隠していたらしい覆い布がある。

 

どうやら最初から待ち伏せされていたらしい。

 

「……でも、ここからは逃さない。」

 

彼女が手を挙げると地面のいたるところから布が空を舞い、その下に覆い隠されていた穴から何かが飛び出した。

 

着地したそれは……人型のロボット?

 

でも、オートマタとは違う……!?

 

『ターゲットを捕捉。キャプテンシロコ、指示を願います。』

 

「ん、退路を防ぎながら包囲して。あの人は私が仕留める。」

 

『了解。支援攻撃はいかがなされますか?』

 

「適度にお願い。でも、足止めを優先して。」

 

『了解。命令を実行。』

 

いたるところから湧いてきたそのロボットたちは私を包囲するような動きで展開していく。

 

これは……まずいわ。




いかがでしたか?
さぁ、絶対絶命の陸八魔アル!
彼女はこの修羅場をくぐり抜けることができるのか!?
それでは、次の話をお楽しみに
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