アパラチア帰りの外道の先生生活日記   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
先日、世界の頂上近くに建ててる自宅で荷物の整理をしてたらなんか突然チームに勧誘されまして、とりあえず承認しましたらボイチャで(たぶん)英語でなんかまくし立てられてたものの、英語が苦手ゆえに何言ってんのかさっぱり分からなかった狼です。
因みに、その後世界の頂上2階のスコーチ狩りを手伝ったら何故かレベルがクソ低いスキーソードを持たさせられた模様。
……いや、なんで?(困惑)
そんなことはさておき、本編をどうぞ

追記:その後スキーソードは分解して資材の足しにしました


十五話:アビドス高校⑤

『ヘルメット団の殲滅を確認しました。作戦成功です!!』

 

『"みんな、お疲れ様"』

 

「うへぇ〜、おじさん疲れたよぉ〜」

 

「ん、でもすごく戦いやすかった。」

 

アヤネと〇〇先生からの通信が届き、戦闘をしていた四人は体から力を抜いた様子でその辺に座り込んでいた。

 

特に最前線で戦っていたホシノはかなり疲れた様子で、だら〜んという音が聞こえそうなほどにノノミの膝の上で伸びていた。

 

「取り敢えず、こいつらをさっさと縛ってセイジ?って先生に引き渡してやりましょ!!確か、引き渡したらその分だけ報酬をくれるって話だったし!!」

 

そう言ってドライブボットの中から大量の縄を出したセリカは、気絶しているヘルメット団達を縛りあげ始めた。

 

もちろんある程度情報は吐かせてからにはなるが、その後はセイジ経由で新設されるという矯正局送りになるらしい。

 

そのため、そのヘルメット団にかかっている懸賞金のうち輸送費を差し引いた分をセイジから支払われるという話になっていた。

 

そういうわけで、少しでも借金返済の足しになるようにとセリカは大張り切りでこの作戦に参加していた。

 

「ん、私もやる。」

 

そこにシロコも加わって、三十人近い数のヘルメット団員があっという間に数珠繋ぎで縛り上げられた。

 

「そういえば、応援がいらっしゃるってお話でしたが……どこにいらっしゃるのでしょう?」

 

『"多分外かな?私が行ってみるよ。"』

 

『あっ、先生。私も行きます。』

 

ノノミの疑問に対し、〇〇先生とアヤネは外にいるのだろう応援のロボット?を探しにドライブボットから出た。

 

そして、ヘルメット団が逃げ出そうとしたらしい裏口から外を覗くと……

 

『拘束完了。コンテナに收容します。』

 

『お〜っとぉ、逃げ出そうなんて考えないことですね!!逃げ出そうとしたら、容赦なく頭をぶち抜きますからねぇっ!!』

 

「「「ヒィッ!?」」」

 

……どこかコルトとよく似た見た目のロボットが手錠で拘束されたヘルメット団達を脅しつけ、何やら人型の一つ目みたいなロボットがコンテナへとヘルメット団達を詰め込んでいる様子だった。

 

『んんん?おやぁ、そこにおられるのは先生ですかなぁ?』

 

身を乗り出していたのに気づいたらしいコルトとよく似た見た目のロボットが近寄って来た。

 

〇〇先生は少し戸惑いながらも、彼からの質問に答えるように身を乗り出した。

 

「"うん、私がシャーレの先生です。"」

 

『お会いできて光栄ですな先生……いや、この場合は指揮官がよろしいですかな?』

 

「"アハハ、先生で良いよ。ところで君達は……"」

 

『おおっと、自己紹介がまだでしたな。本官はMr.ガッツィーの「エイムズ大佐」であります!』

 

『現在、そこで收容と警備を行っている「アサルトロン」と共にアビドスへと配属される予定の兵士です!』

 

そう言ってコルトとよく似た外見のロボット、エイムズ大佐は敬礼……敬礼?みたいな姿勢をとった。

 

「"よろしくね、エイムズ大佐。それと……アサルトロン達もよろしくね。"」

 

『『『ご挨拶いただき光栄です、先生。』』』

 

作業の手を止めず、アサルトロン達は首だけを先生に向けて全く同音の返事を返した。

 

「な、なんだか軍人さんみたいですね。」

 

『そこの生徒、良い着眼点です!!ここがアメリカなら偵察兵として徴兵していたところですよ!!』

 

アヤネの反応に対して、エイムズ大佐は誇らしげに答えた。

 

『我々Mr.ガッツィーやアサルトロンは、偉大なるアメリカ軍の制式採用ロボットです!』

 

『そんじょそこらのプロテクトロンやハンディーとは違い、民主主義の守護者として完璧な設計の元製造されたのが我々なのです!!』

 

「"ほ、ホントに軍人さんなんだね…。って、アメリカ…?"」

 

〇〇先生はエイムズの勢いのある語りに若干気圧されたが、そこである疑問が生まれた。

 

彼は今、アメリカ軍所属と言ったのだろうか?

 

「"君達はアパラチアのロボットなんじゃ……"」

 

『何を言ってるのです?アパラチアはアメリカのウェストバージニア州の地域の一つですよ?』

 

「"そ、そうなの!?……って、まってまって!?それだとおかしいよ!?"」

 

「えっ?先生、それはどういう……」

 

「"だって……アメリカは荒廃した土地じゃないし、むしろ今も栄えてる外国だよ!?"」

 

そう、先生はあくまでセイジは「アパラチア」という荒廃した土地で暮らしていたとしか聞いていない。

 

彼の経営する「リコンストラクション•ウェイストランド」のウェイストランドという名称も、アパラチアを含んだ地域全体の名称としか教えられていないのだ。

 

「"じゃ、じゃあウェイストランドっていうのは……!?"」

 

『ウェイストランドぉ?そんな地名、私のデータにはありませんよ?』

 

「"いっ、いったいどういう……?"」

 

「えーっと……先生、どうなされたんです……?」

 

「"ちょ、ちょっと待ってて。今は考えをまとめたいから……"」

 

心配した様子のアヤネにそう返しながら、〇〇は頭の中で情報を整理していく。

 

滅びた土地らしいアパラチア……もしくはウェイストランドはアメリカの地域で、でも外の世界のアメリカは滅びるどころか未だ栄えている。

 

なんなら、外の世界ではそもそもロボット技術がここまで発展しては……

 

そこでふと気づく。

 

エイムズ達はいつから軍に制式採用されたのだろうか?

 

少なくとも、〇〇は自身が外の世界で暮らしていた時に米軍がこんなロボットを配備していたとかのニュースを見たことがない。

 

もしかしたら秘密裏に作られたのかもしれないが、それだとセイジがどうしてこのロボットたちのことを知っていたのかが気になる。

 

「"……君達、本当に米軍のロボットなの…?"」

 

『YES!!我々は誇り高きアメリカ軍人です!』

 

「"じゃあ、君達はいつから配備されていたんだい?"」

 

『配属された時期ですかぁ?確か……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『西暦2077年からの制式採用となりますねぇ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「"えっ…?"」




いかがでしたでしょうか?
まさかのMr.ガッツィーも登場です。
エイムズは一応、立場的にはアサルトロン達を率いる部隊長的な存在です。
まぁ、アサルトロンとはいえど所詮はロブコ製。
知能面では一日どころではない長があるGAIのほうが適任だったんでしょう(適当)
そんなわけで、また次の話をお楽しみに
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