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さらば ゆとり教育 A Farewell to Free Education (Kobunsha Paperbacks 116) Paperback – January 24, 2008


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「みんな同じ」から「みんなそれぞれ」の時代へ

 日本人は明治時代から100年間、「画一平等」でいいと思ってきた。画一平等はつまらないし、苦痛だ。それでも我慢していれば、みんなと同じように洗濯機やテレビ、マイカーを持てた。
 経済成長の時代には、より金持ちになりたいという目標を共有できたが、成熟社会では、「金持ちになろう」は万人の目標となりえない。共通の目標はなくなり、個人によってさまざまな生き方が選択可能になった。東大を卒業して一流企業に勤めるのも幸せなら、フリーターとして自由気ままな生活を送るのも幸せなのである。要は「みんなそれぞれ」という考え方で成り立っていけばいい。
 そういう時代に自己実現するための教育が「ゆとり教育」なのである。共通に学ぶ知識を最低限に抑え、好きなものが見つかった時点で学ぶことを選択し、「好き」を伸ばしていくことができる。これこそまさに文化的な教育である。少なくとも、私はそう信じてきたし、今でもこの考えに誤りはなかったと思っている。
 それなのに、日本人は「ゆとり教育」に別れを告げ、再び「画一・詰め込み教育」に戻ろうとしている。本当にそんなことでいいのだろうか? 

About the Author

寺脇 研[てらわき・けん]
映画評論家、京都造形芸術大学芸術学部教授。1952年福岡県生まれ。1975年、東大法学部を卒業後、文部省に入省。初等中等教育局職業教育課長・広島県教育長・高等教育局医学教育課長・生涯学習局生涯学習振興課長・大臣官房審議官などを経て、2002年より文化庁文化部長。2006年10月、退職。主な著書に『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(扶桑社)、『格差時代を生きぬく教育』(ユビキタスタジオ)、『韓国映画ベスト100』(朝日新書)他多数。

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Top reviews from Japan

  • Reviewed in Japan on May 29, 2015
    Format: Paperback
    量産型社会人の育成から個性派社会人の育成へと転換を図ろうとした。その意図は分からなくもない。しかし、余りにも浅慮な教育観しか持っていなかった彼(正確には当時の文科省)が打ち出した愚策があの「ゆとり教育」だった。

    個人がやりたいことを見つける時間があまりないのは事実。しかしながら、大多数の人にとって、やりたいものというのは、やり続ける事ができるものがあるからこそ、見つかるのではないだろうか。順序が逆だろう。

    スポーツ選手や芸術家のような仕事は経済的な出世街道からは外れているのかもしれないが、こういった職業で成功を収めている者達は、ほぼ例外なく、少年・少女時代からこれらの事に興味を持ち、継続的な訓練を行う事でプロへと成長している。

    しかし、こういった世界で成功する人物というのは本当に僅かで、それ以外の人物はむしろ厳しい生活環境に晒されている。大多数の人は普通に企業等に就職した方が良い場合が多いだろう。

    昨今では「やりたいものが見つからない」といった声が多く聞く。「やりたいものが見つからない」のは、「やり続けることができるもの見つけていない」からだ。これも授業時間を削減したゆとり教育の弊害なのだろうか。

    また、どの職業でも、訓練の過程においては厳しい訓練というものもあるが、こういった訓練にゆとり教育で育った人たちはどこまで耐えられるのだろうか。訓練に耐えられるだけの精神力が無ければ、続ける事ができるものというのはなくなる。

    訓練に耐えられる精神とその能力を養う事が出来なかったゆとり教育を生み出したミスターゆとり文科省、寺脇研の罪深さは、いくら語っても語り尽くせないほどだ。

    このような者が二度と教育行政の場に就くような事体がなくなることを願う他ない。
    3 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on January 25, 2008
    Format: Paperback
    端的にいうと著者が推進したゆとり教育が見直されたことへの捨て台詞です。
    ゆとり教育を導入しなくても学力は低下した云々、ゆとり教育を受けた世代と
    対話したが、学力不足は全く感じられなかった等など。情緒的な主張のみで、
    定量的なゆとり教育の成果が示されることはありません。結局著者の望むゆ
    とり教育とは、超エリートと一般労働者を峻別する、云わば、人民統制政策の
    手段として位置づけていたとしか思えません。報道によると、著者は、ご子息
    をゆとり教育の公立学校ではなく、エリート養成の私立学校に進学させたとの
    こと。また、フリーターが世の中を変えると語った舌の音が乾かぬうちに、著者
    ご自身は退官直後、在日エリート養成のためのコリア国際学園の理事長就任
    されました。著者の政策が詭弁以外の何物でないことを物語っています。
    61 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on March 10, 2009
    Format: Paperback
     カスタマー・レビューでの評価が散々だったので、あまり期待しないで読んだのだが、どうしてどうして結構面白かった。こちらの背景知識が乏しかったせいもあるのかも知れないが、所謂「ゆとり教育」なる新学習指導要領実施が当時のPTA組織の支持があったこととか、当時の鳩山邦夫文部大臣の果たした役割、経済産業省が京大の西村和雄教授らのグループに「ゆとり教育」批判の論文を書かせた件だとか、結構ドロドロした恨み辛みの裏話満載である。

