自分とは誰なのか?(MBTI、ビッグファイブなど)
雨天です。
自己探求のテストをいっぱいしました。
それをもとに自分がどういう人間か理解し、今後どう行動していくか、何を変えていくか、などなど何かに役立てるために、そのテストの結果を見ていろいろ考えていきたいと思います。
MBTI
MBTIと記述してるけど16タイプ診断みたいな名前のやつです。
多分計8回くらいやったことあるけど、自分がちゃんと記録に残していたのが3回でした。結果は、1回ENFJが出た(というか出した)以外は全てINFJでした。
2021年2月(おそらく2回目か3回目)
INFJ-T?
内向型(I)69% 直感型(N)74% 道理型(F)55% 計画的(J)54%
神経性は記録なし
2022年1月
INFJ-T
内向型(I)79% 直感型(N)67% 道理型(F)56% 計画的(J)57%
慎重型(T)65%
2023年3月
ENFJ-A
外向型(E)61% 直感型(N)84% 道理型(F)75% 計画的(J)65%
自己主張型(A)56%
質問が広義に捉えられる側面もあるし、どの質問が何を問うてるかも大体わかるからなりたい自分になれてしまうし、もうやらないかもしれないです。
初めてこのテストをやったのが3~4年前なので、はっきりとはしないですが、INFJの性格に関する記述を読んで感動したのを覚えてます。自分でもよくわからない性格をわかりやすく説明してくれる上に、自分が捉える性格よりも肯定的なものだったので、自分を理解して褒めてくれている気がしました。
あと、このテストで捉え方を変えた部分も多く、言葉に出したことはないし、めちゃくちゃ明確でもなかったけど、何となくずっと他人の見てる世界の浅さに失望し、他人を見下していた節がありました。けど、むしろ自分がとんでもなくマイノリティな人間であってあれこれ考えすぎだし、他人は他人であり、仮に見てる世界が浅かったとしてもその分自分には出来ていないことが出来ているのだと納得しました。
自分の望む美しい世界への固執もだいぶ薄くなりました。
自分のNi、Feという心理機能の説明を貰えたことで、自分から見えている他人像を結構信頼していいなと思えました。もちろん自分の持つ他人の印象なんて決めつけでしかなく、本物のその人ではないしそれでその人を虐げるようなことをしてはならないと思うけど、ただそういう留意は自分の中でちゃんと出来ているし、自分の中の他人像を信じて行動していったほうがいいな、とこのテストのおかげで思えました。
ビッグファイブ
記録していたのが3回。おそらくやったことあるのもこの3回だけ。
2018年10月
2019年9月
2023年5月
3回目に使ったサイトをもとに単語を用いると、
創造性以外は一貫していて、内向的で勤勉的、若干情動的で協調性がほぼ真ん中。という感じですね。
各要素の特徴と自己評価を照らし合わせてみます。
内向的はその通りです。自分や他者の内面に関することばっか追求しています。社会制度の正当性などはよく考えますが、それも自分の理論っちゃあ理論なので内向に当たるんですかね。とにかく実践的な外への働きかけとかほぼしないし、他者との交流もめちゃくちゃ避けるし、途轍もなく個人主義者だと思います。
勤勉性は誠実性・統制性ともいわれます。勤勉な自信は一切ないけど、自分の信念は大事にしたいし、ファッションでも学問でも秩序的なほうが好みです。ただ、秩序の破壊もそれはそれで好きです。お笑いが好きなのですが、コントの中でいきなりメタ的なボケが入ったりするのが好きです。ただ、継続的な秩序の崩壊はあまり好きではないです。ずっとメタネタ繰り返すような。
協調性は自分の中で両極から押し合いをしてるのが伝わってきます。他者に協力したい自分と誰にも介入されたくない自分。
情動性は反対に論理と感情が仲良くしてます。そもそも自分は論理と感情を相反するものだと思っていなくて、心の奥にある感情を、論理的に理解し論理的に表出する場合と、感情的に理解し感情的に表出する場合、この二つが主で、理解は論理→表出は感情、理解は感情→表出は論理、というレアケース二つ、あわせて四つのパターンがあるだけで、根っこは全部感情だと思っています。自分は理解論理→表出感情以外はどれも割とある気がするし、論理と感情は良好な関係です。
創造性は安定していなかったのでここでは保留します。
それぞれの値を二元的に考えるSLOANモデル(?)ってやつではRLOAIとRLOANにあたりますね。
他人の邪魔になるのを気にしすぎて活力がない、というのがどちらにも共通する核のイメージですかね。どっちの説明もわりかしあってました。
そう消極的にはあまりなりたくないけど、なりがちなのは事実かも。
エゴグラム
おそらく7回やったことがあります。全部記録に残っています。
左からCP、NP、A、FC、AC
2020年11月 BBBAB
2021年 1月 CABBB
2021年 3月 CAABB
2021年 6月 CBACB
2021年11月 CCBAB
2023年 3月 BAABC
2023年 6月 BBABA
自分が思っている自分とは全部ちょっとずつ違う気がします。芯食ってないというか。NP(養育的な親)が高い結果の際に、「人に頼られる」という記述がよく出てくるのですが、ほぼ頼られたことないです。あと、FC(自由奔放な子ども)は絶対高くないです。2回FCが高かったですが、どちらも自分と真逆な人間の説明に見えました。もしかしたら、自分が演じようとしている人間がこういう人間なのかもしれないです。
一応2021年3月のCAABBという結果が一番中間っぽくて、パターン名でいうと台形型Ⅱですね。書籍とネットで調べたところ、このタイプは他者への奉仕精神は強いが、自己犠牲的になることもあるし、もっと自分の人生を生きたほうがいいといった感じの文章が多かったです。これはまあわかるかも。
