さまざまな種類の数が含まれている式の計算は、レベルが高く感じられるかもしれません。
しかし、このような計算に挑戦すると、一つの問題で多くの計算ルールを復習できますよ。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
問題
次の計算をしなさい。
4/5÷0.4+2×(−2)
解答
正解は、「−2」です。
どうやって計算すればよいか、思い出せたでしょうか?
この問題に正解するには、分数と小数の計算、負の数の計算、そして計算順序の三つのルールを知っている必要があります。
次の「ポイント」では、それぞれのルールを解説します。
ポイント
この問題のポイントは、次の三つです。
・式に複数の演算が含まれている場合、掛け算と割り算は足し算と引き算より先にする
・分数と小数の計算は、分数か小数、どちらかに統一して計算する
・負の数の掛け算は異符号どうしでマイナスになり、負の数の足し算は正の数の引き算になる
これらのポイントを使って問題をどう計算すればよいか、見てみましょう。
計算順序のルール
まず、最初にこの問題は「どの順番に計算したらよいのか」を確認しておきます。
計算順序のルールでは、足し算、引き算と、掛け算、割り算が含まれている式の場合、掛け算、割り算が優先されます。
今回の問題であれば、まず4/5÷0.4と2×(−2)を計算してから、足し算をすればよいことが分かりますね。
4/5÷0.4+2×(−2)
分数と小数の割り算
続いて、計算を行っていきましょう。4/5÷0.4は、分数と小数の割り算です。
数の種類が異なっていると計算できないので、4/5を小数にするか、0.4を分数にするかして計算します。
4/5を小数にするには、4÷5=0.8を計算すればOKです(分子÷分母を計算する)。
4/5÷0.4
=0.8÷0.4
=8÷4(割り算では割られる数と割る数を10倍して計算しても答えは変わらない)
=2
また、0.4を分数にすることもできます。0.1が1/10ですから、0.4は4/10ですね。
分数の割り算では、割る数の分子と分母を逆にした数を掛けます。そして分数の掛け算では、分子と分母をそれぞれ掛け合わせます。
4/5÷0.4
=4/5÷4/10
=4/5×10/4←4/10の逆数を掛ける
=(4×10)/(5×4)
=40/20←分子と分母を20で割って約分できる
=2/1
=2
どちらの方法でも、答えは2になります。
負の数の掛け算と足し算
次に、2×(−2)を計算します。
負の数の掛け算のルールは次のようになっています。
<答えの符号の決め方(掛け算編)>
・同符号どうしの掛け算の答え→正の数(+)になる
例:−1×(−1)=1
・異符号どうしの掛け算の答え→負の数(−)になる
例:−1×1=−1
2×(−2)は正の数×負の数なので、答えは−4になります。
これで式は次の形になりました。
4/5÷0.4+2×(−2)
=2+(−4)
最後に負の数を足す必要がありますが、「負の数の足し算は引き算と同じ」ように計算してください。
<負の数の引き算>
+(−■)=−■
今回の問題であれば、次のように計算できます。
2+(−4)
=2−4
=−2
まとめ
今回の問題に答えるには、様々な計算のルールを知っている必要がありました。
計算順序のルール、分数と小数の計算、負の数の計算は習う時期もバラバラです。一つでもルールを忘れてしまうと、間違った答えが出てきてしまうのがこの問題の難しいところです。
しかし、今回の問題がうまく計算できなかったとしても、落ち込むことはありません。ここで復習したルールを覚えておけば、正解できる問題の数は確実に多くなるからです。ぜひ引き続き、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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