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【警戒!マダニ感染症】北海道で初確認 全国の飼い主が今すぐすべき対策 #エキスパートトピ

石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
写真:イメージマート

北海道は7日、道央在住の60代男性がマダニ媒介感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に道内で初感染したと発表しました。

男性は7月末に発熱や頭痛、下痢を発症し入院、現在は回復傾向。潜伏期間中に道外訪問はなく、草木に触れる機会がありダニにかまれたと証言。

SFTSは2013年に国内初確認後、西日本中心に拡大、近年は東日本にも広がり人の致死率6.3~30%。有効な薬やワクチンはなく、ネコなどを介して感染し死亡例もあります。

飼い主が注意すべきこ対策を見ていきましょう。

ココがポイント

マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、北海道が7日、道央地域に住む60代男性の感染
出典:産経新聞 2025/8/9(土)

「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、県内在住の70代男性が感染したと発表した。県内で人の感染確認は初めて
出典:茨城新聞クロスアイ 2025/8/8(金)

2025年7月、神奈川県と秋田県がそれぞれ、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の患者が確認されたと発表しました
出典:メディカルドック 2025/8/4(月)

エキスパートの補足・見解

SFTSがこれまで西日本中心の感染症と考えられてきた一方で、この夏には秋田や北海道でも人の感染が確認されたことは、全国の飼い主やアウトドア活動をする人にとって非常に重要な警鐘です。

今回、北海道道央地域での初感染が確認された事実は、ウイルスを持ったマダニの生息範囲が全国規模に広がりつつあることを裏付けています。SFTSは致死率が6.3〜30%と高く、有効なワクチンや特効薬もないため、予防が最も大切です。

特にペットを飼っている場合、飼い主が猫や犬から感染することがあるのです。SFTSに感染した猫や犬にかまれなくても、体液から感染することもわかっています。猫は完全室内飼い、犬には動物病院で処方されたダニ予防薬を使用することが必要です。市販のダニ予防薬は効果が低い可能性があるのです。

また、飼い主自身も猛暑ですが草むらや山林、畑などに入る際には長袖・長ズボン、足を覆う靴を着用し、虫よけスプレーを活用することが望まれます。

全国的な感染拡大の流れを踏まえ「西日本だけの病気」という認識を改め、地域を問わず日常的な対策を講じることが命を守る第一歩です。SFTSについて、情報をバージョンアップしていくことが大切です。

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ありがとうございます。
まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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