アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
本日は早速2本立て……2本目はお茶濁しで書く予定だった掲示板ネタとなります。
それと……今回の話ではアパラチアの方からゲストがやってきます。
まだ本格的に絡んではきませんが……何が目的なのでしょうか?
それでは本編をどうぞ


三十四話:知られぬもの

情報交換……ね。

 

どうにもきな臭い。

 

アルは気づいてるのか分からないが、目の前の男はあまりにも怪しすぎる。

 

人間……それもヘイローがない男性。

 

十中八九、キヴォトス人ではないのだろう。

 

「しゃty……ッ!?」

 

アルに警戒を促そうとしたその時……

 

 

 

 

 

確かに、私はソレを感じた。

 

 

 

 

 

いつも私が相手に与えてるソレ……恐怖の感情が。

 

何に……?いや、誰に……?

 

不可解だが、目の前の男からは何も感じない。

 

じゃあ、さっきのは……

 

 

 

――……ヨコ…………カ…コ……

 

 

 

「カヨコ!」

 

「……え……あっ。」

 

アルの声に、私の意識は引き戻されていた。

 

気づけばあの男はもういなかった。

 

「カヨコちゃん、だいじょ〜ぶ?顔が真っ青だよ?」

 

「……大丈夫。ちょっと気分が悪くなっただけだから。」

 

心配そうに声をかけてくるムツキにそう返しつつ、私は何故か震えている手で愛銃の入ったホルスターに手を置く。

 

なぜだか、これに手をつけていると不思議と心が落ち着く。

 

……さっきのは一体、なんだったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……何やら懐かしい気配がした。

 

丁度便利屋の構成員「鬼方カヨコ」が口を開こうとした辺りだろうか?

 

そのおかげかは知らんが、陸八魔との情報交換もスムーズに行えた。

 

にしても……だな。

 

現在、俺達はアビドス高校へと戻る道中だった。

 

ふと、遠くの方を確認すると……

 

何やら赤い点や黄色い点、そして紫色の点が二つずつ砂漠の日差しの中で怪しく光っているように見えた。

 

俺が視線を向けた次の瞬間、遠くで何かが勢いよく飛び出すような音が聞こえた。

 

……まったく、困ったものだ。

 

どうやら世界が変わろうとも、ヤツラは俺を視続けているらしい。

 

まぁヤツラはそこまで害があるわけでもないため、これといって問題はないだろう。

 

それはそうとして、これからの対策が肝心だ。

 

「……さて、小鳥遊。」

 

「ん〜?どしたの先生?」

 

ふと、小鳥遊を呼び止めてあるものを差し出す。

 

それを受け取った小鳥遊はキョトンとしつつも、次にはニヤリと何かを企むような顔へと表情を変えていた。

 

「……なるほどねぇ〜。でも、それは……」

 

「あぁ、そのことなら問題はない。再利用もこっちで効かせられるしな。」

 

「うへぇ〜、先生太っ腹だねぇ〜。じゃあ、それに関してはお願いしちゃおっかな?」

 

「あぁ、後のタイミングは任せる。」

 

そんな会話をしているうちにアビドスへと到着した。

 

〇〇に生徒と後のことに関して任せる。

 

その間、アロナにはある仕事を任せていた。

 

もうしばらくすれば終わるだろうと考え、俺は廃墟の一つであるものを展開する。

 

「……久々のコイツだ。丁度良い肩慣らしにやらせてもらうか。」

 

俺はそれだけを呟き、作業に取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……よし、全員集合したわね。」

 

仕事の時間になり、集合場所に集まった傭兵たちを眺める。

 

ギリギリの資金ではあったが、どうにか数を揃えることはできた。

 

……彼からの情報だと、アビドス高校は少人数ながらも精鋭の集まりらしい。

 

それは昨日まで散発的に襲撃していたらしいヘルメット団の攻撃を防ぎ、更にはアジトを急襲しながら制圧してみせたという情報からも読み取れた話だ。

 

ともなれば、真正面からの襲撃は得策じゃない。

 

「さて、早速作戦について説明するわよ」

 

私は傭兵たちに見えるよう、アビドス高校の簡易的な見取り図を取り出して廃墟の壁に張り付ける。

 

「今回の作戦は、強襲でのアビドス高校の制圧よ。」

 

「依頼時点では真正面からやり合う予定だったけど……状況が変わったの。」

 

ムツキに合図を送り、五枚の写真を壁に追加で貼り付けさせた。

 

「元々、交戦予定のターゲットはこの5人……アビドス廃校対策委員会という組織に所属している生徒だけだったの。」

 

「ただ……ある情報筋から、もう一つ厄介な不確定要素があるということが分かったわ。」

 

「……それが、この人物!」

 

そう言って貼り付けた写真。

 

そこに写っていたのは黒髪で柔和な表情の優男……

 

「最近発足したばかりの連邦生徒会の部活……連邦捜査部「シャーレ」の顧問教師、〇〇先生よ!」

 

私の言葉に、傭兵たちは少しざわついた様子を見せた。

 

「〇〇先生は外の世界から来た男性の大人……私たちと違って銃弾一発が致命傷になる人物よ。」

 

「ただ、そのかわりに先生は戦術指揮に長けているらしいの。私たちの前に真正面から挑んだヘルメット団が先生が来た後に壊滅……烏合の衆だったとはいっても、数とそれなりの装備を持っていた彼女達を損害なしで壊滅させたその手腕は油断ならないわ。」

 

「でも……だからこそ先生は弱点にもなり得るの。」

 

私は見取り図のある場所……教室の一つに彼の写真を貼る。

 

「まず一陣目のグループで奇襲をしかけて、この教室で寝泊まりしている〇〇先生の身柄を確保して人質にするわ。」

 

「一陣目のグループが先生を確保できたら、次は対策委員会の生徒たちを分散して、先生の身柄をチラつかせて各個無力化していく手筈よ。」

 

「もし一陣目のグループが失敗した場合でも、こちらの方で先生を無力化して対策委員会を撃破する方針よ。」

 

「……さて、何か質問はあるかしら?」

 

 

「「「「…………。」」」」

 

 

傭兵たちは誰も口を開かなかった。

 

「……特に無いわね。よし、じゃあこれから組み分けを……」

 

こうして、私達はいくつかのグループに分かれて行動を開始した。

 

……このときの私は……私たちは気づかなかった。

 

狩る側だったはずの私たちと狩られるアビドス……その立場は、最初から一人の男の手の中で逆にされていたのだということに。




いかがでしたか?
さてさて始まりましたは便利屋によるアビドス高校襲撃。
ですが、何の対策もされてないはずもなく……
便利屋の明日はどこにあるのでしょうか?
それでは続いてお茶濁しの小話もお楽しみください

今後ちょっとしたお茶濁しに書くならどのような話がいいでしょうか?

  • とあるMs.ナニーによるトンチキラジオ
  • エンジニア部のとんでも発明記録
  • 一方その頃アパラチア
  • 掲示板(観測者サイド)
  • 掲示板(キヴォトスサイド)
  • アイボット君のキヴォトス浮遊旅
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