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退職エントリ

2025年11月30日付で、新卒で入社して7年と10か月在籍した AWS Japanを退職します。有休消化の関係で10月24日が最終勤務日となり、12月からは新しい会社で働きます。端的に言えば転職です。その忘備録みたいなもの。

入社経緯

漠然と大学院に行き、特に何も就職について考えていなかった(自分の会社を持っていたため就活自体をするかどうかすら決めていなかった)タイミングで、AWSの技術サポートのインターンというものの存在を研究室の同期が教えてくれました。
とりあえずで応募し参加してみたところ講師の方が最強だったため『この人のいる職場なら楽しく働けそう!!!!』と感じて就活を決意。そのまま応募したら合格したので新卒として入社した、という背景があります。

なお就職したきっかけである講師の方とは入社したら一緒に仕事するのを目論んでいたものの、専門分野が少し違ったために仕事では直接的な接点がありませんでした。一緒にマジカルミライやプロセカライブには行き、チームを組んでプロコンに応募しました。解説記事はこちら

補足:入社タイミングについて

新卒で入社してから2025年11月30日まで7年と10か月在籍、という記述で何かの計算間違いかと思う人も居るかもしれませんが、2018年2月に新卒入社しています。
当時はAWSが経団連に所属しておらず、就活解禁のタイミングの制限も特に無かったこと、大学院を辞めて前倒し入社するというイレギュラーを会社が認めてくれた事から、当初の予定より1年2か月早く入社することが出来ました。何故大学院を辞めたか気になる人は直接会った時に聞いてください。
当事者の意見として、一般的じゃないタイミングで新卒入社することは全くお勧めしません。

技術サポートって何やってるの

主たる業務としては有償サポートに加入しているお客様からの問い合わせに対応するというものです。
仕様確認だったり不明な挙動の詳細調査、個別リソースや大規模障害の問題の調査や不具合の原因特定など、やる事は多岐にわたります。

主に対応していた技術領域

ネットワーク系のサービスでのサポートケースを主に対応していました。VPCやELB等がメジャーですが、僕が特に気に入って担当していたのはVPNやDirect Connectのトラブルシューティングです。

面白かったこと・身についたと感じること

AWSのサービスを利用するための知識というのは身について当たり前なので割愛します。それ以外について書きます。

多数のAWSサービスの仕組みに関する知識や知見

いきなり身も蓋もない事を言うと、世界有数のクラウド事業者のサービスの中身というのは、超巨大なオンプレミス環境です。そしてクラウドサービスの利用者としてお客様が意識しなくて済むレイヤーが増えれば増えるほど、AWS側の責任で行われる設計や運用の範囲が増えていくという事でもあります。
当然ですが、サービスの裏側の挙動や設計、仕組みについて分かっていなければ、問題が発生したときの調査というものも行う事が出来ません。つまりサポートエンジニアとして仕事をするには、必然的にこれらの内容を学ぶ必要があります。

超巨大なオンプレミス環境が様々な機能を実現するためにどのような共通基盤を持ち、どういった動作をしているか、ユーザーからは隠蔽されている各機能がどのように実現されているのか、といった事を沢山見る事が出来ました。

自分よりも遥かに知識や経験を持ち合わせた優秀な人間が多数集まり、莫大な時間を使って積み上げてきたものの中身を見ることが出来たのは、素直に楽しかったです。

様々なシステム構成例に関する知識

様々な会社が多岐に渡るシステムの動作基盤としてAWSを利用しているため、必然的に問い合わせで見るシステムも圧倒的にバリエーション豊かになります。
システムの設計というものは、ただ要件のみで決まるものではなく、積み上げた歴史や設計思想、しがらみといったものによる影響も強く受けますが、そういったお客様が築いてきたものを山ほど見ることが出来るサポートの仕事は非常に面白かったです。

相手の状況に応じて文章を組み立てるスキル

これはAWSに限らずサポートエンジニアの仕事をすると身に付くスキルかと思います。
詳細を書こうかと思いましたが文章の書き方資料と退職エントリをくっ付けても座りが悪い気がしたのでやめました。思い立ったら、自分が何を考えて仕事をしていたのか、という形で書こうかと思います。

次は何するの

サポートエンジニアという仕事を気に入っているので、対象となる製品はアプリケーション寄りになるものの、引き続きサポートエンジニアとして仕事をする事になっています。具体的な社名が気になる人は会った時に聞いてください。


10/25 追記

AWSサポートの回答品質が高くて助かる、というありがたい話がちょうどSNSに流れているので言及します。

僕は以前から、質の高いサポートの回答提供にはお客様が主体的に問題解決に取り組むことが必要であると考えていましたし、それは今でも変わりません。勿論どのような問い合わせであってもサポートエンジニアの職務として出来る限りのことはしますが、お客様が問題解決に向けて進まない限り、対応できることには限度があります。

なので、”良いサポート対応をしていただけた!”と喜んでいる方々は、『自分が適切な問い合わせを行い、主体的に問題解決に取り組み責任を果たしたんだ』という事も誇ってほしいと常々思っていますし、AWSサポートの評判は利用者のレベルの高さにも支えられているのだと思います。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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退職エントリ|T.Kono
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