     櫻井よし子氏を「エリート教育重視の立場からゆとり教育を批判している」としながらも、その一貫した姿勢を評価している。他方、左翼系の批判者たちには、かつて「詰め込み教育」批判していた立場からの二枚舌ぶりに強い軽蔑感を表明している。

     又、本論にはあまり関係ない話だが、著者が文部科学省から肩たたき(退職勧奨)にあった場面など、よく書いてくれた!と思うほど。

     スラスラ読める文体だし、「ゆとり教育」を批判したい向きは、推進派中心人物の言い分をひとまず読んでおいたほうが良さそうに思う。

     でも、確かに文中頻繁に挿入される用語の英訳は少々うるさくて、あらでもがな(−−;)
    13 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on August 18, 2008
    Format: Paperback
    詰め込み教育ではなく、個性を伸ばすための教育。
    それがゆとり教育であることはわかりました。
    しかし、基礎的な教育がないがしろにされてしまったことへの反省がありませんね。
    応用はしっかりした基礎があってのことだと思いますが。
    それと疑問なのですが、なぜ英単語がつけられているのでしょうか?
    7 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on June 29, 2009
    Format: Paperback
    自分のやって来たことは正しいという、ただの言い訳じゃないか。内容も浅はかで、国民をなめきって馬鹿にしているとしか思えない。こんな奴が日本の教育を動かしていたかと思うと、本当に情けない。こんな本出さずに、じっと黙っていたほうが、はるかに良かったと思う。こんな無責任な奴だったんだと、認識を新たにしただけだ。見苦しい。
    40 people found this helpful
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  • Reviewed in Japan on February 2, 2008
    Format: Paperback
    タイトルを見て、ムッとした。ゆとり教育の旗振り役が逃げたのか?と。中身を読んでも、怒りはおさまらなかった。寺脇さんは、映画文化の世界にそれないで、平の役人に戻っても文科省にとどまり、ゆとり教育がきちんと定着するまで文科省と戦うべきであった。退職金をもらったことを非難するつもりはないが、責任放棄の言い訳どころか、負け犬の遠吠えである。寺脇さんしか、その仕事はできないはずだ。あなたが逃げたこともあって、日本の教育は、ついに方向性を見失った。

    この本は、ゆとり教育失敗懺悔録ではなく、反ゆとり教育派を酷評しているだけである。こんな内容なら、あなたがこの本で酷評している文部省記者クラブのダメ記者にも書けるぞ。
    「ミスター偏差値」(当時の担当記者たちは「ミスター偏差値追放」と書いたはずだが)のあなたは、詰め込み教育を受けてきた私たちの英雄であった。日本の教育はきっと変わる。そう信じたからこそ、当時の担当記者たちは朝日から産経までみんなあなたを応援した。当時、文部省を訪れた中学生に、「君たちが大人になったとき、昔、偏差値というバカなものがあって、そんなとんでもない物差しで人生が決められていた時代があったな、と言わせてみせるよ」というような趣旨の話をしましたね。今となってはその思い出がむなしく色あせたわけですが、寺脇さんにはせめて、なぜゆとり教育実施が頓挫したのかの内幕を語ってほしかったです。それが現場から離れた行政官としてまず最初にやるべきことなのでは?

    寺脇さんらしいな、と言えばそれまでですが、ちょっと勝手な思いこみも随所にあります。日P(日本PTA)がゆとり教育を支持したからといって、日本の親たちみんなが支持したと書くなんて、現実離れしてますよ。日Pは生活に余裕のあるひまな大人たちの集まり。生活に追われ、教育費捻出にも苦しみながら、なんとか学校、公教育に期待を持ちたいと思っている親たちの声は反映されていません。あなたが声をかけても、記者クラブの連中が取材に動かなかったのはむべなるかな、であります。
    あなたは今こそ「ゆとり教育復活宣言」を書いて、中教審の委員にでもなって、官僚としての責任を果たしてください。期待してますよ。
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  • Reviewed in Japan on February 5, 2008
    Format: Paperback
    いわゆる「ゆとり教育」の発案者、推進者が現状を憂えて、自分の戦歴みたいなものを著しています。最後にも「空論で動く人間はもう相手にしない。私は闘っていく。」と締めくくられています。著者の教育理念に共感しつつも、この書物の著者の闘う視点には違和感を感じます。政策立案は旗振り、どんなに旗振っても現場の教師、保護者、生徒が理解して、そう行動するかは、別の問題ではないでしょうか。正しいと思うことを上からもの言う、独善も感じます。何かおかしい、どうにかしないとと感じている現場の教師を最初の強烈な味方にしないと、声に耳を傾けないと教育はすすまないのでは。参考にさせていただきます。
    10 people found this helpful
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