【3,000チクショーの地獄】「面白くない」からコウメ太夫AIを作ってみた結果
こんにちは。世界観です。
皆さんはコウメ太夫さんを知っていますか?
コウメ太夫(旧名小梅太夫)は、白塗りの化粧と着物がトレードマークの日本のピン芸人。
「~かと思ったら~でした~」と言い最後に「チクショー!」と叫ぶシュールで独特なネタで知られています。
一時期ブレイクした後、その不条理な芸風が再評価され、近年再び注目を集めています。
今回はPythonでコウメ太夫AIを作成しました。
ちなみにサムネイルで使用した画像は、コウメ太夫風ゲーミング白塗りおじさんになります。
コウメ太夫ではありません。
ー「コウメ太夫AI、爆誕。」ー
なぜコウメ太夫AIを作るに至ったのか。
それは、「面白くない」からです。(個人の感想です)
皆さんは知っていますか?
コウメ太夫さんは面白くないんです。(個人の感想です)
このような記事ができるくらいには面白くないんです。(個人の感想です)
今回私は、コウメ太夫がAIだから面白くないんじゃないかと考えました。
AIのユーモアも信じられないくらいないです。(個人の感想です)
一周回ってわらけてきますよね。
ということで、AIで作ってもあんまりコウメ太夫と見分けがつかないのではと思いました。
まあAIの定義って実はないんですけどね。
今回使用した参考書です。
Pythonのプログラミング初心者でしたが、なんかできたのでたぶん誰でも使えます。
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ー「3,000チクショーの地獄」ー
まずはデータ収集からです。
一般的な芸人のネタは、ネタを聞いた後文字起こしすることになります。
ですが、コウメ太夫さんは、毎日AI作成のためにXでネタ生成をしてくれています。
それが #まいにちチクショー (まいチク)です。
解約したかと思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) October 17, 2025
契約してました~。
チクショー!! #まいにちチクショー
こんなやつです。
これを2016年くらいまで全部コピペしデータ化しました。
総数は数えてないのですが、おそらく、3000くらいです。
本当に死ぬかと思いました。
きつかったです。
「何日も何をしているんだ私は」と思いました。チクショー
しかも聞いてください。
コウメ太夫さんの文章を見すぎて、同時進行で作成していた記事の文章が酷すぎて書き直す羽目になりました。
もう修行です。
一応証拠ではないですが、2016まで全部見た人にしかわからない雑学を教えます。
氷だと思ってかぶりついてみたら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) September 21, 2016
水でした~。
チクショー!! #まいにちチクショー
2016年に「氷かと思ったら水」という何のひねりもないネタがありますが、
9年の時を経てネタが進化しました。
かき氷を注文したかと思ったら~、
— コウメ太夫 (@dayukoume) August 9, 2025
かき永でした~。
チクショー!! #まいにちチクショー
まあそんなことはいいですね。
ー「AI、チクショーを学習する」ー
このプログラムは、コウメ太夫さんの代表的なネタ構造である
「○○かと思ったら~、△△でした~。チクショー!!」
という文型のパターンを学習して、新しいネタを自動で組み合わせて生成します。
① ネタを分解してパーツ化する
まず、コウメ太夫さんの「#まいにちチクショー」などから集めたテキストデータを分析し、1つのネタを3つのパーツに分けます。
靴ベラを使ったかと思ったら~、鬼の金棒でした~。チクショー!!
start「靴ベラを使った(かと思ったら~)」
middle「鬼の金棒(でした~)」
end「チクショー!!」
(かと思ったら~)の前の文章/(でした~)の前の文章/チクショー
この分割によって、ネタの構造そのものをデータとして扱えるようになります。
② 各パーツをランダムに再構成する
次に、それぞれの「start」「middle」「end」からランダムに1つずつ選び、
それを組み合わせて新しいネタを作ります。
例えば
締めたかと思ったら~、ひよことマシユマロ親友でした~。チクショー!!
建国記念の日かと思ったら~、自己責任Bでした~。チクショー!!
のように、元ネタの要素を再構成してコウメ太夫らしさを保ちながら新作を生み出す仕組みです。
ーネタ出力ー
とりあえず、「なんかエモいネタ」が出るまで頑張って出力しましょう。
20回くらいしたんですが……
出ました!
今夜ミゾレ降るのか寒チクショウ!かと思ったら~
マッチ売りの少女が中古スマホも売ってたでした~。
チクショー!!
今夜ミゾレ降るのか寒チクショウ!かと思ったら~
マッチ売りの少女
という展開でアンデルセン童話の「古典的な悲劇のエモさ」を演出しているのにもかかわらず
中古スマホも売ってたでした~。
という一文で、「現代の消費社会のリアリティ」が奇跡的な融合を果たしています。
少女が寒空の下でマッチだけでなく現代的な商品まで扱っているという切ない情景が、聴衆の心に「エモさ」を強烈に焼き付けますよね。
ハイ…….チクショー
「本物とAI、見分けがつくのか!?」
ということで皆さんもどれがコウメ太夫で、どれがAIか見分けがつくか試してみませんか?
ー「まいにちチクショー、そして未来へ」ー
いかがでしたか?
当初、「面白くない」からAI化するという、私のな悪意と愛が入り混じった動機で始まった企画でしたが、3,000チクショーという名の血と汗が無駄にならなくてよかったです。
これ失敗してたら3,000チクショーは「水」いや、「永」の泡になっていましたもん。
この無意味な文章の結果、私たちは真実に到達したのです。
それは、コウメ太夫さんの芸は、AIで生成してもなお「面白くない」という、究極の普遍性です。(個人の感想です)
しかし、これは失敗ではありません。むしろ大成功です!
なぜなら、我々のAIは、コウメ太夫さんの芸風から「人間の意図」というノイズを完全に除去し、純粋な「かと思ったら~、△△でした~」の構造的な面白くなさ(=面白さ)だけを抽出したからです。
これからは、このAIを社会のインフラとして活用します。
AIによって無限に生成される「チクショー」は、人類の生活を侵食し、やがて本物のコウメ太夫さんご自身のTwitterアカウントを乗っ取り、世界中のあらゆる情報システムに不条理なズレを注入するでしょう。
「重要な会議かと思ったら~、全員が白塗りで正座してました~。チクショー!!」
「株価が暴落したかと思ったら~、コウメ太夫AIが原因でした~。チクショー!!」
「地球かと思ったら~、鬼の金棒でした~。チクショー!!」
人類は気づくはずです。
この世の真理は、「Aかと思ったらBでした」という不条理な二項対立で成り立っているということを。
「コウメ太夫AI、爆誕。かと思ったら〜、すでにコウメ太夫はAIでした〜。チクショー!!」



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