Aは自分の中で高い印象があるけど、それ以外の要素は安定してない感覚があって、やるたびブレるし、自分を理解しやすくするためにこういう診断しているのに、自分が何をどう考えているかもぐっちゃぐちゃになる気がするので、自分の自己分析にはあんまり向いていないかもと思いました。
ただその中でも読み取れたのが、おそらく自分の中での優先順位が、
理性(A)>人を助けたい感情(NP)>その他
なのではないかということです。人を救いたい・人のためになりたいという気持ちはあるけど、それよりはるかに強い力で、「救いたい」はただのエゴじゃないか?浅はかな考えで人の自然的な行動をねじ曲げようとしているんじゃないのか?って理性で押さえつける自分がいるのかなと。
万人が救われるための思想を組み立てるよりも、実際に何か人を手助けしてる人のほうが偉いと思うから、自分自身のことを優しくていい人間だとは思っていません。
命を差し出して誰かを救えるならなんの躊躇いもなく命を捧げる覚悟は常に持ってるけど、そんな機会なんて現実的に訪れるはずもないし、かといって理論で人を救えるほど大きな人間でもないし、みたいに結局何にもならないまま勝手に苦しみ続けている気がします。
理性からもっと開放されたほうがいいのか?でも自分にできることは理性による救済なんじゃないか?よくわかりません。
エニアグラム
2回やりました。
2023年4月 5w4 △541
2023年6月 1w9 △154
正直自分を語る記号は何でもいいのですが、本当に微妙な差で1w9 △154のほうが近いかなという感じでした。
なにより大事なのは善であることで、その善が自分だけの善にならないように、外部の情報や知識も集め、能力を高めようとしている感じかもしれないです。
とにかくタイプ1と4と5の要素が強く、トライタイプは145から派生するどれかみたいです。すべての性格に関する記述で一番トライタイプ145の説明がしっくりくる気がします。人とかかわるのめちゃくちゃ苦手だし、哲学するし、理想と現実の狭間にいるし。
統合先・退行先というエニアグラムの考えでは、タイプ1はタイプ7が統合先、タイプ4が退行先で、タイプ5はタイプ8が統合先、タイプ7が退行先ですね。タイプ1の統合先とタイプ5の退行先が一致してしまっているのでどう捉えたらいいかわかりませんが、エゴグラムのFCとタイプ7を結びつけて考えると、おそらくストレスたまったり自分に自信が持てなくなるとタイプ7のほうに逃げているのではないかと思います。自分の中の情熱が動力源になっているときの自分が好きなので、ここではタイプ8を目指すつもりで、タイプ7のように楽観的になりすぎないようにしたいと思います。
ソシオニクス
2023年4月に1回だけやったことがあります。IEE(ENFp)になりました。
質問が曖昧で難解だったからか、あまり当てはまっていなかったです。EIE(ENFj)とEII(INFj)はわりかし当てはまっていた気がします。まあほぼMBTIみたいなものだし、あまり自分がどういう人間かについての考えはあまり深まりませんでした。
シュプランガーの価値類型
権力・経済・社会・審美・理論・宗教の6つのうちどれを大事にしているかみたいなやつです。最近知ったから2023年6月に2~3個まとめてやってみました。それらを総合的に考えると、
理論=審美≧社会>その他
みたいな感じでした。
理論は論理的に思考し真理を追求し、審美は感性を信じ美を追求する、社会は協調性を重視し調和を求めるといった感じです。
それぞれエニアグラムでいうタイプ5、4、9に似ている気がしました。
理論と審美に共通するのは他者関係において閉鎖的で個人主義的なところですかね。社会の要素は、積極的に関わりにはいかないかもしれないけど、おかれた場での人間関係を円滑にしてくれる役割を果たしているかもしれません。
このテストも、そういうものであって、どこをどう変えるとかはないかも。
まとめ
全部が一様に同じような結果を示すわけでもなかったので、そこにある違いは何なのか、自分の多面性なのか、受けた時期によって結果が異なるのは成長なのか変化なのかそれとも別の理由なのか、とかとか考えることは尽きませんが、なんとなくの自分自身に対しての認知の変化をいくつか書いていきます。
・自分は自分自身の発想力に少しだけ自信あったけど、おそらくめちゃくちゃ得意とする部分ではないです。あっても、決まりきった枠組みを基準に、その基準の是非を平等に検討できるくらいですかね。だから、その基準に非を唱えるときは革新的で奇抜な意見になりうるというだけで、無からの発想ではないかもしれないなと思いました。
・自分は不安定さが欠点であることがわかったと同時に、これはある程度は改善できるなと思いました。逃げも甘えも別に苦手じゃないし、自分自身で精神を戻す練習も最近しています。OKです。
・あとは自分自身について明確に言葉で理解したことで、世界や他人への関わり方に自信が出ました。自分の立ち位置が少し歪んでいることに気づけば、他人が歪んでいるかどうかもちゃんと見極められると思います。
・さすがに理性が強すぎるから、その行為に意味があるかとかないかとかより、自分がやりたいこと、情熱を持ったことならやろうと思いました。
・意外と自分にとって社会的価値を追い求めることも重要だなと思いました。社会を汚い世界だと否定してたとこあるけど、様々な人間の価値観が合わさって積み上がってきた社会は決して無価値なものではないし、そこで自分の価値を高めることが自分の望む世界を作る手助けにもなるなと思いました。社会的価値に固執だけは絶対しないけど。
自分結構あとからもっとこういう考え方しとけばよかった的なの思いつくので、しばらく後にはこの診断結果全然違う使い方してるかもしれないけど、とりあえず今はこんなところです。
以上です。
(4900字!?)


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