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畑のじかん

北関東の田舎で畑をやりながらのんびり暮らしています。

伯母のこんにゃく作り

2010年12月05日 23時00分00秒 | 料理&加工
今日は黒豆のカラ外しと伯母のコンニャク制作の見学です。

ニョーボの生まれ住んでいるこの県では、郷土の名産や偉人、史跡etc.をよみこんだ”上毛かるた”というものがあります。
その中に、あるのが
 『ネギとコンニャク下仁田名産』
ネギというのは”下仁田ネギ”を指します。コンニャクは、近年巷で色々物議をかもしているあの会社…マンナンライフはわが県に本社があるのでした。
(でも、やっぱり製品&会社は悪くないと思うんです。どんな食べモノか見ただけで分かるではないですか!?)

ニョーボの亡母はコンニャク芋から作る手作りこんにゃくが得意でした。
残念ながら、ちゃんと作り方を教えて貰う前に亡くなってしまいましたが…
今はネットで検索すればいくらでもレシピは出て来ますが、やはり自分の目でちゃんと見ないと覚えられない。

いつか、と思っていると駄目なんですよね。

…という訳で、今年こそ!と、伯母に「作る時は見学させて!」とお願いしておいたのでした。


さて、昨晩「じゃ、明日、作るからね~」と電話をもらい、さっそく朝から伯母の家へ行くと
前の晩から皮をむいて水につけてあるコンニャク芋がありました。
収穫してからそのままで保管してあるので、乾き過ぎている事と、汚れを落とすためです。

 タワシでこすって、包丁で黒いところ(皮)を取ります。
生芋の状態はアクがかなり強いので、素手で扱ってはイケマセン。

まずは、
 1cm位の厚さにザクザク切って、
 熱湯(塩無し)で茹でます。

 結構火の通りは早い。
 竹串がすっと入るようになればok。
(長いもと里芋の中間のような感触です)


 
生のコンニャク芋1kgにつき、炭酸ソーダを30gを(予め測っておく)熱湯で溶いておく。

今回はコンニャク芋は1.2kgありまして、伯母は「大体だね~」と35~40g位を計ってました。


さて、芋が柔らかくなったら、茹で汁ごとミキサーで砕きます。
 (アツアツなので、水を少し足しながら)
茹で汁は全部使います。



大きなバケツ(または鍋)を用意して、ミキサーで砕いたコンニャクをあけます。

(ちょっと固めのふのりくらい?でも冷めてくるにつれどんどん固くなります)


途中、木べらでかき回すと砕ききれなかった芋のカケラをみつけることがあるので
 それは拾っておかないとマダラなコンニャクに。

ミキサーにもコンニャクが凝固してつくので、最後はぬるま湯を入れて回し、きれいに取ります。

ここまでは
 ねっとりと白濁したゲル状。少し甘い、芋の香りがしています。

さて、ここからは手をとめずに手早く。

溶かしておいた炭酸ソーダを一気に入れて、急いで木ベラでかき回します。

いきなり色が透明になってきて、

 コンニャクそのものの香りに変わります!

木べらでよく全体を混ぜながら、水を足したり固さをみる…やはりココが一番難しい!

動画に撮ってみましたが…(画面が暗いですね)

 これではまだ固いそうです。

とはいえ、冷えて来るとどんどん固くなりますし、ここは経験で覚えるしかなさそう


よく混ぜたら、
 熱いうちにバットに広げて冷まします。
このバット1枚でコンニャク1kg分(生芋)位ということでしたが1.2kgあったし(もっとあったのかも?)
 バット1.5枚分になりました。

広げているとまたコンニャク芋のカタマリを発見することがありますので、それを素早く取ります。
 木べらで撫でつけて、キレイな面にします。

完全に冷めたら、バット1枚につき12個くらいの大きさに切り(あまり大きいと中まで火が通らない)
ふたたび熱湯で2~30分茹でて、茹で汁に入れたまま冷まします。
(途中、かなり膨らみますが、冷めるとまた縮む)


バケツや木べらを洗うのに、伯母の裏庭の井戸を借りました。
 伯母の家は築100年以上!井戸水もやまねこ家の様にモーターではなく昔ながらの手動汲み上げ機がついてます。
なつかし~!!

更に、ブロックを積んで焼却炉までありました。

(伯母は小さいゴミなどはここで自家焼却してしまいます。昔の田舎はみんなそうでした)



黒豆は次回。





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