休日でありつつも、やれることがあんまりなかった故に筆を無心で振るっておりました。
いやぁ……近々の東京遠征費の貯蓄でほんとにどこにも行けませぬ……。
そんなことはさておいて本編をどうぞ。
「な、なんなのその格好……!?」
セリカは目の前に現れた機械の騎士……もといセイジへと問いかける。
『問答は後にしろ。今は……』
「な、なんだあのオートマタ……!?」
「う、撃てぇ!!あのオートマタを撃ちまくれぇ!!」
セイジが答える中、突然現れた謎の敵に対してヘルメット団たちは動揺。
目の前へと現れた脅威を排除すべく、アサルトライフルからロケットランチャー……そしてFlak41改までもを集中して撃ちだした。
『俺と盾の間に隠れろッ!!』
「……ッ!?」
その途端、セイジが叫ぶような指示を出した。
セリカはその指示に反応するように体を動かし、盾と呼んでいた巨大な板と彼の間へとすぐさま潜り込んだ。
潜り込んだのを確認したセイジは盾を傾けつつ、セリカを覆うような体勢で少ししゃがみ込む。
その直後………
――ガガガガガガッガキンッガキンッチュインッギャインッバゴォォンッドドドドォォォンッ!!
「きゃああああっ!?」
弾丸が、砲弾が、ロケット弾が着弾しては轟音が響く。
地面や空気が震え上がり、彼女の体に少なからずの衝撃を響かせている。
痛みはないが、その音と衝撃から攻撃の苛烈さは容易に想像ができてしまい、彼女は普段出さないような悲鳴を上げる。
『グッ……ハァ……!!』
それは機械の甲冑……パワーアーマーT-60を着た彼にとっても同じこと。
いくら並大抵の弾丸では貫通しないパワーアーマーとはいえど、これほどの集中砲火を食らえば衝撃によるダメージが大きくなる。
幸いにも目の前の盾によって爆発等の致命的になりかねない攻撃は防げているが……
その盾も、このパワーアーマーではなんとか両手で持ち上げて支える事ができる程度しかできないほどに重い。
「クソッ、何なんだよアレ!!」
「とにかく撃てッ!!このまま撃ち続ければ……」
彼の後方。
少人数ながらも、アサルトライフルを連射していたヘルメット団員達は弾切れになったマガジンを交換しつつそうこぼしていた。
ターゲットはあのオンボロオートマタ?の下。
アレを何としてでも倒さねばという一心で、彼女たちはその銃口を再びセイジに向けだす。
直後……
――カランカラン
何かが地面に転がる音がした。
「あっ?なんの音……」
音に気づいたヘルメット団が下を向くと、そこには複数の筒状の何かが……
「……ッッッ!?!?!?グ、グレネー……!?」
ド、と言い切る直前。
――パキーーンパキーーンッ!!
「「「ギャァァァッ!?目がぁぁぁぁッ!?」」」
筒が炸裂し、高音と強い光によってヘルメット団員達の視界と聴覚が潰された。
彼女たちが悶え苦しむ中一つの影が彼女たちへと勢いよく迫り……
「ぐげェッ!?」
「あべしッ!?」
「ワザマエッ!?」
接触したと思いきや、次々とヘルメット団たちが宙を舞ったり地面へと勢いよく叩きつけられたりして瞬く間に無力化された。
「ん、他愛もない。」
「なっ、てめぇアビドスの……ごへぇあッ!?」
後部を包囲していたヘルメット団、その最後の生き残りが見たのは狼の耳を生やした少女……
アビドス高等学校2年、砂狼シロコが自身の腕を掴んで地面へと叩きつけるように投げ飛ばした姿だった。
「あ、あれってシロコ先輩!?なんで先輩もここにッ……!?」
『……黒見、問答は後だと言ったはずだ。』
後ろからの圧力がなくなり、セイジは立ち上がりながらセリカへとパワーアーマーのヘルメット越しに視線を合わせる。
『合図をしたら、お前は砂狼の所まで退け。その後はアビドスの校舎まで退却しろ。』
「あ、アンタはどうするつもりよ。まさか一人で戦う気なの!?」
『少なくとも、足手まといを抱えながらやるよりはマシだ。……Moveッ!!』
「……ッ!!あぁっ、もう!!」
セイジの足手まといという言葉に苛立ちつつも、今の自分では確かにそのとおりでしか無いと理解できてしまった。
セリカは彼の合図に従い、パワーアーマーの足元をくぐり抜けてシロコの元へと駆け出した。
「な、逃がすな!!」
「お、追え!!今すぐお……あだァッ!?」
「ん、させない。」
駆け出したセリカに発砲しようとしたヘルメット団。
しかし、シロコの精密な援護射撃によって次々と頭を撃ち抜かれて無力化されていく。
その間に、セリカは勢いよく滑り込むように彼女の元へと突撃。
銃弾の雨の中を掻い潜ってなんとか辿り着くことができた。
「シロコ先輩ッ!!」
「ん。セリカ、無事?」
「は、はい。なんとか無事だったわ。でも……!!」
セリカは先ほどまでいた場所……そこで砲弾等を浴びせ続けられているセイジの方を見る。
「……大丈夫。先生はあの程度じゃ負けない。」
「何言ってるの先輩……!!あいつはヘイローがないただの人間……ッ!?」
「先生は大丈夫。だから、私たちは一旦退くよ。」
セリカは声を荒げるが、シロコはいたって真剣な顔で彼女を諭している。
その姿に対して、セリカは自分が何を言っても無駄なのだと悟る。
「……分かったわよ。」
「ん。じゃあ、さっさと逃げようか。」
シロコはセリカを連れて自転車を停めてある駐輪場まで走り出した。
その間セイジから渡されていた機械を操作し、中央の目立つボタンをポチリと押した。
――ビープー
――任務完了。任務完了。
轟音の中、パワーアーマーの中にそんなメッセージが響くのであった。
いかがでしたか?
めっちゃ爆発食らってるのに壊れている様子がない盾……
一体……何でできているんだ()
それはそうとして、皆様はどのような殲滅兵器がお好みでしょうか?
私はヌカランチャーの「オーバーキル」を愛用してますね。(尚キヴォトスでは持ち込めてもそうそう撃てません。なんせあれ核兵器ですし)
それでは、また次の話をお楽しみに